間取り

【間取り10】:スキップフロアのある4LDK

投稿日:2022/06/22 更新日:

【間取りの概要】

  • 延床面積:116.97㎡(35.39坪)
  • 4LDK
  • 南玄関
  • 土地面積:182.07㎡(55.08坪)
  • 収納量:21.53㎡(面積に対して18.41%)
  • カテゴリ:35坪|4LDK|二階建て|スキップフロア|西玄関|吹抜け|アイランドキッチン|シンプルモダン|タイルの家|ウッドデッキ|DENのある家

***

スキップフロアのある4LDKの間取り

スキップフロアのある4LDKの間取り

スキップフロア4LDKの間取り

この間取りのポイントを解説していきます。

35坪4LDKスキップフロアが特徴の間取りで、西側接道の土地でも日当たりを良くし、お庭も使いやすくした間取りです。

駐車計画は、通常であれば4台おける駐車計画ですが、あえて1台を道路と並行におく3台の計画にしています。

ゆとりのある外構計画で、家の奥行感を持たせるようにしています。

また、特徴としては、

  • スキップフロア

で、後述のポイントの部分で解説していきます。

その他にも

  • DEN
  • アイランドキッチン
  • 広い玄関ポーチ
  • また外観

などもポイントとしてみていただければと思います。外観はシンプルモダンかつ奥行感があるような間取り提案にしています。

***

ポイント1:スキップフロアのある間取りのメリット

はい、ポイントの一つ目はスキップフロアです。

スキップフロアとは、

スキップフロアの解説

このイラストのように、通常の2階建てではなく、一階の途中、もしくは2階の途中に床を設ける間取りになります。

このスキップフロアですが、意外と便利で、例えばこの35坪の4LDKの間取りで言えば、

  • スキップロアの上を吹抜けにして、日当たりを確保する

事が出来ます。

通常、このお敷地のような西(東と北も含む)接道の土地の場合、南側のお敷地に家が迫って建っていることが多いです。

その為、日当たりがしっかりと確保できるか?が間取り設計の上でポイントになることが多く、また、それを解消するために、吹抜けを設けることが良くあります。

ただ、吹抜けを設ける場合、その上の空間が無駄になる、とも言え、そういった無駄を解消し、日当たりも確保する方法として、スキップフロアがあったりします。

↓吹抜けとスキップフロアの日当たりの違い↓

スキップフロアで日当たりを確保する

このような違いがあり、スキップフロアを設けることで家の外周を大きくすることなく、日当りを確保できます。

*今回の間取りはこのようなスキップフロアにしています。

  • スキップフロア下はファミリークローゼットに

また、この間取りであれば、下側に収納空間(キッズルームやちょっとした小部屋でも可)を設けることができ、収納において、一階に大きなファミリークロークを設けることができ、バランスも良くなります。

スキップフロア下の収納画像

  • スキップフロアで空間が広がる

また、その他にも、この間取りでいえば、LDKと和室が同一平面状ではなくても、一体化する空間ができるので、縦にも空間が広がります。

スキップフロアの実例

↑スキップフロアの実例

吹抜けを設けるのと比べて、スキップフロアにすることでの予算UPはありますが、そこまで大きくUPしないの事も考慮すると、上記のようなメリットを考えた時、コストパフォーマンスが高いこともメリットです。

(予算UPは建築会社さんによって変わります。)

***

ポイント2:外壁でうまく目隠しができる間取り

次です。この間取りの2つ目のポイントは外壁で目隠しをしているところです。

外壁で中のお庭を隠す

このように外壁(間取り)が出ている為に、その奥のウッドデッキなどが道路から見えにくい位置に配置できます。

お庭の利用を考えると、外から見線はなるべく遮った方が使いやすくなります。(外から見られるとなかなか寛げない、とか利用しづらいが出てきます)

その為、この間取りのように、家をL型にすることで、目隠しも兼ねた家づくりができるようになります。

とは言うものの、すべてを外壁で隠そうと思うと、間取りに無理が出てしまうので、外構などで補う必要もあります。

ただ、このような間取りにすることで、西側から見た時に、家を大きく見せることもできるメリットもあり、西側道路(東側道路)で家を設計する場合、日当たりの確保をスキップフロアで考えつつ、目線を遮る為の設計は意識していただくと良いかと思います。

一般的に、こういった土地の場合、単純に家を横に長く設計にすることが多い(よく見かける)のですが、それだけだと、家が小さく見えることも多いので、その対策としても有効なので、覚えておいていただければと思います。

***

ポイント3:4LDK→5LDKへも可能?

ポイントの最後は、一般的な話として、家の可変性について話をしてみたいと思います。

まず、この間取り提案はスキップフロアがメインの4LDKの間取りです。

(ただ、4LDKと言っても、和室はLDKと一体型での利用となるので、実質は3LDKに近い間取りです。)

そうなってくると、将来的に部屋がもう一つ必要になってくることも検討したい方もいらっしゃるかと思いますが、ご相談者さんも後からそのような不安があることを教えてもらいました。

実は、この間取り、後々5LDKにもできるように、と思っていて、それについての説明をさせていただきます。

↓5LDKをとるために↓

スキップフロアで5LDKに

このようにすることで、将来的なリフォーム、もしくは、今からでも4LDKから、5LDKに変更することができます。

↓ポイントは、スキップフロアと屋根の形状↓

片流れ屋根とスキップフロア

屋根形状がこのような片流れの屋根の形であれば、南側の屋根空間が高くとれるため、上のイラスト画像のように、一部屋を設けやすかったりします。

家づくりを考えると、可変性をどのように持たせるか?は10年後、20年後、30年後、40年後と考えていくときに重要になってくるので、将来を想定して家づくりをするときの一つの考え方として知っておくと良いかもしれません。

*今は家も高耐久、高気密・高断熱に作られているので、50年後も見越した可変性を考えることが重要になっていくように感じます。

***

スキップフロアのある4LDKの間取りまとめ

スキップフロア4LDKの間取り

はい、今回は、35坪4LDKスキップフロアのある間取りのご紹介でした。

特にスキップフロアは家づくり、間取り設計において、様々な問題を解決してくれる場合がある優れもので、そちらの解説を中心にしてみました。

ここでご紹介できなかった、アイランドキッチンとLDKの配置、またウッドデッキのつなげ方などは、これまでの間取り紹介でもご説明をさせていただいていますので、そちらもご参考ください。

収納量としては、スキップフロアの下を使うことで、一階と二階の収納バランスも良い配置ができるようになります。

逆に、この間取りで少し気になるところとしては、玄関から、トイレのドアが見える位置にあること、また、キッチンから、洗面までの距離が少しだけ遠いことです。

こちらは、色々と話を聞いたうえでの提案にはなりますが、改善もできたりします。

一度設計して、それをお客様に提示(説明)する。そこから、さらにご要望を聞いて、カスタマイズしていく作業は必ず出てきます。

間取り提案は初回提案が8割で、最も重要な要素ではありますが、その後の変更やご紹介した可変性を考えること、もとても大切です。

完璧!と思えた間取り提案を受けたとしても、何度でも見直して、また、時間をかけて検討していっていただければと思います。

、、、なんか最後は言い訳みたいに書いていますが^^💦

ではでは。

間取りページに戻る

***

↓↓Rebroathomeの間取り診断サービス、詳しくはこちら↓↓

アドセンス広告(記事下)




アドセンス広告(記事下)




-間取り

執筆者: