間取り

【間取り15】:30坪、3LDKの理想の間取り

投稿日:2022/07/27 更新日:

間取りの概要

  • 延床面積:106.00㎡(32.07坪)
  • 3LDK
  • 南玄関
  • 土地面積:143.44㎡(43.39坪)
  • 収納量:21.53㎡(面積に対して20.31%)
  • カテゴリ:30坪|3LDK|2階建て|おしゃれ|南玄関|対面キッチン|シンプルモダン|広いバルコニー|DEN|理想の間取り

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30坪、3LDKの理想の間取り

30坪、3LDKの理想の間取り

30坪、3LDKの理想の間取り

この間取りのポイントを解説していきます。

実は、この間取りが一番私のインスタでの投稿で評価が高く、またお問合せも多い間取りです。(その為、少し大胆に“理想の間取り”と書かせていただきました^^笑)

間取りですが、全体的なバランスの良さがポイントでもある為、外観から、内観まで全体を通してみていただくのが一番かと思っていたりもします。

(ポイントはポイントで解説していきますが、そのように全体を見ていただければです。)

駐車計画は、土地が9m弱の間口という事もあり3台の並列です。

また、ポイントの解説としては、

  • バルコニーを工夫した外観づくり
  • 深い庇の計画
  • 東側を開く設計

の3つを下で解説していきますが、全体的なバランス、理想の間取りとしてその他のポイントを挙げるとすると、

  • 洗面所と脱衣室が分かれている
  • リビングに小さいけどDENがある
  • パントリーが大きい(冷蔵庫を隠せる)
    収納率も20%を超えていて便利そう
  • リビングに大きな窓が二つあって解放的
  • 対面キッチン
  • シューズクロークが大きくある
  • 玄関が奥にあって見られない
  • 各部屋からバルコニーがつながっている

などの要素がしっかりと入っていること。

また、それでいて、家の大きさが32坪と抑えられている所だったりするのかな?という感覚です。

(もちろん、理想とする間取りは人それぞれですので、あくまでご参考に、です)

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ポイント1:バルコニーを工夫した外観づくり

では、ポイントの一つ目から解説をしていきますが、一つ目は、バルコニーを工夫した外観づくりです。

家づくりに決まりはない!

という事を念頭において読んでいただければと思いますが、実は、建築会社さんが家の設計をする上での習慣的な設計というものがあります。

例えば、今回のバルコニーの習慣的な設計を言えば、居室に光を入れる為に壁は腰壁(120㎝ぐらい)が基本です。

そこを敢えて崩すような表現をしてみたのが今回の間取りです。

バルコニーはあくまで一例ですが、こういった“設計をする上での習慣”は、色々なところであり、それを“そういうもの”として捉える設計者さんも多いです。

これは、

  • 使いやすさ
  • 施工のしやすさ
  • コストパフォーマンス
  • メンテナンス性
  • 安全性

などを考えての結果ですので、悪いという話ではなく、むしろ良い面も多いです。

ですが、冒頭でお伝えしたように、“家づくりに決まりはない”という発想もあります。

その為、逆にお施主様の方が自由な発想ができることも多く、例えば、『こんな施工事例をみたんだけど、できない??』と言ってもらう事で、理想の間取りに向かえることもあります。

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ポイント2:深い庇の計画

はい、2つ目のポイントは1階LDKに設けた深い庇の計画です。

一階に深い庇を自然に設けようと思うと、2階部分を張り出す必要が出てきますが、その張り出した部分を居室にすると、過重計算などがあり、あまり深く張り出すことが出来ない場合も出てきます。

もちろん、バルコニーでも90㎝以上の庇を出そうと思うと壁や柱は必要で、この間取りでも壁を設けていますし、逆に“窓上庇”として、単純に庇だけ出す方法もあります。

ですので、どのように庇を設けていけばいいか?は意外と設計を悩ますところでもあり、楽しめるところでもあります。

この間取りは、一階のリビング部分をぐるっと庇が回るようにしていて、それに合わせて窓もつけています。

深い庇の計画実例

上図の右側の実例画像は、左の間取りとは別事例ですが、このようなイメージで設計をしています。

(こうすることで、室内から見た時の奥行感と解放感がより出てくる設計になっています。)

また、二階に関してもバルコニー全体に庇もかけていて、

深い庇計画の二階の実例

このようなイメージで庇をかけています。

(画像の庇はもう少し深い庇になっていてあくまでイメージです。)

意外と庇は賛否両論あるようですが、私としては庇をしっかりとかけていく事は

  • 家の痛みを紫外線から守る
  • 雨除けになる
  • 日の光をコントロールできる
  • 内側からの外に繋がる雰囲気が出せるので、家を大きく見せる

などの理由からお勧めしています。

実は、20年ぐらい前に、庇を無くすシンプルなかわいい家が流行ったことがありました。

家の凹凸がなくなる為、確かに見た目は良い感じではあるのですが、10年以上たった今、当時つくられた家をみると、雨だれの汚れがかなり目立つ家が多くなっていたりもしてます。

その当時、外壁は漆喰などが多かったので、汚れはそのせいもあるかとは思いますが、家の劣化を防ぐことを考えれば、庇はあった方が良いかと思います。

という経験的なところも大きくはありますが、庇の計画はなるべく考えるようにしていただければと思います。

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ポイント3:東側を開く設計

ポイントの3つ目は、こちらもバルコニーの話でもありますが、南側ではなく、東側に大きく窓やバルコニーをもうけて、開くようにしている所です。

東に開く設計

この家は、東側が駐車場だったこともあり、そちらからの目線を配慮しつつ、窓から遠くまで見える景色を考えてそのようにしました。

(方位も少しだけ左に振っていたこともあります。)

もちろん、立地に合わせて提案をしている感覚ですが、ここら辺は記事でご紹介した、南側に大きな窓の意識を無くしていただくと良いのかな、とも思っています。(日当たりを考える

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30坪、3LDKの理想の間取りまとめ

30坪、3LDKの理想の間取り

はい、上記の3つのポイントを参考にしていただき、

冒頭でお伝えしましたが、リビングに小さくDENを配置していたり、収納量が多かったり、それでいて32坪と家がまとまっていたりと、全体的なバランスがメインになるかと思います。

、、、

個人的には、玄関も奥に入っていく感覚が面白かったりしますし、外観のつくり方も、凹凸を細かく出しつつまとめる感覚で書いてみた間取りで理想的な間取りでもあります。

はい、少しでも間取りの参考になれば幸いです。

ではでは。

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