先回の記事を書いていたら、お伝えしておきたい内容が一つ出てきてしまったので、途中ではありますが、一般的な違いの話や、気をつけておきたい話をさせて頂こうかと思います。
特に、私自身のハウスメーカー時代の経験も含めて、注意点などをお伝えしていければと思います。
遠方で家を建てるならハウスメーカー？
先ずはこの話をします。
多くの方は、『全国展開しているハウスメーカーさんなら、遠方での家づくりもしやすいのでは？』と感じる事も多いように思います。
ハウスメーカーさんの家づくりは、基本的には商品タイプがあり、どこでも同じ家づくりが出来ます。
- 全国一律して企画化された家になっている為、例えば、関東の展示場でハウジングセンターを見て、そこで家づくりの打合せを行う。
- 施工は愛知県のそのハウスメーカーさんの施工をしてもらう。
という事も出来ます。
ハウスメーカーのデメリット
上記の話は当然の事ながら遠方の方が、ハウスメーカーさん経由で家を建てる事のメリットとなります。
が、
しかし、
実は、そのメリットに隠された、デメリットに関しての話もありますので、少し解説していきたいと思います。
担当者の責任が中途半端に
ハウスメーカーさんでの家づくりは基本的には、担当営業マンさんがつきます。
その担当者さんは、初回展示場の来店で接客してくれる方が担当となります。
しかし、遠方の土地の場合、担当営業マンさんは、どこかのタイミングで、バトンタッチをしなければいけないのは、ご理解いただける所だと思います。
この引継ぎのタイミングは通常、家の打合せが終わった後、つまり着工前の状態が殆どだと思いますが、注意したいのが、着工後の仕様確認やミス、また完成後メンテナンスなど、本格的に現場が進む事によるトラブルや打合せなんです。
施工現場では聞いてない、営業サイドでは伝えてる！
といった感じで、責任が中途半端になってしまう事が多いといわれています。
これは、ハウスメーカーと言えども、
- 各地域ごとの販売体制をとっている事
- その体制事に同じ商品でも、打合せ内容や施工タイミングがそれぞれ違う事
があり、そこら辺の調整が意外と難しいと言われています。
また、こういったトラブルを回避する為には、家の打合せも、簡単な物としなければならず、“殆どが標準仕様の家づくり”となる事が多いと言われています。
つまり、注文住宅だけど、殆ど企画住宅みたいな感じになってしまう可能性。
これが一つ目の注意点です。
値引きが貰えないことも
2つ目の注意点はなにか？というと、こういった遠方の方の家づくりの場合、通常よりも値引きが少ないように思います。
因みに前職の経験からだと、坪あたり10万円の値引きが普通だっとして、エリア外の場合、施工移管という形になる為、地域毎に利益を出す計算をする必要が出てくる為、坪値引き3万円が限界！という話もちらほらありました。
＊上記の例で、40坪の家づくりとして考えると、280万円もの違いが出てきてしまうと言う事ですね。
そういった事は、多くのハウスメーカーさんでもあるようです。
つまり、家にかかる総額が高くなりやすい、と言う事もあるという事です。
この2点は、家づくりにおいてかなり重要な要素となるようにも思いますので、是非気をつけておきたい所。
工務店での家づくり
さて、では工務店さんの場合はどうでしょうか。
当然の事ながら、工務店さんでの家づくりを考える時は、現地に赴く必要があります。
つまり、建築会社探し～打合せ～着工～完成までの一連の流れは現地での打合せがメインとなります。
ハウスメーカーさんとは逆の話ですね。
建築会社探し～完成までの打合せは大変！と言う事です。
先回少しお伝えした、対面以外でのやり取りや、スケジュールの調整能力を駆使して家づくりをおこなう必要があるという事です。
覚えておいてもらうと良いのではないでしょうか。
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