『来年の話をすると鬼が笑う』かもしれませんが、今年のブログとして最後にこの話をしようかと思います。
”ミライの家づくり”ですから来年の話でもないので、ご紹介したいと思います。
ミライニホンプロジェクト
いきなりですが、僕は個人的に、今の家づくりって少し寂しさも感じています。
車を運転しながら見る家々は
- ローコスト住宅で建てた家
- 洋風な家
- プロヴァンス風
- モダン
- 和風
- 古い家
その他色々とありますが、とにかく統一感がない事に対してです。(よく言えば多様性があるということですが…)
もちろんその家を建てられる方の好みや金額、その他、色々な要因がある為、それが普通だとも思います。
なので、ちょっとだけ思うことです。
もっと地域や、コミュニティーとして家のテイストやデザインを統一してたら、街並みとしてキレイだな~と思っているぐらいです。
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この街並みを意識しているハウスメーカーさんも少なくて、恐らくですが、しっかりと考えているのは積水ハウ〇さんぐらい^^;
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で、そんな事を漠然と考えているんですが
今回は、とても気になるHPを見つけましたので少しご紹介してみます。
このミライニホンプロジェクトの家の概念は『オフグリッド』だそうです。
ミライニホンプロジェクト動画ページ|ミライニホンプロジェクトHP*参考にまずは見て頂ければと思います。
つまり、
- 電線や上下水道、ガスなど公共設備などをつなげない家づくり。
スマートグリッドの考えの最先端住宅という感覚かもしれません。
あの大手代理店の博報堂さんが手がけるコンセプト住宅で、今後、各分野の会社と共同開発させて家づくりの概念を変えて行こうという取り組みのようです。
このミライニホンプロジェクトは、東日本の街づくりの復興事業にも指定されている事は、はずかしかしながら知らず…
まだ実際に進行中のプロジェクトのようで、担当者様からは、詳しい答えが返ってきませんでしたので、簡単に勝手に解釈をしてみようかと思います。
このニホンミライプロジェクトに関しては、まだ一般住宅としての販売というよりも、どちらかというとコミュニティー、地域単位での街づくりの話のようで、これからのプロジェクトになっているようです。
何故今回この話を取り上げたと言うと、
技術的なところを考えれば、一般の家づくりでも十分に参考にして頂けるように感じたからです。
技術的に注目したのは、
- 太陽光発電システム:アモルファス系太陽光発電システム採用(リンクは参考ページ)
- 浄水機能:海水を飲み水に変える技術(リンクは海水を真水に変える技術の動画リンク)
- スマートハウスの先をいく管理システム
- オフグリッドハウスならではの固定させない家づくり(HPを参考下さい。)
などの最新性です。
家のデザインとしても、モダニズム建築なシンプルキュービックな家が素敵で、デザイン自体は、イギリスの海辺の家のようなデザインです。
これらをあえて木造住宅で取り組んでいるのも自然との共生がテーマだからかもしれません。
技術的にも、デザイン的にも参考になるのではないでしょうか。
この[ミライニホンプロジェクト]、基礎を極力少なくして家を高床式にしていますが、オフグリッドだからこそですね。
*もちろんオフグリッドではなくても、このように見せる方法はありますが、どんな地形や土地でも家が建てられる基礎形状も面白いですね。
今まで、独立基礎から布基礎、そしてベタ基礎、基礎断熱とこれまでの基礎は、基本的に容量が増えてきているのが主流だった事から逆転したデザイン。
発想の裏をつくものを見ると興奮してきますね…僕だけか…
なんにせよ、そのコンセプトや、新しい技術を、これでもかというぐらい終結できる“ものづくり”は、家づくりならではの醍醐味のように感じます。
まだまだ開発中の構想段階の技術もあるようですが、是非、良いと思える部分を取り入れてもらえると良いのではないでしょうか。
このような『オフグリッド』な家づくりは、今後のトレンドになっていくかも知れませんね。
という事で、
今年度はかなり一般的な内容を、主に家づくりのベースとなる知識をお伝えしてきましたが、来年度は、少し、そのような新しい技術や、最新の建築業界の取り組み、また面白い家づくりなど少し未来の家づくりに関しても情報を発信していこうかと思います。
ではでは、これからの家づくりの参考になれば幸いです。
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