これからの家づくり 間取り

間取りと外観ってどんな関係?part2

投稿日:2014/08/23 更新日:

先回の続きの記事を書いていきます。

先回は、ハウスメーカー時代の私の経験の話や、実際の外観例をだして、外観は後からどうにかなる。

という話をしました。

先回の話をした上での話ですが、間取りを先に考えて、外観を後から付けて行く作業には限界があるのかな?とも最近思います。

外観イメージから入って間取りをつくる

例えば、先回の最後のほうで掲載した間取りと外観の絵の間取りだけをピックアップするとこんな間取りですね。

平屋の間取り

そこで、

この間取りを殆ど変えずに、外観を下のイメージ写真のような外観に出来るのか?

平屋の外観

というと、恐らく出来ないという事はイメージしていただけると思います。

何故でしょうか。

例えばハウスメーカーさんの場合

上記の写真のような外観をする為には、

費用UPが300万円必要になる事もあります。

そもそも間取り云々よりも予算的な問題が出てくるという事です。

例えば、費用UPを100万円ぐらいで抑えられる工務店さんがあった場合

上絵のような外観を作るために、間取りの変更をしないといけない部分が出てきます。

写真のように作るために、玄関を隠したり、窓を無くす(意図的に隠す)外観に変える必要があります。

*写真からは、わかりませんが、中で明かりを充分にとる為に、間取りや窓配置など色々と変更の必要が出てきます。

その他にも、イメージする外観によっては、敷地的に出来ない。

という要因もありますが、間取りを先に考えて、外観を理想のものにするというのは、ある程度の限界があるように思います。

外観をつくる際に考える素材1:外壁材

という事で、少し外観をつくる!!

という事にフォーカスしてみたいと思いますが、

先ずは外壁材を考えてみましょう!

外壁というと、

  • 塗り壁
  • コンクリート
  • サイディング
  • ガルバリウム

等が出てきますが、これらの選択によって、外観はガラリと感じが変わります。

また、この外壁に関しては、

  • 対応可能な建築会社さんがある事
  • 価格UPの違いが建築会社さん毎にある事

の二つを理解しておく事も重要な要素です。

外観をつくる際に考える素材2:庇

これは、間取りも関係してくる部分ですが(以前ハウスメーカーと工務店の違いでお話していますが)、庇の長さが変わる事で、外観は意外と変わります。

また、庇の裏側(軒裏)の表現方法も意外と外観をつくる上では重要な要素となりますので、そこら辺を意識して頂ければと思います。*軒裏の表現方法に関しては、下のリンクを見て頂ければと思っております。

通常、

庇は、外壁から90cm出すぐらいが一般的。

1mを超える庇は、

  • ハウスメーカーさんの場合は追加費用となります。
  • 建築面積に影響が出てくる為、坪数が増え費用がUPする
  • 会社によっては、風力計算などに影響が出る為、構造計算などで費用UPになってしまう。

庇の長さで外観も変わる

上図のような話ですね。

ここら辺は、意外と外観を真似しようと思っても、外観特徴のポイントが長い庇だったりする場合、出来ない事も多くあります。

外観をつくる際に考える素材3:その他

その他にも色々な要因がありますが、

そもそも、

例えば、プロヴァンス風の家づくりが得意な建築会社さんに、モダンな建物を依頼する事は難しいのはご理解いただけるかと思います。

これは、例えば間取りが同じものだったとしても、2つのタイプによって、外観はがらりと変わってきます。

つまり、

そもそも選ぶ会社さんによっては、外観は後からどうにもならない!

という事なのです。

当然、理想の家づくりは出来ない!となってきます。

外観の方が、間取りよりも見慣れてる

家づくりにおいて、一般の方が、予め指示を出せる部分は、間違いなく外観だと思います。

町を走れば、そこら中に家はありますし、見慣れている為か、好き嫌いが一番はっきりと出てくるのが、この外観の話。

かっこいい!

と思える外観を街中を走っていて見つけるのは、意外と少ないと言われていますが、兎にも角にも間取りよりも外観の方が日常的に見慣れてるんです。

つまり

  • 間取りは、イメージが沸かない為、提案を見て判断する。
  • けど、外観は理想のイメージがある。

が一般的ですよね。

つまり、外観は、自分たちの要望がそのまま反映されるものになりますので、是非、しっかりと要望として出して頂ければと思っております。

まとめ

二回に渡って間取りと外観の関係をお伝えしてきましたが、今までの家づくりは、間取りの優先度が高かったようにも思います。

もちろん、間取りの重要度が低くなった訳ではないですが、これからの家づくりを考えた時、外観だって重視してもいいよね。

という話をさせていただきました。

 

外観と間取りにおいて、同じ間取りでも、ある程度の変化をつける事は当然出来ますが、限界がある事を感じて頂きつつ、家づくりの一つの登り方として、外観、家のイメージから考えるという方法もありなのではないでしょうか。

家づくりは一生に一度の大きな買い物です。

せっかく建てるなら理想とする、建てて良かった!と思えるような家づくりをしていただければと思います。

何度も言いますが、家づくりは必要な知識を蓄え、どこの建築会社さんにお願いするか?がとても重要です。

もし、そんな家づくりの相談を実際に受けてみたいという方は下のリンクよりお問合わせ頂ければと思っております。

↓↓↓参考記事はこちらから↓↓↓

前のページ:間取りと外観ってどんな関係??

参考記事1:家の外観デザインを決める上で、意外と重要な軒裏の表現方法!

参考記事2:坪庭の作り方

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