【間取りの概要】
- 延床面積:109.32㎡(33.07坪)
- 4LDK
- 南玄関
- 土地面積:139.05㎡(42.06坪)
- 収納量:16.56㎡(面積に対して15.15%)
- カテゴリ:30坪|4LDK|2階に水回り|二階が大きい|南玄関|アイランドキッチン|スキップフロア|ウッドデッキ|DEN|廊下が少ない間取り
***
目次
2階に水回りのある30坪、4LDKの間取り
↓2階に水回りのある30坪、4LDKの間取り↓
この間取りのポイントを解説していきます。
駐車計画は間口が10m以上あることを活かして、L字の計画で2台にしています。
このように駐車計画が配置できると、
- 玄関ポーチ
- お庭
を広くとる事ができ、敷地の有効活用という観点からはお勧めの駐車計画になります。
(L型の駐車計画にする場合、前面道路の交通量など、配慮しなければいけない事もあるので、すべての土地で行けるわけでもありませんし、前提として土地の間口は9m以上を推奨しています。)
また、この間取りのポイントは、
- 二階水回りの動線
- 二階の張り出しと外観
- 一階のワンフロア
で、この3つを下で解説していきます。
その他のポイントは最後に解説をプラスしていきたいと思います。
***
ポイント1:二階水回りの動線
ポイントの一つ目は“二階水回りの動線”の話から。
二階水回りに関しては、【間取り06】:二階にお風呂と洗面の水回り動線のある30坪、3LDKでお話をしていますので、そちらもご参考ください。
この間取りでは、
この図のように、洗面所から直接インナーバルコニーに出られる動線にしていて洗濯物を
- 洗う
↓ - 干す
↓ - たたむ
↓ - しまう
がかなり短縮されている間取りになっています。
特に“しまう”に関しては同一階なので、そのまま各部屋にもっていく事ができ、二階に水回りを持ってくることのメリットになります。
また、二階に家事動線を集中させることで、通常であれば、LDKに干したり、狭い洗面所で干したりする必要がなくなるメリットも出てきます。
『、、、そうは言っても、、、やっぱり、、、』としり込みしてしまう方も多いかとは思いますが、実際に二階に水回りを持っていったご家庭で話を聞けば、ほぼ100%の確率で、『二階に水回りにして良かった』と言われます。
家づくりを考えるなら、一度ご検討してみても良いかもしれません^^
因みに、二階水回りのデメリットもあります。
間取り06でも解説しましたが、将来的に自分たちが70歳、80歳になった時(何年後になるかは計算してくださいね。)、リフォームして一階に水回りを落し、一階に一部屋つくる計画もあらかじめ検討しておくとなお良いかと思います。
この間取りであれば、
- 1.和室を寝室に変える
- 2.LDKを小さくする
- 3.水回りを配置する
という感じのリフォームが考えられそうです。
将来的な価格変動があるので、具体的なリフォーム価格はわかりませんが、普及品の設備を考えれば、
- お風呂・洗面・キッチンの設備費用:150万円
- 給排水工事:20万円
- 電気工事:25万円
- 壁のクロス工事:30万円
- 解体工事:15万円
- 諸経費:10%前後
が最低かかる費用ぐらいで、その他、フローリング工事なども次いでに考えれば、400万円程度の予算がかかる工事になります。(*予算はあくまで概算としてお考え下さい💦)
こういった費用をどう考えるか?は検討は必要です。
どんな家をつくっても設備などの交換は出てきますので、上手なタイミングでリフォームしていく事が出来れば、上記のような費用はそこまで差が出てこない事も考えられますので、絶対にこの金額がかかるという話ではありませんので、ご承知おきくださいね^^
***
ポイント2:二階の張り出しと外観
また、その流れのままポイントの2つ目を解説です。
2つ目のポイントは、二階に水回りを配置するために、二階を張り出して一階よりも面積を大きくしている所です。
どこを張り出しているか?というと
この赤い部分で、
- バルコニー
- 居室の一部
を一階よりも大きくしています。
このように二階を張り出すことで、二階に水回りを持っていっても、各部屋の大きさがしっかりと取れるようになります。
、、、とは言うものの、この間取りですと、子供部屋は収納いれて4.5帖程度なので、大きいわけではありません。
(最近の家づくりの考え方やトレンドは、子供部屋は寝る為だけの部屋と考えることも多くあります。)
また、張り出す際の注意点としては、あまり大きく張り出そうとすると、建築会社さんによってできないといわれる事も多いことです。
(こちらは、建築会社さんの対応力や価格の問題にもなってきますので、個別で相談が必要かと思います。)
【外観について】
また、外観はスクエアな感じを出したい為、少し変わった方法を採用しています。
こうすることで、外壁材など費用UPはもちろんありますが、外観がシンプルにまとまっていきます。
このように外壁を使った方法は、【間取り01】:30坪、3LDK、東玄関、中庭のある間取りなどでも採用していて、この間取りは応用編になります。
***
ポイント3:一階のワンフロア
さて、ポイントの3つ目ですが、今回の間取りのように、二階に水回りをもっていき、二階をプライベート空間として充実させることができれば、一階をお庭も含めて広々とワンフロアでLDKにすることが可能です。
この間取りだと、21帖のLDKと隣接した6帖(収納含め)の和室空間+ウッドデッキやお庭となり、かなり広々とした空間にすることができます。
ここは空間の話なので、家づくりを考える場合、可能なかぎり現場見学をするようにして、○○帖ならこれぐらい、の感覚を身に着けるようにしていきましょう。
(空間認識に関してはイラストやCGパースも一つなのですが、現場で身に着けていくのが良いかと思うので、現場見学などは、こちらから建築会社さんに聞くスタンスでいましょう)
***
2階に水回りのある30坪、4LDKの間取りのまとめ
はい、今回は主に二階水回りをメインとして解説していきました。
二階に水回り、個人的には結構お勧めです。
因みに二階に水回りを配置することで、お風呂に段差が出来たり、そもそも二階にお風呂を持ってくる場合の費用UP(20~30万円ぐらいUP(給排水含めて))もありますので、そちらは覚えておきましょう。
その他の考察としては、
【収納量】
間取りを書いていて、少し収納量が少ないかな?と思ったりもしました。
収納率としては15%強はありますので、足りていないわけではありませんが、パントリー空間をもう少し増やしたり、二階にFC(ファミリークローゼット)を設けられるとより良い間取りになるかな?と思います。
(この間取りは二階にテレワークスペースが欲しいというご要望と、和室の収納も使うという考えのもとこのような配置にしています。)
外観も含めて、こちらも、間取りの自由さが伝わればと思い記事にしてみました。
ではでは。
***
↓↓Rebroathomeの間取り診断サービス、詳しくはこちら↓↓