これからの家づくり ハウスデザイン

天井が高い家をつくって明るくしたい!は、吹き抜けが正解??

投稿日:2017/08/21 更新日:

天井って高い方が良いのかな??

今回は家の天井の高さに関しての話。

『天井が高いって良いわね~』と思わずCMを思い出してしまいますが、今回の話は、もう少し実用的な家の天井高の話をしていきたいと思います。

家の天井を高くして、明るく、開放感を出したい時に、吹き抜けが正解なのか?

という話です。

因みに、

天井を高くする=

  • 吹き抜けを設ける
  • 標準仕様の天井高2400㎜から、仕様UPして1階の天井高を2600や2700㎜にする

の2つが一般的な話ですね。

天井を高くする??

さて、先ずは、天井を高くする理由を考えてみたいと思います。

“天井が高い家って…”のCMのご夫婦のように、なんとなく家の天井を高くしたい方もいるとは思いますが、天井高を上げる具体的な理由をあげると、

  • 家族の身長が高く、標準の2400㎜の天井だと狭さを感じる。
  • LDKの圧迫感を無くしたい。
  • 付けたい照明があり、その為に天井を高くしたい。

などの理由が考えられるように思います。

また、

今回の記事でメインでお話しますが、

家の天井を高くする最も多い理由は、LDKに日(光)を入れて明るくする。

だと思います。

Rebroathome02

“明るさの確保”をするための立地

先ずは、日当りを考えなければいけない前提条件を話していきます。

イラストを見て頂ければと思いますが、

西側接道と北側接道の土地

イラストのような土地に家を建てる場合、明るさを確保する為に、何らかの対策が必要になります。

以前のブログでお伝えしましたが、第一種低層住居専用地域というエリアなどであれば、イラストのような計画でも

  • そもそも周辺環境が密集しない
  • 建てられる家の高さが決まっている

などの制約が土地にあり、今回の話は必要が無いかもしれません。

*参考リンク:土地を買うなら第一種低層住居専用地域?

因みに、東側道路の土地の場合、朝日を取り入れる事が出来るケースもあるので、ケースバイケースかもしれません。

吹抜けにする事の3つのデメリット

明るさを取り込むために一般的に多くの場合で採用されるのが“吹抜け”です。

例えば、

吹抜けをとって、日当たりを確保する!

このイラストのように吹き抜けを取れば、密集した家でも、上からの光を取り込む事が出来ます。

では逆に、

吹抜けを付ける事での問題、デメリットはないか?

ですが、実は、気にしないといけない事が3つありますので、順番に説明をしていきたいと思います。

デメリット①.日が入りすぎたり、日射のコントロールがし難い。

一般的に言われる吹抜けのデメリットは、

  • 逆に日が入りすぎる事
  • その日差しを簡単にコントロールできない事

が、一番最初に挙げられると思います。

『なんか眩しいな~、カーテン閉めようか。』

が、簡単に出来ないという事ですね。

ここを気にされている方も多く、家づくりの間取り相談で提案を見ていると、

“せっかくの吹抜けなのに、『窓の開け閉めができない』、『日が入りすぎる』が気になって、吹き抜け部分に小さい窓が2つぐらいしかついてない”

等もお見受けする事があります。

それだと、せっかくの吹抜けを活かしきれない場合も出てきます。

デメリット②.空調の効きが下がる

次に、

吹き抜けを取る事で、空調の効きが気になる。

ですね。

  • 夏であれば暑い空気は上に行き、上部に熱が溜まる。
  • LDKの空間として、体積が増えるため、エアコンの容量が増える事。
    電気代も気になる。
  • 冬の暖かい空気も上に行ってしまう。(冬寒い

等ですね。

ここら辺を気にされている方も多く、結果、吹抜けを小さく考える方もいます。

ですが、小さすぎる吹抜けは、逆に、その周辺のつくり方や窓配置がとても大切になってきます。

デメリット③.家が大きくなり、もったいない!

