住宅ローンシミュレーションが出来るサイトはとても多くなってきました。
各銀行さんのHPや住宅ローンの比較サイトなどでもシミュレーション出来るようになってきました。
そこで今回は、この住宅ローンシミュレーションをする際、気をつけておきたい3つのポイントをお伝えしていこうと思います。
…
目次
住宅ローンシミュレーションの気をつける三つのポイント
この住宅ローンシミュレーションで気をつけるポイントを、より理解してもらう為にも、
も併せて、ご参考下さい。
各銀行さんから出ているこの住宅ローンのシミュレーション。
個人的に、住宅ローンシミュレーションを初めてつかうと言う方にお勧めで、つかいやすいサイトは、ろうきんさんのシミュレーションです。(見やすさと記入のしやすさから)
希望金額から金利表をみて金利を入れる。
返済期間は35年としてもらってシミュレーションするとすぐに月々の返済額が出てきます。
借入可能額は年収の何倍?
住宅ローンシミュレーションをつかっているサイトの中には、借入可能額を教えてくれるサイトもあります。
例えば、
だと、
400万円の年収で3627万円、
600万円の年収で5441万円が借入可能額です。
どちらも年収の9.06倍!
まで借入可能と出てきます。(2013.11.20)
だと、
400万円の年収で2800万円、
600万円の年収で4200万円が借入可能額です。、
どちらも年収の7倍!
まで借入可能と出てきます。(2013.11.20)
この計算は、どうなんでしょうか。
私がハウスメーカーの営業時代、
『年収の8倍までが限度!…できれば年収の5~6倍までで抑えておきたい所。』
という考えが一般的だったんですが…
この年収計算の倍率が上がっているのは、
最近の優遇金利の増加に伴い、
借入額に対する月々支払い額が下がってきている事からの年収計算
になってくるようにも思います。
例えば3000万円借りた場合
昔は、
10年固定だったら1.8%ぐらいが優遇後の良い金利とされていたのが、
現在では、
1.3%とか1.2%とかの金利も多く見受けられます。
その事から、
同じ3000万円を10年固定で借りたとしても、
月々の返済額が96000円ぐらいから8900円と下がってきている事
が要因という事ですね。
とはいうものの、
そもそも年収の9倍まで借りてしまうのは、少し考えものだと思います。
上記のような金利優遇が増えてきた事を考えたとしても
最高でも6倍~7倍程度で留めておいた方が良い
と言われていますので、住宅ローンをシミュレーションする際は、気をつけておいた方が良いとおもいます。
参考記事3:住宅ローンが払えなくなった時って??
金利を選択する際は、全期間優遇金利が同じものを選んで計算しておく
二つ目の注意点としては、
優遇金利が全期間同じもので考えおくという事。
実際に借りる際には、最初の優遇率が高いものを選ぶ、という選択もありだとはおもいますが、今回のような住宅ローンシミュレーションをする際は、全期間優遇率が同じものを選びましょう
という事です。
こちらは、三つ目の注意点にもなりますが、将来的な予測が出来る、出来ないの話や、特にギリギリまで借りるという方(年収の7倍)は、できるだけ安定をとった計算で、支払い出来るかどうかを計算しておいた方が良いと個人的には思います。
色々と住宅ローンで泣くという事例を耳にしている事もあり、住宅ローンに関しては、ある程度、悲観的に見るようにしてもらいたいと思っています。
特に、住宅ローンシミュレーションをするタイミングは、
比較的に家づくりの初期段階の方も多く(家づくりの初期段階~契約後間もない方のタイミングの場合)
家の価格が、契約後の打ち合わせで上がる事も検討しておかなければいけません。
初めから上限で組んでしまうと、家づくりの一番楽しい、契約後の打合せも楽しく出来ない。
という考えも含んでいますので、是非ゆとりをもって住宅ローンシミュレーションをして頂きたいと思っています。
10年後の景気を予測できる?
住宅ローンの基礎知識でもお伝えしていますが、
住宅ローンの金利は、基本的には経済状況などによってベースが左右されます。
ですが、
実際の動きとして
直近の7年間を見てみると
というデータが見てとれます。
店頭金利自体は、殆ど変わってないんです。
最近まで金利が下がってきているのは、ネットバンクの出現などによって金利優遇市場が引っ張られて下がってきているという事も改めてお伝えしてもいいのではと思います。
また、それらも加味してみれば、今後10年も変わらず低金利が続くという予測ももちろんできます。
が、
これからの10年間も変わらない?
と楽観的に考えるてもいいのかという問いかけを再度おこなって頂きたいと思っています。
逆にもっと低金利に振れるという予測も出来なく無くはないですが、
金利を下げると言っても大幅な金利の下げが今後もあるのか?
店頭基準金利はどの銀行も変わっていないという事も加味すると、
金利は上がるか、横ばいか
ぐらいの予測をしておいた方が安全だと思います。
悲観的な意見としてお伝えしちゃっています(経験や色々な方の話も聞いている為)…
金利の予測はもちろんできませんが、金利のシミュレーションをする際は、ある程度保険をかけておきたいという考えです。
2番目でもお伝えしていますが、こちらも少しゆとりをもって金利計算をしておくと良いかと思います。
最後に
以上の3つの注意項目を踏まえたうえで、住宅ローンシミュレーションをサイトなどでおこなって頂ければと思います。
シミュレーションの金利計算自体は、どこでやっても同じです。
同じ借入額、返済期間、住宅ローン金利であれば、数値が変わる事はありませんので、
自分たちにあった(好きな)サイトでまとめて計算してもらえばと思います。
また、
こちらの金利計算や住宅ローンシミュレーションを本格的にする場合、
必ずファイナンシャルプランナーや保険の相談などでライフシミュレーションをしながら行って頂ければと思います。(ライフシミュレーションに関しては、家を買う時、必ずすべきお金の相談でお伝えしていますので、ご参考下さい。)
10年後に
- 子供の進学
- 親の介護
- 老後の資金運用
- 車の購入
- 家のリフォーム
なども考えつつローンをいくら借りていいのかを正確には決めて行く必要があるからです。
また住宅ローンに関する質問や相談、シミュレーションに対する事などご意見頂ければ幸いです。
オススメ記事:住宅ローン比較|実践
参考記事1:住宅ローンの比較!の前に知っておきたい基礎知識
参考記事2:住宅ローンの比較!の前に知っておくべき費用
参考記事3:住宅ローンが払えなくなった時って??
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