【間取りの概要】
- 延床面積 135.16㎡(40.58坪)*吹抜け含む
- 3LDK
- 西玄関
- 土地面積 143㎡(43.16坪)
- 収納量: 19.87㎡(面積に対して13.9%)*DEN部分は除く
- 40坪|3LDK|アイランドキッチン|2階建て|西玄関|中庭のある家|ビルトインガレージ|インナーバルコニー|吹抜け|寄棟屋根
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目次
40坪、西玄関、吹抜け、DENのある3LDK
↓40坪、西玄関、吹抜け、DENのある3LDK↓
この間取りのポイント、設計の趣旨の解説をしていきます。
先ずは駐車計画ですが、車は1台のみ。
後で解説していますが、1台のみということで、インナーガレージにしていて、そうすることで土地全体をつかって家を配置していける設計になっています。
間取りは40坪で3LDKの家になっています。(40坪にインナーガレージは含みませんが、吹抜け面積(4坪)は含むため、実際の間取りは36坪の間取りになっています。)
ここでは、
- 大きな吹抜け
- インナーガレージ
- LDKに続くDEN
の3つを解説していきたいと思います。
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ポイント1:大きな吹抜け
はい、ポイントの一つ目は吹抜けの活用です。
西玄関(西側摂道の土地)ということで、一番気になってくるのが、家に日の光が入るかどうか?です。敷地の南側には、二階建ての家が隣接していることもあり、日当たりの問題を解決するのが先ず解決すべき課題です。
解決方法としては、王道になりますが、吹抜けをつかって、上から光を取り入れるようにします。
↓大きな吹抜けで明るさを確保↓
このような計画で、上(二階)から光を入れます。
ちなみに、吹抜けを作る場合、この間取りのようになるべく大きく作った方が日当たりや解放感、またインテリアとしても見栄えが良いです。
(この間取りは7.5帖の大きさの吹抜けになっています。)
、、、良いのですが、逆に吹抜けを作ることで空間が大きくなっていきますので、冷暖房などの効きは下がります。
ですので、LDKと吹抜け部分だけでも窓の性能の良いものにするなど、断熱性能も意識しておくのが注意点となります。
光の取り方もいろいろあり、少しづつ解説をしていきますが、一番王道な明かるさの確保は吹抜けの設置になりますので、ここで覚えておきましょう。
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ポイント2:インナーガレージのある間取り
ポイントの2つ目は、インナーガレージです。
↓インナーガレージ↓
この提案のようなインナーガレージであれば、工務店さん価格で言えば、金額も150~200万円程度です。
(、、、インナーガレージと呼んで良いのか?はありますし、インナーガレージの作り方によってはもっと価格を下げることもできます)
逆に、インナーガレージではなく、外構で1台分の一般的なカーポートにした場合は30~40万円で済みますが、
- 見た目の良さ
- 家との一体感を出せるところ(奥行感も)
- 広い玄関ポーチも兼ねることができる
というメリットを考えて、『採用の検討をしてもらいたい!』と、こちらか提案して、説明して書きました。
ちなみに設計は、インナーガレージを前提として、間取り、外観をバランスよく配置して考えているので、間取りを書き始めるときの発想の根源になっています。
ガレージハウスを考える時の注意点でもありますが、もし、イメージするインナーガレージがある場合、(外観や間取りを含め)、設計者さんには事前にみせるようにしてください。
そうしないと、思った感じと違うが出てきやすいのが、このインナーガレージになります。
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ポイント3:LDKに続くDEN(テレワークスペース)
ポイントの3つ目は、LDKにつづくDENです。
↓LDKに続くDEN↓
このように一階にDENを配置していますが、
- or テレワークスペース
- (or ママルーム)
例えばDEN(勉強スペース)としての活用であれば、
- 玄関で靴をしまい↓
- トイレ(or洗面)↓
- DENでカバンをしまって↓
- 宿題!
という動線も可能です。
↓帰宅後の動線の流れ↓
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また最近は、テレワークも浸透してきており、図のように、一階にこのような書斎スペースを希望される方も増えてきており、和室をやめて(もしくは、かなり小さくして)、DENを配置することも増えています。
今の家づくりは、LDKの同一フロアで寝る以外のすべてができる、が一つのキーワードになっているかもしれません。
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40坪、西玄関、吹抜け、DENのある3LDKの間取りまとめ
上記のような3つのポイントを参考にしていただきつつ、外観などの補足もさせていただきます。
外観は、
- 西側の外観なので、窓をなくして、シンプルに。
- 主寝室のプライベートバルコニーの壁も、通常の110㎝の高さではなく、180㎝程度まで上げてます。(全体を見せずに奥まで続いている感覚、、、、です)
- フラットな屋根に見えますが、寄棟の屋根で、少しメーカーの展示場のような雰囲気がでるようにと発想して設計をしています。
基本的な設計の考えは、間取り01と同様に、間取りは小さくても、土地はすべて活用するという考えがベースです。
また、外壁の素材は、サイディングとバルコニーの白い部分はぬり壁にすると、綺麗かなと思います。
また、軒天は木目調を採用すると、少し和のテイストが入り、寄棟の屋根により合ってきます。(ぬり壁は、価格にゆとりがあれば、です)
【その他】
その他のポイントとしては、間取り自体はアイランドキッチンや、玄関入った時(立った時)にだけ見える小さなお庭などもポイントにしてもらえたらと思います。
という事で、40坪、吹抜けのある3LDKの間取りでした。
ではでは。
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