また、吹抜けを設ける事で、家の坪数が大きくなってしまう。

も考えておきたい所です。

家が大きくなる=建築予算が上がる

です。

逆に、坪数を変えずにしようと考えると、吹抜けを設ける事で、

  • 主寝室や子供部屋、納戸などの各部屋を少しづつ小さくする
  • 部屋を一つ1階に持っていく事

も考える必要性も出てきます。

上記3つのデメリットは予め考えておきたい項目ですね。

もったいない天井の高さの提案

吹き抜けを考える時はバランスが大切

はい、吹き抜けを設ける時に必要なのは

“バランス”

です。

  • 吹き抜けを大きくとり窓をつけすぎても、暑い。
  • 吹き抜けを小さくして、窓を小さくしすぎても、逆に暗くなる。
  • エアコンなどの効きを考えつつ、最適な大きさを考える。

ですね。

これらは、

  • 周辺環境の日当たりの条件
  • 土地の高低差
  • 家の仕様
  • 屋根の出幅
  • 間取りや窓配置

など、様々な要素があるなかで考える必要がある為、正解が難しいのですが、

例えば、

  • 日射シミュレーションが出来る所であればしてもらったり、
  • 内観パースや模型をつかってイメージできるようにしたり、

する必要がありますし、当然ですが、

最も重要なのは、提案をしてくれる担当者さん(設計士さんや営業マン)の提案力

だったりもします。

Rebroathome

必要な所まで天井を高くする!を考える。

では、ここで、

せっかく注文住宅を建てるのであれば、こういった考えも出来るのでは?

という話をしてみたいと思います。

先ずはイラストを見て頂ければと思います。

↓↓↓

天井の高さを調節してみる

イラストのように考える事も出来るのが、注文住宅の面白さですね。

日射を考えて、

STEP①.必要な所まで一階の天井高を一部上げる

です。

上手く当てめる事が出来れば、

  • 上からの光を取り入れ
  • 吹抜けの体積を減らす

事が出来ますね。

天井の高さを考える写真02

その上をスキップフロアとして使える。

また、提案次第ではありますが、

STEP②.天井を高くしたその上をスキップフロアにする。

も考えられます。

それが出来ると、家を大きくする事もなく、良い所どりが出来たりします。

勿論、スキップフロアは、2階から2.5階への動線となる事から、階段が増えたりしますので、

  • 家の中の動線の動き
  • 家の内装の価格UP

はより慎重に考える必要もありますし、そもそも対応出来ない会社さんもあります。

ですので、注意は必要ですが、こういった“必要な高さまで天井を上げる”そして、“その上をスキップフロアとして使う”は、意外と面白い間取りの選択肢になるかと思います。

参考記事:基礎知識だけど、超重要!家づくりでお金の基本を理解する!!

STEP③.窓は横に広く取る

必要な窓の形も、上の写真のように、横に広く取る事が出来ると、

  • カーテンで調整が出来る
  • 目線が横に広がり、より開放感が出せる

ようになります。

折角の注文住宅なので、このようなやり方を検討して頂くのも面白いかと思います。

ご参考まで。

【電子書籍】『絶対!素敵な“家”にする!!』~工務店ファースト!あなただけの建築会社をみつける為の3つの条件~

最後に、最近恒例の(笑)近況報告です。

電子書籍の出版計画を今書いてますが、ようやくタイトルも決まってきました。

絶対!素敵な“家”にする!

~工務店ファースト!あなただけの建築会社をみつける為の3つの条件~

紆余曲折を経て(笑)…ご相談者さんからのアドバイスなども頂きつつ^^本の内容に合わせたタイトルにさせて頂いた感覚です。

今回の記事でもお伝えしましたが、

今の家づくりだからこそ、

  • 工務店さんから家づくりを考える事が大切で、
  • それをしないと、ぴったりな会社はみつからない。

と考えており、そちらをタイトルとさせて頂きました。

また、

  • 最初にハウジングセンターに行く事を禁止する。
  • 数が多い工務店さんの中から、あなただけの建築会社さんを選ぶ為には?
  • 理系男子を夫にもつ家庭が陥りやすい家づくりとは?
  • 間取りは自分で書いちゃダメ?

など、

工務店さんでの家づくりを検討する事が当たり前になってきている今だからこそ、知っておいて欲しい家づくり事情、をまとめたものです。

↓↓↓今回の天井の高さに関する関連記事はこちら↓↓↓

関連記事01:吹抜けは本当に寒い?を少し検証してみる!

関連記事02:隣地との距離から家の日当たりを考える!

関連記事03:家のデザインを考える!価格UPの応用編

関連記事04:二階の天井高を高くする??

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