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家のデザインを考える:価格UPの応用編

投稿日:2017/05/17 更新日:

家のデザイン01

先回の記事:注文住宅、会社による価格の違いを理解する!

先々回の記事:基礎知識だけど、超重要!家づくりでお金の基本を理解する

今回は、それらの流れを受けて家のデザインに関しての話をしてみたいと思います。

今回もイラストを使って、解り易く解説していければと思います^^

先回の記事のイラストから、発展させてるので、先回の記事もお時間あればお読みください。

家のデザイン、表現方法は無限です!

因みに、

先々回から書いているブログの為にイラストづくりをしていて、改めて思った事ですが、『家のデザインは無限だな~!』です。

インターネットで建築写真などを見ていると、注文住宅は、色々なデザイン、空間演出があり、

  • 提案者のセンス
  • 施工できる会社かどうか?

の二つが大切なように思います。

このブログでお伝えしているイラストは、あくまで、“家のデザインの考え方の基本として”のイラスト表現になっている事もご理解頂ければと思います。

注文住宅の楽しさの一つでもありますが、色々な表現方法、デザインに関しては、実際に建築実例を集めて貰えればと思っております^^

窓の高さを変えずに天井を変える

はい、先回の記事では、

“単純に窓を大きくした場合の価格UPは?”という話をしましたが、今回は、もう細かく話をしていきたいと思います。

例えば、先回の続きの話で、実際に改善を考えた際、

  • 『構造計算などを考えると、費用UPが結構かかるから…もっと簡単にデザインを良くする事は出来ないの?』

となる方もいるかと思います。

そんな時に考えてもらい家のデザイン項目として、

『天井を見せる、工夫する』

というものがあります。

↓↓↓

家のデザイン、天井を綺麗に見せる

イラストの右図のように、

窓の高さは変えずに、

  • 窓部分の天井を下げる(窓を綺麗に見せる
  • 梁を見せたりして、天井の高くする

などの工夫をする事で、窓を大きく見せる工夫があります。

例えば天井を変えると、

↓↓↓

家のデザイン、窓の幅を広げる

このイラストのように、窓の高さは変えず、”幅”と”取り付ける位置”を変えるだけで、標準仕様のままの窓がつかえる場合も多いです。

*勿論、天井のデザイン費用は必要です。

  • 構造を変える
  • 窓を特注する

などの必要が無くなる為、少しの予算UPで済む場合も多いです。

皆さまも建築写真を探す時に、“天井を見る”の意識をして頂くと、家づくりのデザインのやり方の多さに気が付くはず。

また、同時に“提案者さんの力量が非常に重要”という事にも気が付くはずです。

例えば、

↓↓↓

家のデザイン、窓の先

イラストのように、

窓の先に

  • 何があるか?
  • どう見えるか?

でも、雰囲気はかなり変わってきますので、そこら辺も含めて、提案を出してもらう会社さんには、考えてもらうようにしましょう。

家のデザイン01

写真のようにして頂くと、標準の窓でも良い感じに家の内観が出来ますね。

*ここら辺のセンスがある担当者さんが担当してくれると良いですよね^^

窓の位置を考える

また、

そもそも

  • “南側には大きな窓”
  • “リビングには南に大きな窓”

という発想自体がいらない場合もあるように思います。

解り難いかと思いますので、もう少し解説から入っていきますが、

例えば、一般的な窓の役割は、

  • 1.直射日光を取り入れる
  • 2.風を通す
  • 3.開放感を出す
  • 4.外とつなげる

等が考えられます。

この役割を考えると、“直射日光を取り入れる”以外の項目は、LDK全体空間としてみれば、その他は、“南側に大きな窓”が必要のないことも多いです。

また、

直射日光に関しても考えてみると

  • 夏場は取り入れたくない
  • 冬場は取り入れたい

となりますので、

程よい日射コントロールは必要です。

参考記事:パッシブハウス+風通しの家づくり

そこで、

下のイラストのようにしてみたらどうでしょうか。

↓↓↓

家のデザイン、窓を変える

イラストのように、窓の位置を変えて、コーナー窓にしたらどうでしょうか?

