はい、今回はここ最近の家づくりの傾向の話を3つしてみたいと思います。
はい、3つとは、
- 1.新しく進出する建築会社さんの家の価格。
- 2.安く家を買う。
- 3.写真と実際の家の違いについて。
の話です。
最近の家づくりの大きな流れ
家づくりは時代に応じて、色々なトレンドがあります。
デザインにも、断熱性能・耐震性能などにも流れはあります。
因みに、ここ最近の大きなトレンドとしては、
- 『消費税増税に伴い、お施主様の家づくりの様子見』
でした。
実際に『7.8.9.月は暇でした。』という会社さん(不動産屋、建築会社)も多く、10月に入り、少しづつお客様が動いてきたように感じているという話もお聞きします。
そういった流れでしたし、また、今後、少し怖いと思う話としては、『不動産バブルの崩壊』という話もあります。
地域性はありますが、不動産価格の上昇はとても気になる所で、土地の価格(地域によります)が高くなっていて、その結果
- 建築会社:土地を買えない
- 一般のお客様:土地が買えない
- 不動産屋さん:土地が売れない
という状況にもなっている。
このままこの状態が続くのか?と言われると、疑問も出てきますし、以前このブログでも書かせてもらいましたが、
参考記事:不動産価格の今後
何かがきっかけで土地価格の上昇トレンドが変換して(すでに横ばい状態になっている感覚もありますが、それよりも大きく動く時、またまだまだ上がる可能性もありますが、)下落する可能性もあることは考えておくべき話かとも思います。
…
そんな状況だからこそ、結果としては、家にあまりお金がかけられない!という状況でもありますし、そもそも新築じゃなくて、中古住宅を、というトレンドもあったりもします。
この大きな流れを踏まえつつ、3つの話をご紹介してみたいと思います。
①.新しく進出する建築会社さんの家の価格。
社長:
『いや~、今の時代、価格の高い家は売れませんよ!笑』『だから、この価格設定で出来るように家の設定しました。、、、そこから大工さんとかを探していくつもりです。』
『大工さんは、一般的には安い価格になりますが、その価格でも、根気よく探せば意外と見つかります。、、、弊社の場合、仕様は殆ど決めているし、そんなに難しい工事をする訳でもないですし。』
『後は、設備関係は限定して、取引業者さんとの価格交渉をしていけば、標準仕様は40万円/坪で出来るんです。』
という感じの業者さんが、実は私が直接お話ししただけでも、ここ半年で3件ほどありました。
3件中2件は新規エリア(愛知県)に進出しようとしている会社さんで、一件は全くゼロから立上げをしていこうとしている会社さんです。
『大工さん、施工主任さん、インテリアさんはいないですか?』と相談されたり、色々と当たって探していたりして、確かに、大工さんは安い単価でも探せば出てくるのだと、実感したりしていました。
単価的には、大工さんに求める工程というのは、簡単なものになってくるかとは思います。
なので、品質の保証というのは難しいですが、あまり無理をしない施工であれば、大丈夫かとも思いました。
こういった会社さんの戦略としては、
『単純なローコスト住宅はつまらないから嫌だ!』というお客様に対して、予算をそこまでかけずに、でも家づくりを楽しんでもらう為に、という考えだそうです。
良いと思います^^
はい、こういった新しい会社さんが出ている一方で、もう少し多くの会社さんが無くなっていったりもしています。
(無くなる会社さんは、規模の違いや、また家の販売価格も高い所から安い所とそこはあまり関係なく、です。)
色々と考えないといけませんが、冒頭でお話しした、社長さんの会話と、業界としての新陳代謝の話は、今のトレンドをもっとも表しているかな?とも思い一つ目の話とさせて頂きました。
②.とにかく安く家を買うこと!?
1の流れを受けて、少し考えてみたいのがこの②の話です。
ここも会話から^^;
不動産屋さん:『○○会社、家一軒を建てるのに、最終的にあがっても、1500万円で建ててくれるよ。』
不動産屋さん:『だって、お客様もそれで良いって言うしね。』
という話は、不動産屋さんが話をしてくれた内容です。
価格を安く建てる傾向はここ10年ぐらいのずっと変わらないトレンドですが、改めて、そういった思考が多くなってきているようにも感じます。
…
ここからは私の頭の中の独り言です。―――
家一軒、全部コミコミで1500万円で建てられるとなれば、それはそっちに傾く方も多いと思う。
1500万円だったら、、、ふつうの建築会社さんが普通に家を建てたとして、2000万円の後半ぐらいが今のメインの相場だから、、、二回建てても同じ計算にもなるし、、、
ただ、1500万円の家の中身はどうかを考えたら、普通に1500万円の家を企業努力でその価格にできているとしたとして、
その企業努力で3000万円の家と同等のものが出来る訳でもなく、、、恐らく、企業努力で300万円ぐらい安くなったりしてるぐらい。
そう考えれば、それはそれで1800万円の家の仕様にもなってくる訳で、その仕様が、どれぐらいのものか?
- 現場の施工品質
- 各種設備の良し悪し
- 担当の設計士さんの提案の質
など、どこで違いが出てくるのか?は会社によるかと思うけど、、、
ーーー
といった回想をしながら、
考えるべきポイントは、
- 1800万円の家と、2000万円後半の家の違いがどれぐらいのものなのか?
- 一生住み続ける時に、この違いが、生活でどう変わってくるのか?
- 自分たちはいくらまでなら家にお金をかけても良いのか?
です。
これは会社によっても変わるかと思いますし、それぞれで違ってきますよね。
今は、色々な状況もあって、
- 安く家を建てることがトレンドです。
- その延長で中古住宅を買うトレンドもあります。
ここはそれで良いと思っています。
ただ、家は一生ものでもあるので、少し立ち止まって考えても良いのかな?という感覚もありつつです。
③.写真と実際の家の違いについて。
さて、最後のお話しはこの話で、写真と実物の違いです。
この話をするのは、最近、私もインスタ活動を再開したこともあって、話をさせて頂きます^^;
(写真がかなり溜まってきたので、定期的に挙げていこうかな?とも思います。)
はい、今はSNSに建築会社が載せる写真、基本はカメラマンに頼んだものを載せていたりして、かなりクオリティーも良くなっているようにも感じます。
家一軒の中で、良く見える場所やポイントは当然あって、そこにフォーカスして写真を載せている訳で、、、私も載せる写真は選びます^^;
で、インスタをしている私がこの話をするのもなんですが、写真と現場の雰囲気は、また違うという事は再度、認識して頂ければとも思ってます^^;
- 『SNSで見た時は、とっても素敵に思ったけど、実際に現場に行ったら、心躍らなかった!』
という話はよくよくお聞きする内容でもありますし、実際に私も感じることが多いです。
また、現場に行ったときに、細々とした“荒ら”が目に付く事も多く、現場の綺麗さは写真では解らない内容です。
(逆に、写真は微妙だけど、現場はかなり良い!という状況もあります。)
はい、という事で、SNSなどで写真を見て夢を膨らませながら、最後は現場で確認する感覚はもっておいて頂ければとも思います。
まとめ
はい、という事で、ここ最近の家づくり事情をババっと書いてみましたが、こういった流れがあることもご理解頂きつつ、家づくりを進めて頂くと良いのかな?とも思っております。
ではでは、次回のブログは、インテリア動画講座003をご紹介出来ればと思ってます。
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