皆さま、こんにちは。
はい、今回は先回の間取りの記事の続きです。
(*先回の記事:【間取り実例】二階水周りの家の間取りってどうなの?)
先回の二階水周りの記事を受けて、建築会社さんを選ぶ時の話をします。
『こんなはずじゃなかった、、、💦』
とならない為の内容ですので、しっかりと知識として知っておいて頂ければ幸いです。
目次
建築会社さんを選ぶ時に、知っておくべき3つのこと!
結論から言いますが、3つとは、
- (0.構造計算をする会社さん?)
- 1.施工できる会社さん?
- 2.標準仕様でガチガチじゃない?
- 3.そもそもこの提案の違いを認識している担当者さん??
*(0.構造計算する会社さん?)は、動画や以前のブログでも書いておりますので、割愛します。
で、この3つを会社選びの際のポイントにして頂くと意外とスムーズに判断出来たりするようになります。
会社選びで、知っておくべき3つのこと!
はい、せっかくなので、先回の間取りにあったLDKの内観パースをつかって話をしていきたいと思います。
例えば、
上記3つを認識していないと、
- 右が元の内観パース
- 左は少しこちらで変えた内観パース
ですが、同じLDKの間取りだったとしても、このような感じの違いが出てきてしまいます。
、、、これ、、、解りますでしょうか?^^;
実際の施工事例として比較してみると
こういった違いが、実際の家で変わってきます。
このような実例をつかうと解り易いですが、左の写真は、上記3つを満たしている会社さんの施工であることが多く、
上記3つを理解していない会社さんの場合、右の写真の施工になることが多いです。
…
因みに、左の写真をベースにして、さらにインテリアをこだわってみると、
こういった家にする事も可能です。
もちろん、右の施工写真をベースにしても、
こんな感じで素敵に出来ますので、絶対こちらのが良い!という話ではありませんが、この二つの写真違いの認識は契約前に持っておきたい所です。
はい、ということで、前置きがかなり長くなってしまいましたが、簡単に解説をしていきます^^
今回の話は最低限の話なので、そこから、上記の話、【価格はいくら?】【デザインは?】【構造体は?】などの話も必要になってきます。
①.施工できる会社さん??
1つ目は施工がそもそも出来る会社さんかどうか?
という所です。
- 『、、、ん?、、、どういうこと??』
となるかもしれませんが、
簡単に例を挙げると、私が最近コンサル(営業・設計・施工)に入った建築会社さんがあるのですが、先日、とある方の家を上棟(家の骨組みが出来た状態)しました。
(その方の設計などは私が書いているのですが^^;)
その上棟のタイミングで、
- 『ここの壁はここまで出てきたらダメです。』
- 『この窓はこうして下さい。』
- 『下地がここにあるけど、こういったイメージは出来るの?』
- 『ここの段差はもう少し低くして下さい。』
と、あれやこれや、、、
確認と手直しが出てくる出てくる^^;
現場の監督さん、大工さんへの認識の違いを説明するのにかなりの時間を要しました。
、、、
はい、実は、こういった事がよくよく起こりえるのが注文住宅の家づくりです。
思った以上に施工と設計(のイメージ)の違いがあるのです。
ここでポイントとなるのが、現場での実績(施工方法)があるかどうかで、実績が無い場合、従来通りのやり方で施工をしようとする大工さんと、見え方まで気にした提案者さんの間にはかなりのギャップが出てきます。
つまり、間取りの図面からお客様が感じるイメージと、実際の施工(出来るもの)は全然違ってくることがある、ということです。
因みに、そのコンサルの現場は、建築会社さんの大工さんと現場監督さんの能力が高く、また聞く耳を持ってくれる会社さん(←これが一番大切な気もしますが)で、最終的には上手く納めるところまで持っていくことが出来ました。
ただ、
- どこの会社でも現場で臨機応変に対応してくれるか?
と言えば、当然ですが、【工期優先】【価格優先】の会社さんもありますし、現場で【今更そんなこと言われても困る】と言われる会社さんも多いです。
その場合、工事が始まってしまったらもう遅く、手直しは出来ません。
だからこそ、その会社さんの施工能力は事前につかんでおかなければならない項目なのです。
②.標準仕様でガチガチじゃない??
はい、その流れでポイントの2つ目です。
二つ目のポイントは、【標準仕様でガチガチじゃない?】です。
例えば、『この感じの写真の家づくりが良いな~』と
こういった写真を集めたとします。
その際、そういった家を建てられる会社さんかどうか?を判断する為には、
- 1.標準仕様でガチガチに固まってしまっている会社さん
- 2.ローコストを売っている会社さん
の二つは、恐らく1つ目に挙げた施工の対応が難しいかと思います。
そうすると、いくら素敵な写真を集めたとしても
この右側の施工事例(〇で囲った)の感じになってしまいます。
それが問題無ければ大丈夫です。
ですが、もし、お施主様が『こんなイメージの家が建てたいな~』と思って集めてみた施工事例写真の多くが『これって、、、牧原が言ってた施工事例だな、、、』と思い当たる所が多いものであれば、意識しないとダメなのです。
、、、
何度もお伝えしますが、ローコストや標準仕様があるのが悪い、という話ではありませんのでくれぐれもご注意下さい。
むしろ、ローコストや標準仕様がある会社さんのメリットは、
- 価格が安い
- 品質が安定している
という所はメリットになり、家づくりおいてはそこはマストです。
③.そもそもこの提案の違いを認識している担当者さん??
はい、3つ目は担当者さんの力量です。
- そもそも、こういった提案の違いを理解している方かどうか?
です。
家づくりは、営業さんがいて、設計者がいて、インテリアさんがいて、施工監理者さんがいて、現場の大工さんがいます。
それらを誰かがまとめて陣頭指揮をとらないといけませんが、そのまとめる方が【本当にわかっているか?】はとっても重要です。
ここは、その方の過去の施工事例を確認して頂くと良いかと思います^^
まとめ
はい、少し話をまとめますが、実は、今回写真でご紹介した建築写真の多くは建築家さんの施工事例をあげさせて頂きました。
家の表現方法というのは、無限にありますし、価格も上をみたらキリがないとは思いますが、上記3つのポイントを考えると、建築家さんに家を依頼する方が良いことも多くあったりします。
(建築家さんでも普通の工務店さんと変わらない価格だったりもしますしね^^;)
ということで、上記の話、少し頭の片隅においておいて頂くと良いかな?と思いブログでご紹介してみました。
【参考記事はこちら】
参考記事1:リビングの窓を考える
*↑↑↑今回の話の応用編としてこの記事を読んで頂くと良いかもです^^
先回の記事:【間取り実例】二階水周りの家の間取りってどうなの?
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