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注文住宅、会社による価格の違いを理解する!

投稿日:2017/05/10 更新日:

窓一つで見え方違う

今回の記事は、注文住宅、会社による価格の違いを理解する!という話です。

*先回の続きの話でもありますので、もしお時間あれば目を通して頂けると、より理解が深まるかと思います。(先回の記事:基礎知識だけど、超重要!家づくりでお金の基本を理解する

はい、話を進めていきますね。

先ずは下のイラストの違いを見て頂ければと思います。

↓↓↓

窓一つで見え方違う

イラストを比較してみると

  • 左:一般的に多いリビング
  • 右:南側、全て窓にしたリビング

です。

注文住宅、会社による価格UPの違い

を細かく解説していく際、一番解り易いかと思い、“窓”のイラストで、解説をしていきたいと思います。

過去に、少し同じような内容の記事も書いておりますので、こちらもご参考ください。
(参考リンク:ハウスメーカーさんと工務店さんの違い【窓】

例えば、家づくりの要望で、

“リビングは開放感にしたい!”

を考えた時、イラストの右の家の方が圧倒的に開放感が出ます。

注文住宅の価格、会社による違いは何故おこる??

先ずは、

イラストをつかって、

一般的な“標準仕様のリビング”の解説からしていきたいと思います。

↓↓↓

全て標準仕様の空間

上のイラストは、全て標準仕様のイラストになっています。

  • 表面的なクロスやフローリング
  • 建具や窓は勿論、
  • その裏(見えない部分)にある構造関係

も全てです。

例えば、その状態から、右のイラストのように窓を全開にして、開放感を演出する場合、

↓↓↓

価格UPの可能性01

表面的には、“窓の価格UP”だけで済みそうですですが、実は、

  • その裏にある構造関係の価格UPまた、窓が広くなる為に、
  • 目隠しの対策(外構も含め)
  • 内装(建具(ドア))の調整の為の価格UP

を考えないといけません。

つまり、単純に“窓の仕様の価格UP”だけにはならない事が多いのです。

ここを掘り下げて、注文住宅で、価格UPがどのように起こっていくか?の解説をしていきますね。

窓の仕様UPによる価格UP

解り易く、一番最初のイラストを使って説明していきます。

↓↓↓

窓のサイズの違い

  • “窓自体の仕様変更によるお金のUP”

例えば、

  • 右:窓の幅1800㎜.高さ2200㎜
  • 左:窓の幅3600㎜.高さ2400㎜

とすると、右はよくある窓ですが、左はもしかすると特注になる事も出てきますが、単純な部材での価格UPは、恐らく10~20万円の違いになります。

ですが、同じような仕様変更をしても、50万円、もしくは100万円近く上がる会社さんもあるので、注意も必要です。

価格UPの可能性01

構造の仕様UPによる価格UP

上のイラストでも解るように、窓をいっぱいまで広げるとなると、

“見えない部分、構造部分”も考える必要が出てきます。

単純に窓だけを変えれば良い訳ではなく!

  • 窓下の受けの木材の変更
  • 周辺木材の変更
  • その木材にどのような強度が必要か?

を考える必要が出てきます。

そうなってくると、必要な項目として“構造計算”という少し細かい家の耐震計算が必要になってきます。

*構造計算の詳しい話は、『木造二階建てに構造計算は必要??』でお伝えしております。

結論を言えば、木造2階建ての家でも、構造計算をする必要が出てくるのです。

そこで、構造計算の費用としては、20~30万円予算UPが必要になってきてしまいます。

会社さんの中には、そもそも全ての家で構造計算をかけている会社さんもある為、会社事の違いが出てくるという事です。

“構造計算”になれていない会社さんの場合、中には、50万円以上の価格UPがかかる会社さんも出てきます。

構造計算後、それに対応できる施工会社さんかどうか?のチェックも!

構造計算をすることで、窓サッシの枠の細かい部材指定(見えない土台部分の指定)が出てきます。

そういった費用UPも出てくる会社さんもありますし、細かい部材を指定するということは、

  • 構造計算
  • 忠実に施工

が出来るのか?の判断も必要になってくるという事でもあります。

施工品質、施工対応力が求められるようになってきます。

【リンク:施工品質】ーーー

以前のブログで書いてますが、“欠陥住宅”の注意点の一つとして考えて頂ければと思います。

参考記事2:欠陥住宅に当たるかは…最終的に、運!?回避するための2つの方法と、会社さんごとの対策方法

ーーーーー

視界を考えた時の仕様UP

また、

窓を大きくする事の関連した価格UP

イラストのように、広い開口を考えれば、当然にその分視界が開ける事になりますので、“目隠し”“有効に使う為の工夫”も考える必要が出てきます。

そういった外構費用のUPも考える必要が出てきます。

その際、会社さん毎の

  • “提案力”
  • “対応力”

は勿論、

  • 会社ごとの外構費用の違い

なども考える必要があります。

実際の窓の写真

注文住宅は、対応できる会社かどうか?も大切!!!

はい、少しまとめます。

上記のように、“窓を大きく!!”を一つ考えるだけでも、

結果として、

  • “選ぶ会社さんによっては、もしかすると、100万円近く価格UPが変わってしまう可能性がある”

という事のご理解を頂ければと思います。

  • 価格UPの会社ごとでの違い
  • 対応できる会社さんかどうかの違い

契約前に検討が必要です。

構造計算などの費用は必要経費です!

また、上記でお伝えしましたが、建築会社さんの中には、窓を広げたとしても

  • 構造計算
  • 構造補強

をしないで、『えいや~!』でやってしまう会社さんも…少ないですが、あるように思います。

注文住宅の怖い所でもありますが、

建築のプロ(その会社の方)から:

『これぐらいなら、経験でこうしておけば大丈夫だよ~』

と言われ、“その良し悪しの判断がこちらとして出来ない”が為に、押し切られてしまう事も出てくるという事です。

個人的には、構造計算費用は、今後何十年と生活の基盤となる家を考えれば、必要経費かとも思います。

標準仕様の家でも見せる工夫

イラストのように、

“自分たちで出来る内装の工夫”

で、家の雰囲気は変わりますので、この話は、“窓を広げれば良い”という話をお伝えしている訳でもありません。

注文住宅を考える際、

  • “窓一つ”で、色々な違いが出てきてしまう事
  • “価格も含めた提案力”の違い

の理解をして頂ければと思っております。

注文住宅、特に契約後の価格UPを考えると、事前理解が必要な要素かと思いますので、今回お伝えしてみました。

はい、記事を書いていながら、もう少しこの話は深堀できそうなので、次回のブログで、さらに細かい話を書いてみたいと思います^^

↓↓↓参考記事はこちら↓↓↓

先回の記事:基礎知識だけど、超重要!家づくりでお金の基本を理解する

参考記事1:ハウスメーカーさんと工務店さんの違い【窓】

参考記事2:欠陥住宅に当たるかは…最終的に、運!?回避するための2つの方法と、会社さんごとの対策方法

【絶対!素敵な“家”にする!vol2】-間取り-

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