家づくり、注文住宅の契約までの打合せは、
- ①.初回面談
:先ずは、家づくりの要望を会社に伝え、会社さん側からもどんな家が出来るのか?の事例を見せて貰い、そこに間取り依頼をする初回面談があります。
- ②.現地調査&ファーストプランの提示
:その後、一定期間(1~2週間が一般的)を経て、会社さん側から間取りの提示があります。→出された間取りに対して、『あ~でもない、こ~でもない』を再度お伝えするのが初回提案です。
- ③.間取り修正
:修正依頼→修正を何度か繰り返し、自分たちが納得できるものを作っていく時間。*こちらは人により、納得できる間取りが出来上がるまでに個人差があります。
- ④.見積もり提示
:出来た間取りに対して、細かい見積もりの提示や、建築時期やその他の諸条件の提示があり、契約をするかどうかの判断をします。
といった、1~4の流れを経て、最後に見積もりが出てきます。
目次
見積もりが500万円高く出てきたら、どうしたら良い?
- 『もし、出てきた見積もりが、予想をはるかに超えた価格だったら、、、』
はい、前述しましたが、基本的には、見積もり提示は一番最後です。
ここは、“注文住宅の難しさ”の一つですが、お客様としては、正確なお金が解らないまま、④まで話を進めていか無ければいけません。
…
②のファーストプランの提示時点で、ある程度の価格観を教えてもらえるのが一般的ですが、最終的に話を詰めたら、、、ということも中には起こりえます。
【知識:家の見積もり】
②のファーストプランで出てくる金額は概算見積もり。
④の契約前に出てくる金額はその時の詳細見積もりで正確な見積もりになります。
*④のタイミングで見積もりに入っていないものも多いので、最終見積もりとも違います。
*④では、インテリア(照明、カーテン)や造作費用、外構費用、その他もろもろの細かい費用は概算のままも多い。
↓↓
⑤.契約後の打合せ後の最終見積り
となっていきます。
*この④→⑤で金額が200~300万円ほど上がることは多いです。
今回は、間取りを詰めていき、実際に④→⑤のタイミングで見積もりが、500万円高かった!という実話から。
もし、そういった状況に陥ってしまったら、の話です。
予算を減らすときの参考として考えて頂ければ幸いです。
500万円という金額は、会社さん変えるのが一番!
先ず、結論から言えば、500万円下げようと思うと、
- 建築会社さんを変えるのが一番簡単です。
…
会社さんの中には、”値引きで頑張れる金額”かもしれませんが、現実的な問題として、会社を変える事をメインとして、動いて貰った方が良いです。
ですが、【会社を変えるしか方法がないのか?】と言うと、その後の打合せは大変かもしれませんが、そんな事もありません。
他の会社も含めて比較検討を進めていれば、
- 価格ではなく、“相性”の良い方と家づくりをしたい!
となる事も当然に出てきますし、
- 既に、相性の悪い会社さんは断ってしまっていて、“他にどこに行けば良いのか?解らない!”
という方もいらっしゃるかと思います。
そこで、
- 会社を変えずに家の価格を500万円下げる為には?
を一緒に考えてみたいと思います。
かなり大変ですが、以下の事を考えて貰えると良いかと思います。
500万円下げる為に出来る2つの事
はい、本題ですが、一般的に500万円を下げようと思うと、
- 5~6坪の間取り削減
:200~300万円程度の削減 - 仕様の削減
:大胆におこなって100~200万円
が必要になるかと思います。
STEP1:5~6坪の間取り削減
先ずは、大きく家の縮小を考えましょう!
…
注意したいのは、5~6坪の間取り削減を考えると、40坪→35坪に変更は比較的簡単(ではないかもですが…^^;)に減らす事が出来るかもしれません。
ですが、一般的に多い3~4LDKの家づくり、35坪の家を30坪にしようと思うと、結構大変で、もしかすると、1部屋減らす必要があったりします。
- 1階のLDK+和室(4.5帖)
↓↓
和室を無くす。 - 2階の部屋を一つ無くす。
なども検討して頂く必要が出てきたりします。
また、実際に部屋数などは変えずに、坪数を少なくする為には、各部屋の大きさを小さくしていく必要もありますし、
- 廊下を極力なくす事!
も当然考える必要があります。
*部屋の大きさは、それぞれの使い方を考えて貰えればと思いますが、廊下に関しては、階段の位置や形が重要!だったりします。
- 階段を変える=間取りは大きく変わる
↓↓
間取りづくりは階段がポイント?
で細かい説明をしていますので、ご参考下さい。
…
つまり、今までの打合せを一旦ゼロベースに戻して考えてもらう必要がありますし、要望として出す内容も変える必要が出てくる可能性もあるという話ですね。
はい
【STEP1】先ずは、家を大きく小さくする事!
です。
*目標は5~6坪で200~300万円前後の予算削減を!
STEP2.仕様の削減
間取りを極力小さくして頂いた後は、
- 仕様の見直し
を考えていきます。
仕様の見直しとは、例えば、
- スケルトン階段
↓↓
普通の階段に変更
:30~50万円前後の削減 - 窓の仕様を例えば樹脂のペアガラス
↓↓
アルミ樹脂のペアガラスに変更
:20~30万円の削減 - 断熱材をグラスウールに変更
:元の断熱材にもよりますが、20~50万円の削減 - 窓の数を少なくする。(まとめられる所はまとめちゃう)
- 勝手口をなくす。
- サイディングを16㎜→14㎜の厚みに(会社によって、価格が変わります)
- 無垢フローリング
↓↓
合板に変更 - 水周り設備のグレード変更
などを細かく削減する事で、価格Downを考えていきます。
このような削減をしていければ、200~300万円ぐらい下げられる場合も意外と出来たりします。
…
納得できるかどうか?がポイントになりますが、やろうと思えば、仕様の削減は意外といろいろと出来たりします。
、、、
最終的に、建売住宅と変わらない仕様観になってしまい、そもそも!という話になる事もありますので、注意も必要ですね。
はい、
【ポイント】削減できる所、お金をかける所のメリハリを考える!
ですね。
ただ、仕様を頑張って削減しても、④→⑤の過程で、『やっぱり!ずっと住み続ける家だから、良い物が良い!!!』となりやすいのも注文住宅なので注意が必要。
本当にその家が欲しい家なの??
話を詰めていって、何とか500万円の削減が見えてきた。
ですが、
“本当にそれが自分たちが住みたい家なのか?”
は再度考えるべき所ですね。
- 本当は、もっとバルコニーを広く取りたかった。
- 収納がもっと必要な気がする。
- LDKが狭い。
- 外構でカーポートが欲しかったんだけど…
など、本当にそれで良いのか??は考えたいところなので、最後にここは意識しておきましょう。
↓↓↓参考記事はこちら↓↓↓
参考記事1:小さな家を建てるなら、2階リビングも考えてみよう
参考記事2:基礎知識だけど、超重要!家づくりでお金の基本を理解する!
参考記事3:家のデザインを考える:価格UPの応用編
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