【1000万円台で家を建てる】の2回目は、実際に建てる為のポイントのご紹介をしていきます。
今回の話ですが、1回目のブログを読んでからの方が理解も深まるかと思いますので、もしお時間あれば、1000万円台で家を建てる【1回目】をお読み下さい。
目次
1000万円台の家を建てる
1回目の記事から考えて、
本体価格と追加費用①を合わせた価格で1000万円台の家を建てる場合、本体価格は1500万円ぐらいまでで収めたい所です。
- 30坪の家と考えると、【50万円/坪】の家づくり。
- 40坪の家と考えれば、【38万円/坪】の家づくり。
となります。
40坪の家をつくるとなると、坪単価は厳しくなっていきそうですが、40坪というと、各部屋の大きさにもよりますが、5LDKはとれる広さになってくるので、そこまでは、という感覚になる方も多いかと思います。
ポイント01:坪数を考える!
はい、そうです。1000万円台で『理想の』家をつくるためのポイントの一番最初は、
- 家の坪数を考える!
です。
ですので、、
- 『自分たちがどれぐらいの広さの家が欲しいのか?』
- 『何部屋欲しいのか?』
を先ずは考えていきましょう。
また、その後に、
- その中で削れるものは何か?
も考えておきましょう。
各部屋の大きさの検討と、部屋自体を一つ無くしても良いか?などの検討です。
各部屋の大きさの目安:各部屋の大きさの目安はどのように考えれば良いでしょうか?
例えば、今住んでいる家(実家やアパート)の大きさから考えてみるのもありですし、周りに新築を建てられた方がいれば、その方の家を参考にしてもらっても良いですね。
また、置きたい家具などから発想を広げていってもらっても良いですし、各部屋でしたい事から考えても良いと思います。(リビングに勉強できるスペースやキッズルームも隣接されていて、収納もあって、そこで殆どの時間を過ごしたい!など)
色々な大きさを考える方法はありますので、どれぐらいの広さが欲しいのだろう?は間取りづくりの最初のタイミングで一度考えて貰うと良いかと思います。
1000万円台で家を建てればOKでもない!!!
また、『1000万円と言っても、ただただ、安くつくりたい訳ではない!』となりますよね。
そんな時に、如何に安く、でも家づくりにも拘って、を考えての話もしておきます。
そんな時に、先ず考えておきたいポイントが
- 『お客様も一緒に家をつくる!』
です。
例えば、DIYで
- 壁を塗り壁にして、自分たちで塗る
- ウッドデッキを日曜大工でつくる
- 洗面ボールなどは自分でネットで探す
- フローリング塗料を自分たちで塗る
など、自分たちで出来ることはDIYでする!ということです。
また、建築会社さん経由ではなく、ネットで探して買った方が安いものも多いので、自分たちでも商品を探してみる!という話です。
例えば、
フローリングに無垢をつかいたい(費用UP)、だけど、その上に塗る塗料を自分たちで塗る(費用UPは無)、となれば、少ない費用UPで自分たちの満足する家づくりができたりします。
このように、
自分たちで調べたり、実際に作業する事、その意識を持ってもらうのがとても重要です。
ポイント02:分離発注
次のポイントは【分離発注】になります。
分離発注とは:例えば、家の外構工事や解体工事を、お願いする建築会社さんとは別で、業者を探して依頼する事を言います。
もう少し広い定義は、フローリングやクロス、キッチンやお風呂などの部材単位での分離発注も出来ます。
分離発注をする事で、建築会社さんの責任料(マージン)を省くことが出来る為、予算Downになってきます。
*分離発注は、それを許してもらえる業者さんと、そうでない業者さんがいます。その為、事前にそういった所の確認が必要です。
- 『分離発注は出来ますか?』
- 『どこからどこまで出来ますか?』
を事前に聞いておきましょう。
ポイント03:価格が安くてもデザインを良くする方法を知る。
最近では色々な建築実例がネットや雑誌で出ています。
それらを見ると、私たちのように建築に携わっている者でも、『へ~、こんなやり方もあるんだ』と思う施工例も多くあります。
遣っているモノは安くても、素敵に見えるやり方というのも出てきます。
注文住宅だからこそ、それを色々と探したりする事も楽しさの一つですよね。
また、やり方までは解らなかったとしても、気になる建築写真を見せて、『こんな風にしたいけど、お値打ちに出来る方法って?』を聞いてもらうだけでも色々とやり方が出てくるかと思います。
勿論、聞かれて、対応出来ない建築会社さんもいて、お願いする建築会社の施工力、技術力が大切になってくる話で、そこら辺の判断は必要です。
【会社別】1000万円台で理想の家を建てるには?
はい、上記のような対応を考えた時の、会社のタイプ別で結論としてまとめてみます。
ハウスメーカーさんの場合:
ハウスメーカーさんの場合は、本体価格でそこまで安く出来ないと思うので、あまり期待できません。
また、今回の話はDIYを前提としていたりしますが、ハウスメーカーさんだと、ここもあまり良い顔をされません。
ローコストメーカーさんの場合:
ローコストメーカーさんの場合は、価格は問題ないかと思います。ただ、上記であげたポイント①~③に対応できない事も多いです。
そもそもローコストメーカーさんの場合は一つの家に対して、それを監理する施工主任さんにあまり時間を割いてもらえない、また工期を延ばしてもらえない。などが出てきます。
ビルダーさんの場合:
ビルダーさんの場合は、予算観などはピッタリと当てはまるかと思うので、後は、ビルダーさんの対応力になってきます。
時間をかけて打合せができるか?工期にゆとりを持ってくれるか?などを確認して行って頂ければと思います。
工務店さんの場合:
工務店さんも良いかと思います。工務店さんの場合は価格や対応力は大丈夫だと思うので、後は、家のセンスを見極めて頂ければと思います。
工務店さんの家のセンスは、、、結構バラバラで、、、^^;
ここを検討して頂ければと思います。
建築家さんの場合:
建築家さんの場合は、設計料が別途必要になってくるので、1000万円台にこだわろうと思うと少し厳しいかもしれません。
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