- Aの家:『この家、、、築年数経ってる割に新しく見えるよね^^』
- Bの家:『え、まだ出来て5年しか経ってないの??…もっと経ってるかと思った><;』
街中に建っている家を眺めていると、例えば同じ築年数の家でも、感想がAとBで上記二つに別れてくることがあります。
このブログを読んで頂いた方には、是非、【Aの家のように、いつまでも素敵な家を建ててもらいたい!】と思っていて、この話をしたいと思います。
Bのような家の評価は誰でも受けたくはないですよね^^;
…
今回は、あくまで基本的な知識として、“同じ予算でも、外観でBの家のような評価を受け無くする為に!”をまとめてみようかと思います。
基本的なポイントを3つまとめてみました^^
目次
家を古く見せない!最低限守りたい3つのこと
さてさて、家を古く見せない外観をつくる為には、ですが、お金をかけずにすむ、3つポイントをご紹介していきたいと思います。
- お友達に褒められる家
- 将来、売却を考えた時に売り易い、高値がつきやすい外観
- 自分たちも古さを感じないからハッピー
となれば幸いです。
*絶対でもありませんし、あくまでベースの知識です^^;
ポイント01:玄関ドアは見せない
- 皆さまの家は玄関ドア、道路から見えてますか??
実は、建築家の先生の提案を見ていると、既製品の玄関ドアでデザインしようとしている方は、殆どいない事に気がつきます。
むしろ玄関ドアを外から隠す傾向にあります。
完全に隠さないにしても、“玄関がド~ン”と、ならないように、少し奥まった場所に配置したりしている設計が殆どです。
この理由は、
- 玄関ドアのデザインで築年数が解ってしまう。
- 外壁と玄関ドアでは傷み方が違う。
- 玄関ドアと外観が合わない。
という3つがあるためで、それなら、『下手に玄関ドアのデザインで悩むよりも、見せない工夫をしてしまった方がいい。』という発想です。
…
玄関がド~ンとあると、開けた時に外から中がまる見えになてしまいますので、外からの目線を考えても、見せない方が良かったりもします。
という事で、玄関を見せない為に、
- 道路から正面に玄関を向けない。
- 玄関が見えなくなるように外構計画を考える。
- もし玄関ドアが見えるなら、なるべくシンプルなものを選ぶ。
を考えて設計して頂くと良いかと思います。
例外:カワイイ家の場合
玄関ドアを見せないようにと言ってますが、洋風な外観やかわいい外観の場合は少し例外です。
これは、ドアがワンポイントになる為です。
そもそも、輸入住宅は良いも悪いも昔から変わらないデザインというのが売りでもあり、新しい、古いというのがあまりありませんし、玄関ドアの供給メーカーさんも、デザインを崩さない商品を出しているからです。
…
ポイント02:サイディング外壁で奇をてらわない
次はサイディング外壁に関してです。サイディングは、家の外壁として最も使われている素材でになります。
こちらも玄関ドアのポイントと似ていて、
- サイディングのデザインにも流行り廃りがある。
- サイディング外壁はあくまでサイディング
の二つが挙げられます。
一つ目は、時代の流行り廃りがあることです。
つまり、あまり流行りにのって外壁のデザインを選んでしまうと、逆に10年後に古臭いデザインになってしまう事が考えられるということです。
外壁メーカーさんも、毎年【新しいデザイン】を出してきますので、“新しいもの好きな方”は要注意かも^^;
家は、そこに何十年と建っているものになりますし、その時の感覚で選ぶというよりも、飽きの来ないデザインを選んで頂いた方が無難です。
『なんか時代を感じる外壁だよね~』とならないように。
02-02:サイディングはあくまでサイディング
そして、二つ目のサイディングはあくまでサイディングという話ですが、
サイディング外壁は、工期の短縮、価格が安い、加工がしやすい、などのメリットがあります。
そのメリットがあるがために、例えば、サイディングの中には、レンガ調、木目調、○○調、といった色々なデザイン、しかも中には本物と見分けがつかないようなものも今は選べるようになっています。
その時に、『何となく』でレンガ調、○○調のサイディングを選んだりする事は、少し注意して頂きたくて、
- サイディングはサイディングとわかる。
- 時間が経てば経つほど劣化もあって、サイディング感がでてくる
ためです。
上記二つの理由から、外壁のデザインで○○調のデザインを選ぶのは、必要以上に古さと摸擬感が出てきてしまう場合も多かったりします。
*例外として、ラップサイディングなどの木目でデザインするものは、そこまで繋ぎ目(目地)が解り難いです。
ということで、こちらもシンプルなものを選ぶ方が無難です。
- サイディング同士の貼り分けが一番難しい!
