建築スケジュール 永遠のテーマ

大手ハウスメーカーで分離発注する怖さ

投稿日:2014/04/11 更新日:

今回は、分離発注に関する少し注意しておきたい所をお伝えします。
以前分離発注という記事を書いてますので、そちらも参考にしてただければと思います。

先日、とある大手ハウスメーカーさんの基礎現場に行ってきました。

そちらは、計画している建物と土地の境界まで70cmと通常よりも空いてる現場です。
*土地に制限が無ければ、50cmとかが普通

建築着工前に、土地の境界線にブロック2段を先行して積む工程が組まれており、そのブロック工事のタイミングを見にいきました。

今回の現場は、ブロック2段工事を地元の工務店さんで(分離発注)、ハウスメーカーさんとは関係ない会社でその施主様はお願いしていました。

施主様が探してきた外構屋さん(工務店さん)は、大手ハウスメーカーさんの外構費用見積りの半額近い価格でやってもらえるという事で、お願いしたようです。
*この価格設定の疑問に関しては、もういいですね、私もよくよくこのブログでお伝えしてますし…

外構は分離発注

現場へ行くと、外構屋さんから『大変ですよ~』なんて事を言われました。

何かな?と思い、色々と聞いてみると、

大手ハウスメーカーさんから、家の建築スケジュールに併せて、

  • ブロック工事をこの日からこの日までと短い工程を組まされたり、
  • 前日に外構計画に変更があったり、
  • 本来入ってるはずの境界杭がまだ入ってなかったり、

としたようです。

さらに極めつけは、ブロック工事に入る前日、というか当日にハウスメーカーさんの設計さんから

  • 『今回は基礎補強で、表層改良工事をやるので、建物周り50cmぐらいはブロック工事をしないでもらいたい。』
  • 『ブロック2段の下に入るベースの横幅を20cm以下に抑えて下さい』

という要望が入ったのです。

さすがに、当日言われても…

それは大変ですね。

当然、現場の職人さん(施主手配の外構屋さん(工務店さん))は、普通のブロックのベースを用意していました。

で、ブロックのベースの中に入る鉄筋の横幅が既に20cmあるんです。

コンクリートで覆うことを考えれば、ブロックベースは全体で30cmぐらいは必要なんです。

着工直前にその事を伝えられてもどうにもなりません。

結果として、話合いを進め、現場は何とか通常のブロックベースで納まったのですが、個人的に言えば、もっと早くその話を外構屋さんと詰める必要があったのかと思います。

急なトラブル時の対応は大丈夫?

事前であれば、対応は出来る話ですし、基礎補強内容なんかは当然契約後一番早く出てくるぐらいの話です。

また、当然ですが、高い費用を出して、その会社さんに外構工事も頼めば、そんな話は一切なかったのだろうと推測出来ますね。

ただ、…それを施主手配外構だからと言って着工前日に言うのも少しおかしな話なのですが…

コンクリートのベース厚さに対する知識はどんな認識でハウスメーカーさん持っているのだろう?と思ってしまうぐらいの内容だったりしました。

ここら辺は、分離発注の怖さ!ですね。あまり考えずに分離発注すると逆にやり変え費用がかかったりして高く付いてしまう場合がある事も…

そんな時にある程度対応できる

  • 第三者(不動産屋さんや、私たちのような立場)方
  • 話のわかるハウスメーカー営業マンさん
  • 分離発注の怖さを知ってる営業マンさん

を付けておく必要があるように思います。きちんと対応できれば、価格がかなり抑えられるのは確かだと思いますので、是非、ご参考頂ければと思います。

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