今回の記事は間取りづくりの際の、一つのポイントをご紹介いたします。
何かというと、
- 間取りを考える時に、悩んだら、階段を考えてみる!!!
です。
今回も実際の間取り実例をつかって説明しますね。
実例は、、、階段の話なのですが、、、解り易いのでシンプルな平屋の間取りをつかっていきます^^;
是非、間取りの発想方法の一つとして読み進めて行って頂ければと思います。
…
間取りは階段がポイント!?
はい、“間取りづくりで何がポイント??”と聞かれた時に色々な設計士さんから出てくる一つの要素として“階段”があります。
お施主様が
- 『何となく、間取りがしっくりこないな~!!』
- 『この家、無駄が多い気がするけど…』
と思った時に、
階段を見直して頂くと『あ、これこれ!』となる可能性も多くあるように思いますので、是非、ご参考頂ければ幸いです。
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この記事では、【平屋,固定階段,小屋裏部屋の間取り】で、“階段を一部切り離す”という事をしていますが、
今回の方法以外にも、
- 階段の形を変える
- 登り口を反転させる
- 位置を変える
などを考えていただくだけでも色々な発想が生まれてきたりしますので、“階段を変える”という発想は持って頂ければと思います。
【BEFORE】間取り実例
はい、では早速話を進めていきたいと思います。
先ずは元々の間取りをご紹介しますね。
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と言っても、実際の間取りとは変えてますし、悪い所はそこまでありません。あくまで“階段を変えると”という話をする為にご紹介します^^;
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【↓↓平屋+小屋裏部屋の間取り実例↓↓】
です。
【間取りの解説】―――
簡単にこの間取りを解説すると、
平屋の間取りに一部、小屋裏部屋を設けている設計です。
特徴的な要素は、ラップサイディングやカヴァードポーチといったアメリカンな家の外観です。
【↓ラップサイディングやカヴァードポーチはこんな感じ↓】
[間取り概要]
また、間取り概要として、
- 一階の平面図で約75㎡(22.7坪)
- 小屋裏空間で約29㎡(8.8坪)
です。
二階部分、小屋裏部屋の天井高は2部屋ともに
- 一番高い所でH=1800㎜
- 一番低い所でH=2500㎜
の空間になっています。
*上の図面で解り易いように、小屋裏空間の断面図も入れておりますが、現状の大きさでも、人が立てるスペースはあります。
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平屋を建てるためには、お敷地がある程度必要ではありますが、部屋数や利用方法を考えて、
『二階建てではなく、平屋にしてみる!』
という発想も面白いですよね。
“あこがれの平屋”ですね^^
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【AFTER】階段を変える☆
ではでは、
この間取りのままでも“良い感じ!”だとも思いますが、
- “階段をつかってこういった風にも出来る!”
を見ていきたいと思います。
…
先ずは改善案を見てみましょう。
【↓↓↓改善案↓↓↓】
です。
どこが変わったかお判りでしょうか^^;
はい、
階段です。
【間取りの解説】―――
ポイント①:階段を分ける
ポイントは、下の図面で色付けした所で、
- 階段を途中で別ける
↓ - 小屋裏(納戸)空間を広げる
です。
階段の途中から納戸に入る設計なので、元の図面よりも床が低い位置になります。
その為、この間取りであれば、納戸スペースにゆとりができ、横幅を広げる事も出来てきます。
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解り難いので、イラストで何処がひろげられるかを見てみて下さい。
↓↓↓
*黄色ライン:最初の間取りよりも広げられる空間
このように
- 小屋裏空間へいく階段を途中で別ける(図の白い部分)
↓ - 納戸(黄色の部分)の面積を広げる事が出来ます。
*人が立っても、より大丈夫なスペースが確保できます。
…
如何でしょうか。
こういった階段の分け方もあると感じて頂ければと思っておりますが、こうすることでの注意点もあります。
何かというと、
階段を途中で別ける事で、一部の一階の天井が下がる。
という事です。
今回の間取りで言うと、
↓↓一階の天井が下がる所(赤い範囲)↓↓
と、赤い部分の天井高が下がります。(30㎝程下がります。)
…
その為、天井高を下げても良い場所の検討は必要かもしれません。
また、デザインとして、どのように一階の天井(下げた所)をおさめるか?
も大切な要素になってきます。
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間取りで階段を考える!
はい、階段を変えた間取りは如何でしたでしょうか。
階段は、
“一階から二階へあがるために必要なもの”
ぐらいの発想になりがちですし、むしろ間取りを考える時には邪魔な存在!ともなりがちです^^;
ですが、もう少し自由にして頂くことで、『そっか、、、より快適な家になるかもしれないな~』と少しでも思って頂ければ幸いです。
冒頭でもお伝えしておりますが、
今回の改善案は“階段を別ける”ということをしていますが、そもそも、
- 階段を置く場所
- 向き
- 登り方
の3つを考える事だけでも間取りが思いのほか良い方向にいくこともあるかと思います。
【知識:階段の役割】―――
また、階段のその他の役目として、
- インテリアとして捉える
- 吹抜けとセットで設ける事で、明るさを確保するためのもの
などの考え方もあったりします。
無くす事は出来ないものですし、間取りを考える時には邪魔な存在になりがちな階段だからこそ、色々と考えて頂ければとも思っております。
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【注意点:階段の形が既に決まってる??】―――
階段を考える時の注意点もあります。
それは、建築会社さんの中には、
- 階段の形がそもそも初めから数種類で決まっている。
- 階段を自由に変える場合、費用UPが何十万円とかかる。
所もあります。
*普通の建築会社さんであれば、費用UPは殆どない事も多いのですが…
その為、例えば、上記のような階段を変えるということで、『それはできません!』となる場合の会社さんも出てくるかと思うので、会社ごとに確認が必要です。
打合せのタイミングで(契約前までに)
- 『階段って、自由に形を変えられる?』
- 『その時の費用UPはない??』
は聞いておきたいところで、それをしておかないと、
- 構造計算が必要:会社によってですが20~50万円の追加費用
- 階段の追加費用:10万円
などの思わぬ追加費用がかかる場合が出てきたりしますので、確認はしておきましょう。
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間取りアドバイスも階段で変わる
はい^^
今回の話をさせて頂くきっかけでもありますが、Rebroathomeでお受けしている間取り相談では、階段の位置と形を変えることで色々なアドバイスが出来る事も多くあります。
折角の注文住宅ですので、間取りを考える際には、是非、この“階段を変える”も一度検討してみて頂ければと思います。
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↓↓間取りの参考記事はこちら↓↓↓
参考記事01:北側道路の土地の間取りの取り方
参考記事02:その間取り、トキメク間取りになってます??
参考記事03:天井が高い家をつくって明るくしたい!は吹抜けが正解??
先回の記事:欠陥住宅は何故おこる??
先々回の記事:潰れる会社、残る会社
…
【絶対!素敵な“家”にする!vol2】-間取り-
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