スケルトン&インフィルやスモールハウスの考え方は、最近の建築業界では、基本的な考えの一つとなってきましたね。
今回はこの二つの考えを少し勉強していきたいと思います。
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スケルトン&インフィル
スケルトン&インフィルとは、主要構造体と内装を別けて考える住宅になります。
つまり、構造は構造で切り離して考えて家の設計をする為、将来的な増改築やリフォームを、構造をいじらずできるという考え方です。
具体的には、ラーメン工法(構法)(鉄骨、木造、コンクリートなど)を使うのが一般的です。
柱と梁で構造を持たせることが出来る工法で、体力壁といって最近主流の壁工法(体力壁を壁に入れた工法)とは少し違った考え方となります。
個人的にも、この考えはとても好きで、家の長寿命化が進む昨今の家づくりにおいても必要な考えにも徐々になっているように思います。
家を継承して住み続ける
そもそも長く住まう事で後々リフォームやメンテナンスをかけて住み続ける考えは、
世界的にみて、家の建替えサイクルが長いヨーロッパや北米地域では、古くから採用されています。
- おじいちゃんが家を建てる
↓ - お父さんが家を引き継ぐ
↓ - 息子が家を改装する。
という三世代に渡って家を引き継ぐという考えがベースにあるように思います。
今までの日本は、自分で家を建ててはじめて一人前と言われていた時代だったと思います。
1966年から2006年まで8期に渡って続いた住宅建設5カ年計画の影響もあったかも知れませんね。
とにかく
- 結婚⇒出産⇒新築を建てる!
という流れが今までの普通の考えとなっているのは、共感頂ける所かと思います。
しかし、
昨今、その考えも少しづつ変化していきますよね。
- 一生賃貸でもいいのでは?
- 子供達はどうせ出て行くから、自分達夫婦ふたりだけの家づくり。
- 結婚前からの家づくり。
など色々な考えをもつ方も目立つようになってきましたよね。
なので、その一つの考えとして、今回のスケルトン&インフィルの考えも参考にして頂ければと思っています。
家づくりは、家を建てると、解体費用から考えればかなりの金額がかかります。
つまり、今まではスクラップ&ビルドの考えですよね。
これからは、家の長寿化というのが一つの家づくりのポイントとなってきているように思います。
今スケルトン&インフィルをお伝えする理由
この話自体は、10年ぐらい前から話をされてきているものになりますが、今回改めお伝えするのは、今まで一部の建築会社さんしか採用出来てこなかったこのスケルトン&インフィルの考え方が、一般のどんな方でも採用する事が可能になってきた為です。
私自身のブログでも何度か記事書いていますが、木造ラーメン工法の採用が広まっている事が大きいように感じます。
長寿命化に向けた取り組みは色々な方面からもいう事が出来ますが、3世代に渡って済みつぐ事ができる家づくりというのも意識して家づくりに取り組んで言ってもらえればと思います。
スモールハウス
スモールハウスも最近のはやりですよね。
こちらは、一見スケルトン&インフィルの考え方とは、間逆な発想にも感じますが、こちらはこちらで重要な考えの要素となりますので、続けてお伝えする事にします。
スモールハウスの基本的な考え方は、まさにその字の通り、小さな家づくりです。
このスモールハウスのメリットは
- 建築コストが抑えられる
- その他の家の維持管理コストが抑えられる
(光熱費、固定資産税、家のメンテナンス費、解体費用まで)
と基本的には、お金に関するメリットが大きいように思います。
また、その他でも自分達だけの家づくりがしやすいといった意味では、良いのかもしれません。
上記のスケルトン&インフィルの住みつぐとは間逆のようで、最終的には、建築に余計なお金をかけないという発想でいけば、同じものになるのかもしれません。
スモールハウスの特徴は、その空間の有効利用だと思っていますが、廊下やそれぞれの部屋を如何に工夫して使いやすく設計するのかという発想がとても重要ですね。
本来日本人が持っている気質としては、人気の高い家づくりの一つなのではないでしょうか。
このスモールハウス、つくる、つくらない以前に、間取りなどは家づくりの勉強になります。
是非、集めてみましょう。
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