少し前に、とある建築会社さんの上棟式に参加してきました。
…上棟式って、良いですよね。
実際に、この日は、工事の休憩中に
お客様と設計者が一緒に中に入って、
- 空間の広さを感じたり
- 今まで話を思い出しながら、家が実現していく期待感
がようやく出てくるタイミングのように思います。
この上棟のタイミングは、
家づくりの最終調整として
- 窓の大きさを考えたり
- 実際に空間を感じながら、クロスを決めたり
と色々と変更も出来たりしますし、
楽しく打合せが出来ますよね。
そこは良いのですが、今回は、その際に気になった話をさせて頂こうかと思います。
…
目次
家の着工から完成までがたったの2ヶ月!!?
実は、その上棟式の隣の敷地で、とあるハウスメーカーさんの家が同時期に施工されていました。
着工時期も殆ど同じで、
お隣さんの上棟式も2日後となっていました。
そのスケジュールを見て驚いたのでが、今回の工期の話。
なんと、
完成予定が12月初旬となっていました。
つまり、着工から完成まで、2か月
…
お隣の住宅メーカーさんは、もともと短工期を売りにしている会社さんでもなかったので、標識を見てかなりびっくり!
『え、この会社さんって、着工から2ヶ月で完成しちゃうの?』
…
と個人的に衝撃でした。
因みに、
参加した建築会社さんの完成予定は、2月中旬という事で、5ヵ月程度です。
基礎着工から上棟までの期間は、どちらも変わらない為、
上棟から完成までの期間の違いで、3ヶ月もの差
があったのです。
昔よりもより短工期化されてきている
結論を出す前に少し流れの把握をしてみたいと思います。
今までの家づくりは、
- 大手ハウスメーカーさんが完成まで3~4ヶ月
- 工務店さんは4~6ヶ月
というのが、相場の建築工期として、違いといわれてきました。
しかし、
それが最近、
- 工務店さんの工期は殆ど変わっていない一方で、
- ハウスメーカーさんの工期がどんどん短くなってきている
という話しを聞きます。
実際、色々と話を聞くと、
標準工期が2ヶ月というハウスメーカーさんが増えてきいるようです。
工期が短くなることでのメリット・デメリット
工期が短くなる事自体の何故に関しては、別ページで解説しています。
参考記事1:新築の工期を考えてみよう!
ここでは、
この短工期に関するメリット・デメリットを見てみましょう。
短工期にする事で得られるメリットは??
先ずは、短工期になる事で、お客様が得られるメリットは何かを考えていきましょう!
文字通り!
家の完成を早める事が出来る事で、当然ながらメリットがあります。
…住宅メーカーさんで話を聞けば、説明はあるかと思いますが、
工期が短くなる事で、
- 古い家を壊して新しい家を建てる場合、
仮住まいを短く、家賃費用が抑えられる - 家づくりの期限のある方にとってみれば、
計画が立てやすい - 人件費、大工さんの作業期間が短くなる為、
お値打ちに家を建てる事が出来る。
などが挙げられます。
家の価格に関しては、それが反映されている会社さんとそうでない会社さんは出てきますが、一般的に言われる話として上記の3つは言われている話です。
短工期にする事でのデメリットは??
一方で、
デメリットはどうでしょうか。
工期が短くなる事で、
- 下請の大工さんにとって見れば、決められた期間内に完成させる必要があり、
施工が荒れやすい - 短工期にする→工事内容の簡略化が必須条件
デザイン的に拘れない - 工事の細かい指示を現場で出す事が出来ない事も多く
考えられる期間が短くなる
事が考えられます
施工が荒れやすいのは何となく想像が出来るかもしれません。
デザイン性や考えられる期間に関しては、
例えば、
デザインに拘りたくても、施工期間がかかりそうな工事は断られる事も。
例えば、
上棟時の変更などは出来ない会社さんも多いです。
例えば、
決められた期間で建築は可能!という事と、家づくりに必要な打合せ期間
はリンクしないのですが、それが混ざってしまうと、
後から、“あ~しとけばよかった!”が出てきてしまいます。
例えば、
塗り壁工事を考えた場合、
- 大工さんの塗り手間が必要な事、
- いつも使う大工さんでは対応が出来ない
といった理由で、
費用UPと、工期の話で、あきらめた!
でも、
- 実は、代替商品がある事が後から解った!
- 塗り壁をあきらめる変わりに別の場所で少し拘る!
などが出来たかもしれません。
その他にも、同じような理由で、
- 造作建具
- フローリングの無垢材工事
- 外壁や断熱材
などなど…、
家づくりの表現方法としても色々な所で、検討出来る話というのがあります。
それらが解った時に
そもそも変更が可能かどうか??
また、その上で、
結果として費用は安いのかどうか??
という話も出てきます。
お客様の知識のレベルアップ期間のグラフを考えるべき
何を言っているのか?というと、
お客様の知識量は、家づくりが進めば進むほど、上がっていくという話です。
“あ~したい、こ~したい!”が後から出てくる!
という話ですね。
例えば、
契約後の打合せで
出来ない工事や標準外工事の範囲が解って、
結果として、
イメージ通りに出来ない
になってしまった。
など、
建築工期、また、要望に対する変更期間
は家づくりの内容と大きくリンクしてきます。
今回、上棟にお邪魔させていただきました家と、お隣の家。
- 土地面積も同じ
- 着工時期も一緒
それこそ、完成後の2つを比べて見た時の違いなども、家づくりを検討している方は、見ていければと個人的には思っております。
…これは恐らくですが、価格観も…^^;
*さすがに個人情報になりますので、詳細の話はお伝え出来ませんが、気になる方は、お問合わせ頂ければと思っております。
先回の外壁の塗替え費用に関する話もそうですが、良いこともあれば、悪い事もあるという事ですね。
先回の記事を書いていて、少しこの話をしたいと思い、書いてみました。
↓↓↓参考記事はこちらから↓↓↓
参考記事1:ハウスメーカーと工務店の違い
参考記事2(先回の記事):外壁の塗替え
参考記事3:子供が賢く育つ家づくり?子供を賢く育てる家づくりの5つのポイント
…
…
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*気軽にお問合わせください^^
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