お盆休みですね。私はこの休みをつかって、書籍の出版やら、最近ブログ更新が滞っていたので、そこら辺をグッと取り組んでいます^^書籍のご案内を今回も最後にさせて頂ければと思いますorz
さてさて、本題です。
台風の季節がもう少ししたらやってくると思いますが、家づくりで、これから現場が始まるよ~という方にしてみたら、とっても気になるのが、建築現場の状況と天候の話。
ですよね。
- 基礎は雨に濡れても良いの??
- 部材が雨で濡れたら…どうするの??
- そもそも、上棟のタイミングで雨だったら、上棟を延期してもらう??
- 断熱材が濡れたけど…良いの??
などですね。
先日、雨の中の上棟現場を見る事があり、今回の話をしようかと思いました。
普通は避けるのですが、建築会社としての都合で行われる事もありますし、お施主様の引渡し時期の都合上(引越し予定とか、アパートの立ち退きとか)の話もありますので、まとめて話をしていきたいと思います。
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雨と建築現場
因みに、現場が雨に濡れないという事は殆どありえないのですが、その中で、雨に濡れたまま、なにも対策をしないと、家の完成後に
- ゆくゆくのフローリングの歪み
- クロスの浮きやひび割れ
- 断熱材の腐敗
などの欠陥が出てくる事もあります。
…対策と言っても、“しっかりと乾かす事”が重要な要素になってきますが、意外と、いざ始まりだすと、『現場が乾くのを待つ!』が出来ない状況が出てきちゃいます。
- 建築会社さん側としては、
引渡し時期が延びてしまう事を嫌がります。
…資金繰りや入金予定がそのまま延びてしまう事になりますし、何とか工期を間に合わせようとしてしまう事は往々にしてあります。これは規模の大小関係なく。
- お施主さんと側として、
引越しの準備やタイミング、アパートなどの退去時期、お子様の進学に合わせた引越しなどの状況から、『兎に角、間に合わせて!』となる事もでてきます。
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ここら辺を無くす為には、
- 工事請負契約のタイミングで、ゆとりのある工期で契約書を交わしてもらう。
しかありません。
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雨の日に上棟…これってどうなの??
雨の日に上棟…、根本的な話をすれば、出来れば避けたい所です。当然です。
特に、2×4工法で家をつくられる方や、ユニット工法を採用している一部のハウスメーカーさんで家をつくられる方は、特に避けたい所。
2×4工法に関しては、壁のパネルがその日の内についてしまう為、上棟の状態で、結構密閉された空間になったしまい、雨の日に施工をしてしまうと、その後の“乾燥”が上手くできない事が考えられます。
【知識:雨仕舞いまでの日数】―――
昨今の家づくりであれば、一般的に雨仕舞いまでは1日でしてしまう場合が多いです。
- 【骨組みを建てて、屋根にアスファルトルーフィング(防水シート)を敷く所まで】
はやってしまいます。
ですので、一般的には上棟の日に雨が降らなければ、後は自然乾燥などで大丈夫だと言われているのですが、例えば、工法によっては、2日かかる事もありますし、2×4工法のように特に雨仕舞いまでに“絶対雨に濡れたくない!”工法もあります。
雨仕舞は1日でやってしまう事が多いですが、会社によっては2日ぐらいかかる所もありますので、そちらは事前確認をして下さいね。
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一般的な木造在来工法の場合は、通常、骨組みだけで、屋根をかけてしまうので、ある程度“乾燥”に適した状態になっていますので、そこら辺はまだ安心だったりします。
ユニット工法の場合、断熱材は勿論、雨(水)に弱い石膏ボード(クロスを貼る前の下地材)が貼られて出荷される事もありますので、その日の天気は非常に重要になってきます。
また、
もっともっと根本的な話をすると、
雨の日の上棟現場は、大工さんが非常にやりずらそう!!
という話。
現場は雨で滑らないように注意する必要もありますし、大工さんも早く終わりたい気持ちが出てしまいます。
施主さんもなかなかずっと見ていられない状況ですし…上棟は家の骨組みをつくる大切なタイミングです。
それによって、現場品質も大きくかかわってくるので、上棟時は、構法の違いを除いたとしても、出来れば避けたいのが本音の所。
重要なのは乾燥
何度もお伝えしますが、“建築途中に雨がふる”は多くの場合で起こります。
その際、下地の部材が濡れたり、断熱材が濡れたりする事も当然ある話です。
で、これをそもそも何とかしろ!!というのは、意外と難しい話だったりしますが、濡れた部材の事後対策は出来る話です。
ポイントとしては、
- ギリギリの最短工期になっていない事。
- 現場が始まる前に、事前にそういった話をこちら側としてしておく事。
- 雨の次の日は必ず現場を見に行く事。
の3つです。
また、現場(家づくり)が始まったら、
雨の日の午後や、次の日の朝に現場を見に行き、その後の対策を会社さんに電話でも良いので確認して頂ければと思います。
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参考記事1:小さな家を建てるなら、2階リビングも考えてみよう
参考記事2:基礎知識だけど、超重要!家づくりでお金の基本を理解する!
参考記事3:家のデザインを考える:価格UPの応用編
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