家のデザイン02

南側に大きな窓が無くても、

逆に、

LDKは明るく、開放的な空間演出が出来る

ようになる事も理解して頂けるのではないでしょうか。

このイラストや写真を上から見て考えると、

↓↓↓

家の形は配置

という間取りの違いになります。

  • 左:長方形の家(一般的にも多い家:南側に窓
  • 右:凹凸のある家(南側に窓をやめて、コーナー窓にした場合:奥側に窓

の違いですね。

イラストを見て頂ければわかりますが、

  • 左のイラスト:LDKの南側に大きな窓を設けないと、奥まで明るさが届かない可能性がある為、中間位置ぐらいに吹抜けを設けたり、横の窓を多めに配置する必要も出てきます。
  • 右のイラスト:LDK全体が明るく、開放的。外側の目隠し(外構)が少なくて済みやすかったりします。

となる事も多く、右のイラストの方が、

  • 明るいLDK
  • プライベート空間がつくり易い

が言えるようになる場合が多いです。

勿論、左と右の家の本体価格を考えると、同じ坪数でも右の方が“家の本体価格”は、割高になりますし、その価格UPがいくらか?にもよりますが、

それでも、“住み続ける”事を考えると、右の間取りの提案は聞いておきたい所ですよね。

  • 会社による価格UPの違い

は、検討しておきたい所ですね。

家のデザイン、コーナー開口

コーナー開口

因みに、上記の話で、注意したい所としては、

家のデザイン、窓配置②

イラストのように、そもそも会社として、

  • コーナー開口が出来るかどうか?

は意識しておきたい所です。

実際の目線の抜けなどの実際の感覚的な違いはかなりあるように思います。

こちらは、会社として、“構造計算をする、しない”の話にもなってきます。

因みに、コーナー開口を考える場合、“2×4工法の家づくりは検討出来ない”ので、覚えておきたい所です。

また、コーナー開口を考える場合は、“構造計算は必須”です。…というか推奨します^^;

この二つは原則として覚えておいて損はないと思います。

家のデザイン03

2階バルコニーはフラットにしたい!!!

また、話を前に戻しますが、“天井を少し下げる事”と併用して考えておきたい部分として“2階のバルコニーをフラットにする”があります。

『バルコニーはフラットにしたい!』

という要望は、家づくりをお考えの方の要望の中でも多いと思いますが、

バルコニーをフラットにする場合

  • 二階の床をそもそも上げるか
  • バルコニー部分だけ下げるか

の選択をする必要があります。

イラストで解説しますね。

バルコニーをフラットにする為に!

といったように、

2つやり方を選択

する必要があります。

『何故?』ですが、建築基準でバルコニーと二階の床面で雨水が侵入してこないように、段差を求められている為です。

その為、通常は、バルコニーを施工後、二階の床とフラットになるようにウッドデッキを敷いてきます。

これまでの流れを考慮してみると、

家のデザイン、上手く組み合わせる

と組み合わせる事が出来たりします。

  • リビングはすっきりと綺麗に
  • バルコニーもフラットに

を両立する事が出来るという事ですね。

“対応できる会社、そうでない会社”の違いがあるので、事前に判断できるようにしましょう。

家のデザイン

提案者のデザインセンス+お客様の要望が大切!

長々と書いてしまいましたが、如何でしたでしょうか。

  • “天井を綺麗に見せる”
  • “窓配置を変える”

などを検討する事で、家づくりの考え方がさらに変わってきる事を理解して頂けたでしょうか。

また、今回は“天井と窓”の話をしましたが、

  • 壁の表現
  • 床に段差を付ける
  • 吹抜けを活用する
  • 材質を変える

と言ったように、表現方法は本当に無限にあります。

家づくりは、

  • “提案者さんのセンス”

が一番重要な要素になってしまう所もありますが、

それでも、

  • お客様の知識
  • 『こうしたい!』という要望

も当然大切で、それによる相乗効果を考えて頂ければと思います。

先回の記事の最後に、“自分たちでも出来る内装改善もある”とお伝えしましたが、インテリアで、色々な表現をする事も出てきます。

必要に応じて、造作、考えだしたらキリがないのも家づくりですが、言い方を変えれば、“楽しみ方は無限”にあるように思います。

今回の窓と天井を意識して頂くだけでも、家づくりの意識の変化は感じて頂けるのではないでしょうか。

1回目:基礎知識だけど、超重要!家づくりでお金の基本を理解する

2回目:注文住宅、会社による価格の違いを理解する!

3回目:今回

と書いてきましたが、

参考にして頂ける所も多いかと思いますので、家づくりの際にお役立ていただければ幸いです。

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