また、こちらも注意して欲しい所で、例えば、上下階でサイディングのデザインを変えて貼り分けたり、窓に合わせて家にラインを外壁で入れたりしている家もお見受けしますが、建築側(プロ)から言うと、『サイディング同士の貼り分けが一番難しい!』です。
それぐらい、センスが問われるのがサイディング同士の貼り分けということを覚えておいて頂ければとも思います。
もし張り分けを考えるのであれば、
- 素材をかえる。
- 段をかえる(凹凸で別けていく)
は必ず守って頂ければと思います。
画像のように、張り分けが自然にできる感じであれば、違和感も少なく済むかと思います。
ポイント03:外壁の汚れ対策を考える
最後は汚れ対策です。
汚れが一番古さを感じる所ですので、この対策はしっかりと考えておきたい所です。
外壁の素材自体は、耐久年数もあがってきているのですが、
そこよりも気にしたいのは
- 【雨だれ】です。劣化というよりも“汚れ”です。
- …特に窓周りの汚れ^^;
最近では、窓周りにつく雨だれ防止として、窓の下に、ウケを設けたりしている工夫も見られますので、そういったものを採用する事も考えられますが、少し窓が強調しすぎる感があるので、こちらは賛否両論です。
一番良い方法は、“しっかりと庇をかけてあげる事”です。
庇をかけてあげることで、外壁の劣化スピードも多少は緩和されますし、見た目も奥行き感が出てきますので、デザインも良くなります。
…
簡単ですが、上記3つのポイントは意識をし直して頂ければとも感じます。
その他の注意点
家を古く見せないための究極の外観は、
- 家を外から見せない!
という話にもなるかもしれません。
外から見えなければ古いと言われることもないので^^;
- 外構で家をなるべく隠す
- 平屋建ての家や、手前側に一階部分のみを配置し、奥(道路から離れた所)に二階部分をつくり見せにくくする事も一つの工夫だったりします。
- 延長敷地などの土地であれば、そもそも外から見えにくい。
*延長敷地は、外構もお金をかけるべき所が限られますし、意外とありなのかもしれません^^
ということも考えられます^^
- 建売住宅から学ぶ
もう少しだけ、現実的な話をするのであれば、俗にいうローコスト系の住宅は、上記であげた3つのポイントが守られていない家もたまにあります^^;
全てではなく、一部です。
新築で買った建売の一年後、かなり中古な感じにとなる建売住宅もあるように感じます。
こういった外観を反面教師として、『あ、こういう感じは古く見えやすいかも!』と建売住宅をつかって家の外観に対しては勉強して頂くのも一つの手かとも思います。
- タイル外壁だから安心??
また、最後に、予算UPが伴いますが、タイル外壁に関しての話をしてみたいと思います。
タイル外壁にした場合、上記ポイントの3つ目の汚れに対しては、ある程度安心する事ができるかもしれません(外壁の劣化もありません^^)
また2つ目の貼り分けも、タイル同士で色を貼り分けると考える方も少ないかと思うので、そちらも気にする必要はないかもしれません。
さらに、
タイルを貼ることで、家の壁に厚みが出てきますので、家の重厚感は出てきて、良いことづくめな感覚もあります。
…
ですが、中には、『タイル貼りました!』という感じの家もあったりして、せっかくお金をかけてタイル外壁にしても、何となくモッタイナイ感じの家もあったりもします。
…
ですので、
- 玄関を見せない
- 窓配置を考える
- 家としての凹凸感を考える
- 外構を考える
など、バランスを考えて頂ければと思ってたりします。
ではでは。
↓↓↓参考記事はこちらから↓↓↓
先回の記事:浸水被害をどうカバーする?(対談企画)
先々回の記事:e戸建5回目のコラム掲載~会社を決める前にしておきたい2つのこと~
過去の記事:間取り相談【お客様の声】
…
↓↓家づくりの無料相談、詳しくはこちら↓↓