今回は間取りに関する話で、キッチンレイアウトの話をしてみたいと思います。
家づくり相談や仕事で、色々な間取りを見ますし、実際にその間取りが完成した家にも伺います。
そういった事を繰り返しているせいか、間取りを見て、その家の完成後のイメージをするのは結構得意です^^。
で、ここら辺の経験を家づくりを考えている方もしてもらいたいと思っていて、今回のキッチンレイアウトの話をすると、間取りを見た時に、
- このレイアウトは、動線がわるそう…!?
- 良いキッチンだけど、この配置は無理があるのでは??
などが解るようになると、家づくりは一気に楽しくなっていきます。
目次
キッチンは奥様のお城!
先日、Yahoo!知恵袋などを見ていたら、一日にキッチンに立つ時間は、短い方で2~3時間、長い方で5~6時間ぐらいという話題がありました。
- 一日の中で、奥様はキッチンにいる時間が最も長い!
と思いますが、このキッチン環境を整える事は、生活の中心となる奥様の為にも、大切ですよね^^
生活していくなかで、奥様がずっとキッチンにいるということは、
料理や洗い物をするだけじゃなく、家族とのコミュニケーションをはかる場だったり、もしくは自分の一番落ち着く場所にしたい場所だったりと、いろいろな役割を担うことになります。
ですので、キッチンに立った時に見える景色や声が届く範囲になにがあるか?は考えていく必要があります。
キッチンを考える時の注意点!
先ずは、注意点です。
間取りを考える時、その時にキッチンを考える時は、【キッチンの仕様から考えるのはやめましょう!】
例えば、
営業マン:『キッチンの要望はありますか??』
お客様:『I型の対面式のキッチンが良いです。』
営業マン:『弊社の標準仕様のキッチンだと、このような感じになります。』
(…なになに、食洗器がついて、浄水もついてるのか…)
お客様:『う~ん、良いんじゃないかな…??』
営業マン:『もう少しグレードの良いキッチンもあって、、、』
といった感じでのやり取りになっていく事が多いのですが、これはキッチンの仕様に関しての話になってきますよね。
特に、標準仕様がある建築会社さんとやり取りをすると、簡単なレイアウトを聞かれた後は、殆どをキッチン本体の仕様に関する話になってしまう事も多いです。
- 対面式かそうじゃないか?
- キッチンに欲しいものは?(食洗器や収納量など)
- どのメーカーのキッチンが良い?
等の質問で終わり、後は、そのメーカーさんでのキッチンの仕様と価格にフォーカスしてまう事も結構多いという話ですね。
で、上記のような打合せは正直な話をすれば、最初に必要ないので、やめてもらいんです^^;
キッチンで先ず考えるべきは、”レイアウト”
そうなんです。
仕様の話を詰める前に、先ずはレイアウトを考える必要があります。
因みに、比較的デザイン性のある工務店さん、建築家さんなどは、キッチンの種類やランクよりも、このレイアウトを重要にしています。
理由は、冒頭でもお伝えしましたが、
- キッチンからのLDKの見え方、LDKからのキッチンの見え方
- 背面収納の取り方や窓の取り方
- 家事動線を考える上で、キッチンの位置関係
などを検討しないと生活スタイルが決まらないからです。
お金のかけ方も、
- 1.レイアウト
↓ - 2.キッチンの仕様
の順番で考えないと、話がややこしくなってきます。
例えば、
上の図のキッチンのレイアウトだと、
- お庭を眺めながら料理が出来る。
- お子様の勉強も見られる。
- 背面収納も沢山とれる。
- キッチンから水周り、階段への動線が近くて便利
等が考えれます。
はい、先ずは、こういった所から考えないとダメということで、意外とここら辺は住宅会社側もそうしてくれない場合も多いので、お施主様として意識を持っておきましょう。
また、収納に関しては、上図のようなアイランド型にする事で、ダイニング側まで連続して設ける事が出来るので、キッチン収納やLDK収納が欲しい方にとってみると、こういった配置にする事で、様々な家づくりの要望に対しての多目的最適化となるポイントだったりもします。
キッチンレイアウトで大切な生活動線
上の図で感じられたかもしれませんが、間取りで一番悩むのは、生活動線です。
特にキッチンを考える時は
- キッチンで料理をする時の作業動線
- キッチンから他の場所へ移る時の動線
この二つは基本の動線です。
この二つは、実際に間取り提案を貰った際にも、必ず少し落ち着いて、何日かかけて、じっくりと検討して頂きたい話で、ずっと生活する事を考えるなら家の中の動線は、なるべくスムーズに動きたいですよね。
- キッチンの収納術!
キッチンレイアウトを考える上で作業動線が大切という話をしましたが、建築会社さんの中には、キッチンの収納の提案が全くない会社さんもあります。
間取りにキッチン収納の絵がない提案をみると、思わず、『その会社さんはやめた方が良いですよ!』と言いたくなります^^;
特に、LDKは家族が集う場所でもありますので、収納量と、収納棚の多さによって、その家の今後がきまりますし、綺麗なまま生活できるかどうか?の大きなポイントにもなったりします。
- 生活動線を考えるなら一筆書き!
生活導線を考える時によく大切だと言わているのが、一筆書きの動線になっているか。(もしくは回廊型)で、生活する上で出来るだけ動線の行き止まりをなくすという事ですが、間取り提案を貰った際には、是非意識して間取りをつくっていただければと思います。
キッチンは上手く隠してお値打ちかつ、素敵にかっこよく!
よく見かけるオープンなキッチンレイアウトは、生活する上で汚い部分も見せてしまいます。
その為、常に綺麗にしておく自信がないから!といった理由から、本当は憧れのキッチンがあったとしても、諦める方も多いのではないでしょうか。
勿論、キッチンを綺麗な状態に維持する工夫や、上手く隠す工夫が必要な話なので、これをすれば大丈夫!という話ではありませんが、
例えば、
キッチン収納(カップボード)やダイニングテーブルの造り方、キッチンの手元を隠す方法を上手に採用出来れば、
キッチン本体価格にお金を必要以上にかけなくても、お値打ちにだけど素敵にカッコよく!見せることが出来たりします。
具体例を出すと、上の建築写真のようなやり方をして頂くと、キッチンは普通だけど!壁や収納、テーブルを上手く使って、カッコよく、しかもお値打ちに出来るやり方というのがあるという話ですね。
まとめ
色々な話をしましたが、基本的な知識をこのページで持って頂きつつ
- 一筆書きの動線
- 収納術
- 作り方があるという事
などを知ってもらいつつ、後は如何に色々なキッチンがあるのか?を色々と調べて検索して頂くと良いかと思っております。
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