とっても久しぶりのブログを更新します(気が付けば一年ぶり💦)
けして、仕事をしていなかったわけではなく、
2022年になり、コロナ、ウッドショック、半導体不足は継続しつつ、さらに、ロシアのウクライナ侵攻、円安と、、、住宅業界も、とても影響が出ている状況。
私も、コンサルとして契約している建築会社さんへの対応でテンヤワンヤでした。
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目次
2022年、家は買い時??
さてさて、建築会社にとって、今一番の問題は、物価上昇に伴う住宅価格の上昇、です。
ニュースでも多く取り上げられている物価上昇ですが、特に住宅は総合商材ですし、人生で最も高い買い物といわれる高額商品でもあり、その影響はとても大きなものになります。
実際にいろいろな建築会社さんに聞いてみても、
- すでに値上げをしている会社さん
- 値上げを検討している会社さん
で100%です。
多くは10万円/坪ぐらいの価格UPをした(直近でする)会社さんが多い感じです💦
*大手ハウスメーカーさんはそこまでではない感じでした。
そのような状況ですので、家を考えている方にとっても、悩ましい時期です。
2022年は家を買うべきか、もう少し待った方がいいのか?
いろいろな見方ができますので、少しご紹介などをしていきたいと思います。
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物価、何が上昇しているの??
ということで現状把握をしていきます。
先ずは、どんな部材が上がっている(上がる予定)のかをご紹介していきたいと思います。
- 木材:柱や梁などの構造材、フローリングやドアなどのIP建材から、そのほかに合板なども含める。木材価格は、1年前に比べて50%以上は上がっている感覚です。*企業差がありますが、少なくともそれぐらい上がっている感覚で、上記のような木材費用は合計すると、家一軒(平均的な4LDK、30坪前後)で、400~600万円ぐらいが平均的でしたが、今は、600~900万円ぐらいという感覚です。
- 窓:窓や玄関ドア、勝手口窓に関しては、段階的に2~3年前から上がっており、何パーという話はしにくいですが、2022年も数パーセントは上がるであろうと言われています。
- 設備:キッチンやお風呂、トイレ、洗面こちらも、大手の設備メーカーさん(リクシルさんをはじめクリナップ、TOTOさんなど)2022年に値上がりの予定となっています。
値上がりの率としては、5~10%??という感覚です。また、半導体不足の影響から、特に給湯器(エコジョーズやエコキュート)とIHですが、その他にも太陽光発電などは品不足による価格UPが出てきています。 - コンクリート:基礎などこちらは、大きな理由はあまり見当たらないですし、地域差もあるので、明確ではありませんが、こちらも数パーセント上がっている感覚です。
- その他:細かいところを見ていくと、便乗値上げをしているところもあるようです、、、、💦
そうなんです、実はほぼすべての部材で価格UPが出ていたりします💦
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今後、価格が下がりそうな要因は??
上記のようなことを考えると、冒頭でお伝えした10万円/坪の価格UPは妥当なラインです。
また、すべての価格UPを考えると10万円/坪UPでも足りない?企業も出てくるようにも感じます。
ここら辺は企業努力もあるので、全部が全部ではありませんし、仕入れ交渉などはされているので、各建築会社さんで違いはあるように感じますが、全体の流れとしては、大きく価格UPがありそうなタイミングです。
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そのような状況下ではありますが、
今後、状況がいろいろと落ち着いたら元の値段まで値下がりしていくのか?を考えると
、、、、そうでもなさそう、、、、というのが個人的にも、また、業界内で言われている話です💦
ウッドショックや半導体不足、ロシアのウクライナ侵攻など世界情勢が落ち着いていく事で多少なり改善していきそうな要因はありますし、落ち着けば円高になる可能性もあります。
そういった先の状況はわかりませんが、、、
物価自体はここ2~3年は、10万円/坪UPのまま行くように感じますし、、、逆に、もう少し価格UPしていく可能性も高いと言えば高そうです。
個人的には、この予想が外れたらいいな、という思いも込めつつ記事を書いていますが、業界全体の雰囲気はそのような状況と感じます。
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今、家を買うなら検討すべき3つのこと
そんな状況ですので、もう少し待てば価格が下がる!という判断もしずらく、それなら、いっそのこと、早いタイミングで家づくりを進める場合も考えられます。
はい、そういった方に、少しでもお値打ちに家を建てるために少し意識しておくといいことをいくつかお話してみたいと思います。
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1.補助金を活用する!
先ずは家を建てる時の補助金の活用を考えたいところです。
直近の国の補助金というと、こどもみらい住宅支援事業がメインの補助金となりそうで、
補助金額は条件によりますが、新築で60万円から100万円程度の補助が出ます。
詳しくはこちら:https://kodomo-mirai.mlit.go.jp/
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補助金は、そのほか
- ZEH
- 地域型住宅グリーン化事業
- 自治体の補助など
がありますが、ZEHや地域型住宅グリーン化事業はこどもみらい住宅支援事業と併用ができません。
その他で、自治体の補助などがある場合は併用可能なものもあったりしますので、検討していただくと良いかと思います。
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2.太陽光発電システムの検討
次に考えておきたいのが、太陽光発電などの創エネルギーシステムの活用です。
物価上昇には、電気代も今後上昇していく可能性は高く、また、エネルギー問題は日本全体として考えるべき項目でもありますので自家発電を考えることはこれからの家づくりは特に必要性も感じます。
*これまでそのような話はあまりしてこなかったのですが、今は必要なのかな?とも思います💦
太陽光発電のほかに、風力発電など、意外と家庭用の設備もありますが、個人的には、この物価上昇の時代の中で、唯一、設備価格が下がっている太陽光発電がいいのかな?と感じています。
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今、太陽光発電システムは、かなり、かなり、安くなっていますので、検討してもいいかと思います。
具体的な仕入金額は、私でも驚く価格ですので、良心的な会社さんであれば、とてもお値打ちにつけられるようになっています。
半導体不足の影響から、仕入れがなかなか上手くいかない場合もありますし、もちろん、電気代に関しては、電力自由化ですので、やりくりの仕方はありますので、そちらの検討も必要かとも思いますが、考えておきたい要素になるように感じます。
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3.間取りでメリハリを考える
最後は間取りです。
建てる家の面積を小さくすれば、するだけ、物価上昇をカバーできます。
もちろん、無理な縮小、生活しにくくなってしまってはいけませんが、無駄のない、家づくりを第一に考えるのが最優先で考えるべきな気もします。
また、その他にも意識してもらいたいのが、家は、総二階で真四角の家の方がお値打ちになりますので、そういった考えも必要かもしれません。
こだわるところ、そうでないところのメリハリを考えて、家の間取りで無駄のないようにしてもらえればと思っております。
私が行っている間取り診断でも、平均的に2坪ぐらいは小さくできることが多いので、それで100万円ぐらい下がれば、大きいです。
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まとめ
今は、コロナ、ウッドショック、半導体不足、ロシアのウクライナ侵攻、円安の5重苦の時代です。
家づくり、なかなか考えづらい買い物になってきてしまいましたが、それでも、いろいろな活用を考えて、上手に家づくりに取り組んでいただければと思っております。
全然ブログ更新ができていませんが、また、暇を見つけて書いていければと思います。
先々回の記事:30坪、3LDKの今どきモダンな間取り
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