久しぶりに、、、しっかりと、間取りの記事を書いてみたいと思います^^
二階に水周りのある間取り実例をつかって、それに伴い建築会社さんの選定の話を今回と次回でしていきたいと思います^^
今回はタイトル通り二階水周りの家の間取り実例のご紹介です。
【↓二階水周りのある家の間取り↓】
この間取りは、とある建築会社さんの書いた間取りで、二階に水周り(お風呂、洗面)がある間取りになっています。
はい、今回の記事は、この素敵な間取りをつかって、
- 二階に水周りのある家のメリットデメリット
を見ていきたいと思います。
目次
二階に水周りのある家の一階の間取り
一階の間取りから順を追って説明していきます。
画面の関係で、図面を横にしているので、南北の感覚が少し難しいかもしれませんが、ご紹介していきます。
【↓一階の間取り↓】
はい、一階の間取りです。
間取りには、数字を書いていますが、そちらが今回の間取りのポイントになっています。
順を追って、施工事例の写真付きで解説していきたいと思います。
①.玄関入った時の見せたか
間取りのポイント①は、玄関入った時の見せかたの話です。
玄関に入った時に、ポイント③のコート(お庭)が見えて開放的な玄関になっています。
イメージを付けてもらう為に、イメージ写真をご紹介していきます。
↓
はい、こんな感じで玄関入った時に外が見えると、玄関自体の大きさは、そこまで大きくなくても、外と繋がって、明るい、開放感のある玄関となってますね。
間取りポイント①:玄関の見せ方、開放感の取り方
でした。
②.玄関からの2wayの動線
二つ目のポイントは、玄関からの2WAYの動線です。
- 来客用の動線
- 実際の生活用の動線
の二つがあり、実際の生活用の動線には、[靴をしまう。→手を洗う。→簡単な収納をする。]と流れで動ける動線が便利ですし、それを来客の動線と別けているので、見られないという工夫があります。
、、、
敢えてもう少しこうしたら、を言うのであれば、生活用の動線上にカバン、ランドセルなども置ける、少し大き目の収納がこちらにあるとベストかもしれません^^
間取りポイント②:玄関からの2WAYの動線
です。
③.コート(お庭)のある家
3つ目は、コート(お庭)です。
このお敷地は、大よその大きさで55坪ぐらいの土地で、両サイド(隣地)で1mづつ空いている計画になっています。
*恐らく低層住居系の地域で、両隣を1m空けないといけない地域かと思います。
- 3.6m×3.6mのコート(お庭)
が、駐車場以外で出来るのはうれしいと思いますし、こういった計画が出来るのは、注文住宅ならでは、かと思います。
コートのある家、、、素敵ですよね^^
因みに、一階に水周りを設けないことで、一階に必要な間取りのボリュームが少なく、ご紹介している間取りだと北側にもお庭をつくることができています。
こうすることで、より開放的なLDKをつくれるようになります。
例えば、施工事例の写真を見せると、
左側の写真のような感じで開放的になりますよね。
視線の抜け感です。。。実際の帖数よりも開放的に暮らすことが出来ていくようになります。
因みに右側の写真は、敷地が限られていても大きな窓を設けることで明るく開放的な玄関となっている写真です。
④.階段の位置は真ん中に配置!
4つ目のポイントは、階段の位置です。
二階に水周りを持ってくるときのポイント、絶対に気にしないといけないのが、階段の位置です!
