今回は、工務店・建築家で家を考えている方にとって役立つ知識のご紹介です。
Rebroathomeでは、間取り相談を受けていますが、間取りと外観の関係で悩まれる方も多く、特に、オープン工法を採用していることが多い工務店・建築家で、間取りの悩みも多いと思いました。
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オープン工法と、クローズド工法の話はこちらから
:住む人が健康になる「本物の家」の建て方―――
因みに、間取り作成の際、オープン工法で考えている方が読んで頂くと良い間取りの本を二冊ご紹介しますね。
参考書籍1:間取りの方程式 [ 飯塚豊 ]
参考書籍2:暮らしやすい「間取り」づくりのヒント [ 主婦の友社 ]
*ハウスメーカーさん等の代表的なクローズド工法で家を考えている方としては、
- 知っていても使えない!
- 価格UPがかかる!
という内容が出てきてしまうのですが、工務店・建築家さんで家づくりを考えるのであれば、どちらもイラスト等も多用されていて解り易く、おススメです。
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工務店さん、建築家さんで家を建てる時に役立つ3つの豆知識
注文住宅、特に今回ご紹介する工務店・建築家さん(オープン工法)での家づくりは、良い意味でも、悪い意味でも自由です。
その為、家づくり検討者さんとしても、ある程度の知識や、設計する際の基準が無いと、まとまりのない微妙な(?)家づくりになってしまう可能性も生じてきます。
今回は、ほんの一部ではありますが、そういった事を無くしてもらう為の知識のご紹介です。
豆知識①:防音対策
一つ目は、防音対策をオープン工法でやる時の話で、間取りではなくて、仕様の話です。
そういった仕様に関しても、オープン工法であれば、選ぶことが出来るので、その話です。
防音という括りで考えると、
- ①.外と中の防音
→外壁や断熱、内壁の対策 - ②.部屋と部屋の防音(横)
→内壁の対策 - ③.上下階での防音(縦)
→床-天井での対策
がありますが、一般的なクローズド工法である大手ハウスメーカーさんが良く行っている対策としては、
- 部屋毎の防音(横)に関しては、石膏ボードの二重張り
- 上下階での防音は、それぞれのメーカーが独自の構造で対策をしています。
一般的な対策としては石膏ボード(構造用合板の上に石膏ボード+遮音シート)張りというのもありますし、上下階の構造空間を使って、断熱材などを変える事でも防音効果は違ってきます。
*防音性能を表現するL値というのがありますが、ハウスメーカーさん、大きな工務店さん以外では、具体的な数値として出している所も少ないです。
何が言いたいのか?というと^^;
オープン工法であれば、例えば、ハウスメーカーさんのHPを見て、構造を真似できる、指示できたりしますし、例えば、石膏ボードの厚みの指定も出来たりします。
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変な話、どこかの会社が行っている防音対策の資料をそのまま、依頼先の会社さんに見せて、同じような工事をしてほしいという事を伝えて頂いても出来るのがオープン工法の強みでもあります。
クローズド工法の会社さんの場合は、防音対策は最初から決まっている事も多く、“良いも悪いも一定のレベル!”ですが、
オープン工法の場合は、やり方によって、価格UPもかなり抑えて施工が可能な場合が多いですし、逆に、知っておかないと対策ゼロで進んでしまう可能性もあります。
因みに、上記のような話は他の項目にも当てはまります。
例えば、
- 耐震性能
- 断熱・気密性能
- 各種設備(換気システムや太陽光発電など)
は、オープン工法であれば、自由に組み込むことが出来ます。
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豆知識②:バルコニー
2つ目の豆知識は、バルコニーです。
こちらは上記でご紹介した本(間取りの方程式)にも書いてありますが、オープン工法ならではのバルコニーの作り方を参考にして頂ければと思います。
簡単に言えば、バルコニーを考える時には、四角い家をベースとして、
- バルコニー部分を付け足すという感覚ではなく、
- バルコニーは切り取るといった感覚を持って頂く
と良いかと思います。
イラストのバルコニーのように、屋根などを残しつつ、バルコニーを作る事は、意外と、“オープン工法ならではの家づくり”ならではだったりします。
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同様に、玄関ポーチも言えますし、1階と2階で、1階を大きく削るような間取りもです。
こういったくり抜く家づくりは実はオープン工法ならではだったりもするんです。
豆知識③:窓の位置と高さと大きさ
豆知識の3つ目は窓です。
窓は、以前“ハウスメーカーと工務店の違い:窓”のブログで書いてますが、オープン工法の家づくりだからこそ、使える窓の違いは是非意識して頂きたい部分です。
例えば、
ハウスメーカーさんではダメだった窓配置が、工務店さんにお願いしたら“すんなり採用”という事はよくある話です。
もちろん、大きな窓を設ける事になれば、耐震性を気にする必要があります。
こちらに関して、ここでは細かくはお話ししませんが、施工経験や実績、構造計算という家の強度計算を細かく行う事で、そういった大きく連続した開口を設けたとしても、耐震等級3(最高ランク)を取る事は併せて意識していきましょう!
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連続開口は以前のブログで、近代建築の五原則の説明をさせて頂いておりますが、そちらを参考にして頂きつつ、家づくりの知識として取り組んで頂ければと思っている所でもあります。
まとめ
以上3つの豆知識をご紹介しましたが、こういったオープン工法ならでは!の家づくりを知っている事は非常に重要な事です。
豆知識に関しても、上記のような話はかなりの数があります。
“ハウスメーカーさん、工務店さん、建築家さんと家づくりの違い”
を実際に聞いて回る際に、意識して頂く事も重要だと思います。
せっかくの家づくり、特に注文住宅は、ローコストと言っても1000万円以上になりますので、長期ローンを組んで、住み続ける事を考えれば、色々な可能性を試してから、会社選定をしていきたい所ですね。
↓↓↓このブログでご紹介したリンク記事↓↓↓
参考記事1:住む人が健康になる「本物の家」の建て方
参考記事2:ハウスメーカーさんでやると高い間取って知ってる??
参考記事3:ハウスメーカーと工務店の違い:窓
参考記事4:近代建築の五原則
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