二世帯住宅の間取りの2回目です。
1回目の二世帯住宅の間取りポイント5も是非ご参考頂ければと思います。
今回の二世帯住宅の間取りは、
- 西側接道
- 60坪の土地
- 45坪の2階建て
の二世帯住宅の計画です。敷地の使い方なども参考にして頂けると思いますので、併せてお伝えして行こうと思います。
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目次
二世帯住宅の間取り1階
今回の間取りは60坪の土地に二世帯住宅の計画ということで、この60坪という土地の広さは、二世帯住宅を二階建てで考える時としては、小さい土地になります。*…あくまで愛知周辺エリアでいえば
通常、『土地として70坪~80坪程度の広さが欲しい』、『この土地なら3階建て』という意見が出てきそうな土地の広さですが、上手く配置や家の計画が取れれば、十分に二世帯の家が建てられる事がご理解頂けると思います。
二世帯住宅のポイント1:駐車計画
では、さっそく上図を参考にして頂き、ポイントの解説をしていきますが、1階の図面の①~⑨についてそれぞれのポイントも記載しておきます。
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ポイントの①と②になります。
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駐車計画は、道路の間口が10mあれば、駐車場は4台分とれます。
*因みに、3台分で良い場合、7.5~8mの間口があれば大丈夫ですので、今回の土地は間口が10mということで、残りを玄関のアプローチにしています。
土地購入などをお考えの方は、先ずは駐車計画が重要になってきますので、必要な間口をご参考いただければと思います。
今回のポイント:②のアプローチ部分の工夫
です。
図面②のような庇付きの外収納(外ベンチ)などを考えることで、色々と生活イメージが変わってくるかと思います。*外観のイメージはこのブログ記事の下に載っています。
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二世帯住宅の間取りポイント2:人通りと動線
ポイント③と⑦になります。
玄関を見ていただくとわかりますが、玄関から、直ぐに2階につながる階段と公共的なスペースであるLDKを設けています。
本来であれば、『玄関は別けたい!』というお考えも多いかと思いますが、それができなかった時の最低限守りたいポイントですね。
こちらは、二世帯住宅の間取り1でもお伝えしていますが、
玄関を一つとして、
- 費用の削減
- 玄関からすぐに上にいける階段を設ける
- 寝室を人通りの多い玄関部分(道路側)と反対側にする事
などのポイントが挙げられます。
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二世帯住宅のポイント3:日当り
ポイント④、⑥、⑧になります。
今回は西側接道+敷地ギリギリの家の計画という事もあり、
かなり重要なポイントとなるのが日当りです。
特に1階部分は南側の建物の影の影響も考えた計画をしなければいけません。
と考えると、
『兎に角南側に窓!』
となってしまいガチですが、それは実は微妙です^^;
ポイント⑧のように、南側と隣接している部屋に関しては、あえて南側に窓を設けずに隣地と隣接させて、東側に大きな窓を設けてそこから視線や明るさを確保する!
という方が気持ちのいい空間づくりができたりします。
その代わり、
⑨のLDKのイメージパースを見ていただければわかりますが、
- LDKのコーナーと南側前面に開口を設ける。
- 天井までの高い窓にしている。
事で、日当たりや、開放的なLDKとなっています。
⑥のウッドデッキと庇(2階のバルコニー下の庇部分)と一体化させることでつながりを持たせています。(ポイント⑧,④,⑥)
下の写真のような室内の天井と庇を合わせていく。
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二世帯住宅の間取りポイント4:回廊型の動線と収納
ポイント③と⑤です。
坪数が45坪の二世帯住宅を考えると、収納が少なくなり勝ちです。
その為、収納計画はかなり重要になってきます。
今回の二世帯住宅の間取りで言えば、
- ⑤の部分の収納:収納の厚みやウォークスルーできる収納計画
- ③の階段下の収納:階段下と土間の融合
が特徴的といえます。
また、細かい収納提案で言えば、階段横にある奥行き45cm程度の収納や、和室、洋室についている奥行きのある収納なども参考にして頂ければと思います。
必要なものを必要な所に配置する為の計画をとり、少ない面積を有効活用しましょう。
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二世帯住宅の間取り2階と外観
二世帯住宅の2階の間取りと外観に関してお伝えしています。
2階に関しては、基本的には南側に3階建てが建たなければ、日当りを気にする必要がない事も多い。
その為、二世帯住宅ならではの水周り関係や位置関係などを中心にお伝えしていこうと思います。
二世帯住宅の間取りポイント5:セカンドリビング
ポイント①と②です。
二世帯住宅の場合、
セカンドリビングの大きさやキッチンの大きさで悩まれる方も多いと思います。
あまり小さなセカンドキッチン(単世帯用のアパートなどにある)だと、かえって遣わなくなってしまうという事も考えられる為、最低でも1800cmぐらいの横幅をキッチンでは確保しておきたい所。
今回は、お風呂は1階と兼用という事もあり、階段を下がって直ぐにお風呂にいける動線、また、トイレや洗面は、廊下を挟んで設けています。
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二世帯住宅の間取りポイント6:各部屋配置
ポイント③と⑤です。
子供部屋と主寝室の配置と子供部屋は将来的に区切る事が出来るだけで大きなホールにしています。
主寝室のベッドやカウンターの位置なども細かいですが、配置は気をつけておきたい所です。
また大きな納戸も収納量を確保するためには必要だと思いますのでご参考頂ければと思います。
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二世帯住宅のポイント7:バルコニー
ポイント④です。
二世帯住宅での2階のバルコニーは、お庭としての役割を担う為、
- なるべく広く取るように心がける
- バルコニーの取り方や窓配置でLDKの雰囲気がかなり変わる
ので、そういった所を意識して頂くと良いかもしれません。
図の④のように、LDKと一体型のバルコニー計画をすると良いかもしれませんね^^
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二世帯住宅のポイント8:西側外観
ポイント⑥と⑦です。
外観イメージを見ていただくとわかりますが、窓は殆どありません。
西側という事もあり、西日を遮る意味でも、
- 窓を極力少なく出来、外観がつくり易い
という事も覚えておくと良いのではないでしょうか。
2階のキッチン部分のコーナー窓などは外からは外観のアクセントとなり、また、中からは出窓としてもつかえる為、ちょっとしたディスプレイ計画も考えられます。
外観は西側の一部が張り出していますが、これぐらいの張り出し(正確には90cmの張り出し)程度であれば、どの工法(木造)でも可能かと思います。
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また
アプローチ部分が飛び出ている計画ですが、
- 外観は凹凸感を如何に演出するか?
で家の立体感が変わってきますので、図面を考える時には意識して頂くと良いかと思います。
因みに、凹凸感を演出するとなると、
- 『私たちは、シンプルで真四角で良いよ~』
となる方もいますが、そちらは少しジャンルが違いますので、シンプルで真四角にと考えたとしても、凹凸感は考えておきたい所です。
まとめ
今回の二世帯住宅は限れた土地+あまり人気のない西側接道の土地という状況を最大限に使った間取りとなっています。
是非土地購入の際の検討材料、二世帯住宅の間取りの検討段階としてご参考頂ければと思います。
↓↓↓参考記事はこちらから↓↓↓
参考記事01:二世帯住宅の間取りポイント5
参考記事02:輸入住宅の間取り
参考記事03:和風の間取り
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