水周りが二階にあることで、家事動線は、通常よりも増えます。(一階から二階への動線)
【LDK→二階の水周り】への動線はなるべくスムーズにした方が良いのはご理解いただけるところかと思います。
その際、間取りのように階段が真ん中にあり、さらにドアや引き戸などの建具関係もなければ、二階への動線はスムーズになっていきます。
ここは意識して頂ければと思います。
⑤.深い玄関ポーチ
5つ目のポイントは、先回のブログでの動画配信(madori001-03:トキメク間取り動画)でもお伝えしておりますが、
- 深い玄関ポーチ
です。
間取りは、1.8×1.8m分のサイクルポートと兼用となっている玄関ポーチで、奥行きは3.6mもあり、素敵な玄関ポーチになってます。
これぐらいの玄関ポーチになると、色々と便利に生活できそうですよね^^
⑥.一階に水周りを持ってくるなら、、、
さて、6つ目のポイントですが、こちらは、
- もし、この間取りで一階に水周りをもってくるなら
という所も考えてみたいと思います。
一階に水周りを持ってくるなら、⑥の位置になるかと思います。
、、、もちろん、和室と⑥を入れ替えてもっていくことも可能ですので、絶対ではありません。
実際に一階に水周りを持ってこようと思うと、北側のお庭がなくなりますので、開放的なLDKは少しだけなくなりますし、廊下などを設ける必要もでてくるかも、です。
- 二階に水周りを持っていく生活スタイル
を考えてもらい、色々と間取りの検討をして頂ければと思います。
二階に水周りのある間取り(二階部分)
次に二階の間取り(水周りの配置を含め)を見ていきたいと思います。
二階の間取りのポイントは上の図であるようにポイント⑦~⑨を一気に解説していきたいと思います。
⑦.水周りからすぐに洗濯物が干せるバルコニー
洗濯を終えて、そのまますぐに洗濯物が干せる場所にバルコニーを設けてあります。
はい、二階に水周りをもってくることで、洗濯物を周りに気にせず干せるという所は魅力的ですよね^^
- 『洗濯ものはどこで干す?』
は家づくり、間取りづくりを考える際に皆さまが考えておきたいポイントでもありますが、
もし、一階に水周りがあって、干すのは二階のバルコニー(もしくは二階のホール)という場合は、水を含んだ洗濯物を二階に運ぶ大変さも出てきます。
また、
- 『室内干し?外干し?』
も考える必要がありますが、上記の間取りであれば、雨の日でも大丈夫なように、バルコニーの5分の2ぐらいに庇をかけている所もグッドです。
⑧.収納計画
- 洗濯ものを干す→しまう
の流れを考えれば⑧の場所に収納スペースがあると便利そうですよね。
、、、本当はさらに、その場でたためるカウンタースペースや干したものをそのまま仕舞えるファミリークロークなどがあるとよりベストな間取りになるかもしれません。
⑨.窓配置にはご注意を
ポイントの⑨は、注意点です。
バルコニーを挟んで南北の部屋になっているため、窓配置は気にしたい所です。
カーテンを閉めてしまえば大丈夫なのかもしれませんが、、、気になる所で、バルコニーには直接出ずに、細い、横長の窓を天井近くに付ければそういった心配もなくなるかも、ですが、、、ここら辺は色々と検討しておきたいと所です。
⑩.一階と二階のボリュームを考える
はい、駆け足になりますが、二階水周りの間取りのポイントを解説してきました。
ここで、最後に【一階の二階のボリューム】の話をさせて頂ければと思います。
どういった意味か?というと、一般的に皆さまが考えるであろう間取りの要望は、
- 大きなLDKが欲しい|和室コーナーはLDKと繋げたい|玄関にシューズクロークが欲しい|お庭もあったら欲しい|、、、
といった感じだと思います。
こういった要望の多くが、一階に必要な要望になることが多くの方で出てきます。
つまり、普通に間取りを考えていくと、
- 一階のボリュームが大きく、二階は逆に少ない
という事が起こるということです。
もちろん、土地の広さがある場合なら、それでも大丈夫なのですが、
- 『土地は40坪、50坪、、、だけど、一階は充実させたい!』
という状況の方も多くいらっしゃいますよね。
そういった時は、、、、はい、二階に水周りを持っていくことも検討して頂くと良いかもしれませんね^^
ここら辺は、私の間取り動画講座001-02でもお伝えしている所でもありますので、そちらも是非ご参考頂ければ幸いです。
まとめ
はい、如何でしたでしょうか。
間取りに関しては、色々なやり方があるのを知って頂ければと思い、今回建築会社さんに間取りを貰ってご紹介してみました。
ただ、
少しこのままでは単純な間取りの紹介になってしまいます。
これだけだと、良くありませんので、
【次回のブログ】:二階水周りの間取りから学ぶ!会社選定の際に知っておくべき3つのこと!!!
というタイトルで少しお話しをしてみたいと思います。
そちらも楽しみにしていてください。ではまた。
【参考記事はこちら】
参考記事1:坪庭のある家の間取り
参考記事2:狭小住宅の3つのポイント
【絶対!素敵な“家”にする!vol2】
―――
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