皆様こんにちは、Rebroathomeの牧原です。
今回は、『間取りの赤ペンチェックってどんな感じなの?』と思っていただいている方に
実際の間取り相談の事例で、
- 赤ペンチェック
- その改善方法
のご紹介をしてみたいと思います。
実際に、建築会社さんが出してきた提案間取りに対して、
- 間取りの気になるところ
- その間取りを改善するなら
の2つをご紹介していきます。
間取り実例:もともとの間取り(平屋)
早速ですが、実際の間取り提案をご紹介していきたいと思います。
提案は、平屋での間取りで、4LDKの間取りです。
実際の間取りは上の写真。
*図面をそのまま載せてしまうと色々といけないかと思い、簡単ですが、私がトレースしています。(大きさは変えておりません)
また、お敷地の形は少しシンプルにしております。
この間取りの大きさですが、
- 延床面積:122.94㎡(37.19坪)
- 玄関ポーチ&リビング前の下屋:14.75㎡(4.46坪)
の大きさの平屋になります。
また、ご相談者さんからは、色々なご要望をいただいておりますが、大きなご要望としては、
- 『この提案間取りのまま、本当に進めても良いのか?』
- 『どこにいても明るく、収納が充実しているかどうか?』
- 『予算を200万円ほどオーバーしており、減らせるなら減らしたい!』
- 『和室はなくしてもいいかもと考えている。』
という3つのご要望がありました。
間取りの赤ペンチェック実例
さてさて、
皆様はこの間取りで気になるところはどんな所でしょうか。
、、、はい。
出来れば、ここで一旦記事を読むのをやめて、ほんの2~3分で良いので、この間取りで、自分なりに気になるところを考えてみてください。
(2~3分後にまた読み始めてください^^)
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はい、という事で、如何でしたでしょうか。
色々と気になったところが見つかった方、全然気になるところが見つからなかった方、色々といるかと思います。
少し話がそれますが、
家づくり期間中は、様々な間取り提案を見る機会が出てきます。
その時に、間取りを見る癖を身につけていただくことも重要な知識ですので、慣れていっていただければと思います。
はい、話を戻します。
実際に私が気になったところを赤ペンで書くとこんな感じ。
、、、かなりありました。
本当は一つ一つ説明をしていく必要がありますが、ここでは致しませんので、また、お時間あるときにゆっくりとみてみてください。
***
さて、如何でしょうか。
もちろん、気になるところというのは、その人の尺度になりますが、
大きくは、日当たり、風通し、動線計画、収納量、いろいろな目線、などの基本設計で大切な所を書かせていただきました。
間取りチェックに関しては、
- 小さな、細かい所
- 大きく全体的な所
の二つに分かれてきます。
小さな、細かい所は赤ペンで書きつつ、大きく全体的な所で気になる所は、文字で、メールにて普段は説明させていただいており、その後、改善案で改善するようにしています。
***
その間取りを改善するなら
さて、そんな感じで気になるところは書かせていただきましたが、大切なのは、それを踏まえて、ご相談者さんの要望を満たすことです。
要望としては、先ほどお伝えしましたが、
- 日当たり、どこにいても明るいか?
- 収納に困らない生活ができるか?
- 予算を下げれないか?
- 和室はなくしても良いかと思っているがどうか?
でした。
そこで、改善を考えていきたいと思います。
解りやすく予算を減らすためには、やはり坪数を減らすのが一番です。
ご相談者さんからは、和室の使い方、使い道を気にされていて、無くても良いという事でした。
また、間取りチェックをしていると、
あきらかに収納が足りていない状況なこともありましたので、これらを合わせて改善できると良いのかな?
と思います。
はい、という事で改善してみました。
実際に改善した案はこちらです。
- 和室を無くして、坪数を5.7㎡(1.7坪)減らす。
- 日当たりをもっとLDK全体に行くように、南側の窓を広げる
- 収納はファミリークロークを新設
- +αのスペースとしてスタディーコーナーを新設
しました。
赤ペンで気になったところを全て直せている訳でもありません。
また、和室を思い切ってなくせば、もう少し坪数を減らすことも出来るかと思います。
ですが、せっかくの注文住宅ですので、和室を単純になくすのではなく、+αの提案として、スタディーコーナーなどを新設しています^^
ご相談者さんの感想は、
牧原さんにご指摘いただいた図面の訂正案をそのまま提出させていただきました。
営業さんは「自分も間取りの訂正案を考えていましたが、それ以上にいいと思いました!」と驚かれました。
営業さんも日当たりが気がかりだったようで、洗面所を縮小させて、南側に通常のサイズの引き違い窓をつける提案を考えていたようです。
ということで、結果としては良かったです。
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間取り診断は、気がつかなかった発見があるかも^^
はい、こんな感じで、私の間取りチェックは、改善案と言いいつつも、意外と大きく変えてしまったりもします。
また、基本的には、坪数を減らして、本体価格を抑えるアドバイスを心がけています。
無理に削ることはしていませんが、意外と無駄も多く感じるのが、間取りチェックをしていておもうところでもあります。
特に、お施主様と建築会社の担当者さんの二者で打合せが進んでいく家づくりの打合せは、そのまま何も気がつかないで進んでいくことも多くあります。
そんな時に、全く中立な第三者からのアドバイスは、今後、ずっと住んでいく家を考えればきっと役に立つアドバイスになるのではないかな?と思ったりもします^^
もし、間取りで気になっているところ、
- 『なにかしっくりと来ていない!』
- 『本当にこのままで良いのかな?』
などの不安のある方は、気軽ではないかもしれませんが、受けてみていただければと思っています。
それではまた、次回の記事でお会いいたしましょう^^
先回の記事:30坪、3LDKの今どきモダンな間取り
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