今回は、
- 2階リビングにしてみたらどうだろう?
という話をしてみたいと思います。
通常、2階建ての家づくりなら、1階部分にLDKを設ける事が殆どだと思います。
*統計がある訳でもないのですが、2階建てで2階にリビングを考える方は1割ぐらいかもしれません。
逆に、3階建ての場合は、多くは2階にLDKを持ってくるようになります。
これは、本当は1階にLDKを持っていきたいけど、
- 一階では、LDKの広さが取れない
- 生活動線を考えると2階に持ってくる必要性
が影響をしているように思います。
で、今回は、そんな間取りづくり、家づくりにおいて、
- 2階建てでも、2階にLDKを持ってくるのもあり?
という話をしたいと思います。
因みに、2階建て、2階リビングの提案しかしない会社さんもいるぐらいなので、それなりにメリットもあるように感じます。
目次
2階リビングにする事で得られるメリット・デメリット
2階リビング、2階LDKにするメリット、デメリットを考える時は、逆に1階のLDKのメリット、デメリットも同時に考える必要があります。
LDKを一階にした場合、二階にした場合と比較して考えていきたいと思います。
2階LDK、リビングにするメリットは
- 日当りのよさ
- 見晴らしのよさ
- カーテンのいらない生活
の3つが挙げられるように思います。
立地や状況、提案者によっては、上記3つの“メリット”は、1階のLDKでも叶えられますが、一階ではなく、二階リビングにする事で得られるメリットとして上記の3つはあるように感じます。
*極論を言ってしまえば、その会社の提案力(間取りと価格)によってくる話でもありますが、提案力を兼ね備えている会社さんって意外と少ない事も多いので…^^;
なので、もし、上記3つ
- 日当りの良い家づくり
- 開放的な家づくりがしたい
- 外からの目線を気にせず生活したい
の項目が優先順位の高い項目であれば、最初から2階リビング、LDKを考えてもらうのも一つだと思います。
2階LDKで開放的に
2階LDKの良さの中で最も言えることで、
バルコニーも含めて開放的なLDKの空間づくり
が挙げられます。
上の写真のように
- リビングとバルコニーをつなげる
- 窓を横一杯にとる
事で、LDKがより広く見えるようになりますね。
…
二階LDKにすることで、構造的に上に何も負担がかからないため、実は開放的な空間づくりがしやすいのもメリットの一つです。
因みに、上記のような写真の家(窓をいっぱいに取る)をつくる際は、
- 在来工法
- 注文住宅
が良いように思います。
ツーバイフォー工法や標準仕様のある建築会社さんの場合、
- 2階のリビングとバルコニーの境に20cmほど立ち上りの壁が出来たり
- 窓と窓の間に壁が入ってしまう場合があったり
してしまいます。
その為、思っていた感じの開放感が出せない場合もあり、開放感を考えるなら、工法にも拘りたい所です。
事前に検討している会社に、上記のような写真を見せて、
お客様:『写真のように、二階を開放的に、前面に窓を設けつつ、バルコニーへフラットで出たい!』
と要望を出してみて、その反応を確認をしておくと良いと思います。
また、2階にLDKがある事で、
- 屋上(スカイデッキ)
- 小屋裏部屋
などの利用もより有効的につかう事が出来るのもメリットの一つですね。
これは、2階LDKがあることで、生活の中心が二階になりますので、その上の屋上や小屋裏に行きやすくなるためです。
2階リビングのデメリット
では、逆に2階リビング、LDKのデメリットはなんでしょうか。
最も多い理由として、3つ挙げられるので、そちらを見ていきつつ、もし解消するなら?も一緒に検討してみたいと思います。
デメリット①:2階LDKは将来が不安!
家づくりは一生に一度、建てた後は、なるべくずっと住み続けたい!
と思われるのは当然ですが、これを考えると、二階リビングにすると、
- 老後の心配
→『将来、二階に上がれなくなった時に、水周りが二階にあるのは…』
という不安が出てくるかと思います。
また、
- 子供に目が届かない
→『子供が大きくなった時に、玄関から部屋に直行されるのが嫌だ。』
という不安も多いです。
結果:『2階リビングは憧れるけど、やっぱり…』
となる方も多いです。
老後の心配に関しては、本当に二階に行けなくなるタイミングで水周りのリフォームを考えて頂くことで解消は出来るかもしれません。リフォーム費用も例えば、お風呂を一階にもってくる工事だけであれば、そこまで費用を掛けなくても良いかもしれません。
子供に目が届かないことに関しては、こちらは子育ての話になってきますので、解決策は微妙な所ですね^^;
デメリット②:費用UPが考えられる
2階LDKにする場合は、それに付随して2階に水周りを持って来ることが多いです。
そちらの方が家事動線が良い為ですが、2階に水周り(風呂とか洗面、洗濯、トイレなど)を持ってくる際、工事として、給排水工事を二階に持って行く事や、水周りの設備の重量の問題が出てくる場合があります。
つまり、一階LDKと比べて二階LDKにした方が少し割高というデメリットがあります。
ただ、注意しておきたいのは、検討される建築会社さんによって、この費用UPに大きな違いが出てくる所です。
A社:全体で10万円程度の費用UP
B社:全体で100~150万円程度の費用UP
という感じで、検討している会社さんによって、費用UPが全然違ってきたりします。
*ハウスメーカーさんで二階リビングにすると、費用UPが大きくなるとも言われています。
ここは、これからの生活を考えて、その予算UPが高いかの判断をして行って頂ければと思います。
デメリット③:2階LDKの生活イメージがつかない
上記の2つの総合的な話です。
最後のデメリットが最も重要な話です。
- 『そもそも、2階LDKの生活イメージがない。』
です。
統計データなどは無いのですが、家づくり相談をおこなっていて、10人の家づくり検討者さんがいれば、その中で1組みのお客さんが2階建ての家で、2階LDKを考える?ぐらいの感覚です。
その為、当然、
- 殆どの家は、1階リビング
- お友達の家に遊びに行ったとしても1階リビング
- 建築会社さんの感覚(担当者さん)も普通は1階リビング
という状況です。
つまり、2階LDK、リビングする事は、生活イメージをするのがそもそも難しい事が多く、
- “興味あるけど、、、思い切れない!”
が大きな要因になっているように思います。
…
この話が最終的には一番引っかかってくる内容なのではないでしょうか。
2階リビングにする場合、そのデメリットの解消法は
上記の3つのデメリットを解消するには?
ですが、
実際に2階LDK、リビングで生活している方の家に行って話を聞く事
が一番です。
完成現場見学会ではなく、実際に入居している方の家へ行かせてもらう事で、これによって、『私達も二階リビングで考えよっか!』となることが本当に多いです。
それぐらい二階リビングの魅力がある、とも言える話ですが、実際にその生活をイメージする事が出来ると、大きいように感じます。
と言っても、上記のようにそもそもそういった家も少ない(…最近少しづつ増えているようにも感じますが…)為、そもそも現場が無いという方もいるかと思います。
そんな時は、
3階建ての現場(入居者宅)に行ってみる事
のもありかと思います。
実際に話を聞いて見ると、
- 『生活しやすい!』
- 『すごく開放的にすごせる!』
- 『初めは不安だったけど、慣れたら、絶対これ!』
という意見も多く、参考になる事も多いです。
因みに、2階リビングを私が勧めている訳ではないので、ご理解の程を^^;
↓↓↓参考記事はこちら↓↓↓
参考記事1:住む人が健康になる「本物の家」の建て方
参考記事2:そろそろデザインファーストでの家づくり
参考記事3:木造ラーメン工法徹底比較!
…
…
↓↓↓【理想がみつかる!】家づくり無料相談はこちらから↓↓↓
*気軽にお問合わせください^^
質問ですが、将来的に高齢で階段の上り降りがつらくなって、2階リビングから1階リビングに改築は可能でしょうか?
水道管やガスなどの工事が必要になったり、その工事が難しく改築できない場合もあるのでしょうか?
また改築する際の費用など教えていただけたら嬉しいです。
[…] 【参考記事:二階リビングのメリットデメリット】 […]
[…] 参考記事1:2階リビングのメリット・デメリット […]
[…] 参考記事1:2階リビングのメリットデメリット […]