家を建てるなら
- 木造?
- 鉄骨?
- RC(コンクリート)??
上記の悩みは、皆一度は考えるかと思いますが、今回は、“やっぱり木造が良いと思う!”というお話しをしてみようと思います。
少し誤解を生みやすい話ですので、細かく書いていきたいと思っており、
- 木造の良さ
- 木造のデメリット
を2回に別けて話をして行きたいと思っております。
目次
木造住宅が選ばれる理由
実は、この話を書くに至ったのは、とある工務店さんに取材にいったことがきっかけになってます。
また、正確に表現するのであれば、“2階建てまでなら、木造住宅で十分に良い家が出来るし、お金もお値打ち!!”という表現の方が正しいかもしれません。
統計データを見て頂いても解りますが、家づくり(2階建て、注文住宅)においては、8割以上は木造で建っています。
ですので、木造を先ずは第一で考えて頂いても良いのではないか?と個人的には思っております。
話を戻しますが、最近取材にいった工務店さんと話をしていて、改めて感じた
- “木造住宅の良さ”
- “木造住宅の注意点”
を考える事の大切さをお話しできればと思っております。
木造住宅にする事の5つのメリット
因みにですが、今回の話の内容で、特にメリット1の“健康”に関する内容に関しては、
に書かれている内容を参考にさせて頂いております。
もし興味があればリンクから購入して読んで頂ければと思います。
20年程前の本になり、現状の家づくりで、“改善されている所”と“未だに改善されていない所”がありますが、今でも十分に参考にしていただける内容も多く、家づくりに役立つようにも思います。
木造のメリット1:健康
木造のメリットっとの一つ目、何よりも先ずは健康があげられると思います。
上記でご紹介した本を読んで頂くと、例えば、
- 木の箱
- 鉄の箱
- コンクリートの箱
の3つ箱でマウスの実験をした時の影響の話があり、木の箱のマウスが最も成長が良かった事や、出産後の子マウスの成長に良い影響が出ているようです。
逆に、鉄骨やコンクリートに関するデータは普通に怖くなるような実験結果だったことも書いております。
また、実際に人への影響に関しても、コンクリート造に住む方の、不妊症や子供の発育など、人体への影響なども出ている例も取り上げられています。
当然、マウスでの実験ですし、条件として全てが当てはまる事も無いかとは思うので絶対でもありませんし、違うご意見を頂くこともあります。
ただ、疑わしきはばっせよ、という感覚で書くとすると、一度きりの買い物ですで、“健康”を考える事は、家づくりの根幹的な話でもあるかと思います。
ここは知識を身に付けておきたい話ですし、ご自身の家づくりにおいて、考えておきたい所かと思います。
因みに、一般的な鉄骨住宅は、主要構造材だけの話になり、それ以外の部分は、通常の家づくりと同じで木です。
その為、あくまで家全体を見ていく必要がありますが、全体としても
- フローリングをムク材にするか?合板か?石をつかったり、塩ビ系をつかうか?
- 壁や天井のクロスをビニールクロスにするか?自然素材を使うか?
なども色々と併せて考えて行きたい話かと思います。
兎にも角にも、総じて“健康”を考えた時、木造住宅、自然素材を上手く使う事への重要性があるように思います。
木造のメリット2:断熱性や住み心地
断熱性能に関しては、そこに取り入れる断熱材や施工品質によって変わります。
が、その上で、基本的な話をすると
木の断熱性は、鉄骨やコンクリートよりも高く、鉄骨やコンクリートにあるその箇所だけ熱が伝わってしまう、【ヒートブリッジ】というのが無く木にはありません。
つまり、家の断熱に余計な予算をかけなくても良いと言えます。
また、気密性能に関しては、施工品質などにもよりますが、家自体の可動の大きさから考えると、
- 【鉄骨→木造→RC】
の順番で性能は良くなっていくように思います。(RCが一番良い)
因みに、上記でお伝えした本には、気密性能が高すぎる場合の注意点として
- 壁紙がビニールクロス
- 床をカーペットや貼りもののフローリング
にした場合は、逆に気密が良すぎる事への問題点も指摘されています。
*呼吸しない密閉空間を作る事の健康被害なども考えるべきといった内容です。
また、住み心地に関して言えば、
- 木の柔らかさは疲れにくい
- 木から出るフィトンチッド(木の香り)と言う成分は殺虫作用や安らぎなどの効果
も考えられます。
総じて、住み心地に関しては木造が一番かとも思います。
木造のメリット3:価格
メリットの3つ目は価格です。
価格に関しては
- 木造→鉄骨→コンクリート
の順番で上がっていきますが、細かく見れば
- 【木造】:在来工法・2×4工法→金物工法・2×6工法→木造ラーメン
- 【鉄骨】:軽量鉄骨→重量鉄骨
といったそれぞれの構造体でも価格の違いは出てきます。
また、構造体の価格が占める割合は、家の予算の中で言えば3~4割ぐらいですが、そういった事を念頭に置きつつ、
その他の影響
例えば、
- 木造と鉄骨では、同じ土地に家を建てても補強内容が変わる。
→基礎のお金と補強費用が変わります。 - 鉄骨・コンクリート住宅
→外壁材の制限があり、価格への影響もあります。
といったような構造がゆえの違いもあったりします。
この価格の所でも、出来るだけ、“木造”を選んでいただく事が良いように思います。
木造のメリット4:対応力
メリット3の続きのような話にもなりますが、とにかく木造住宅は他の工法と比べて、対応力が高い事があげられます。
例えば、
重量鉄骨の場合、意外と大きな柱と梁が家のあちらこちらに出てきて、それを自由に動かせなかったり、外壁材が選べなかったりします。
コンクリートの場合は逆に、空間の自由度はかなり高いですが、どうしても内装や外装など様々なコンクリートならではの制限が出てきます。
軽量鉄骨自体は、木造とそこまで変わらない表現が出来ることも多いですが、取扱がハウスメーカーとなってくるので、そこでの自由度に制約が出てきます。
木造の中では、2×4工法よりも在来系(金物工法やラーメンを含む)の方が自由度は高いです。
、、、
はい、という事で、“自由度が高い=良い家づくり”ではありませんが、“理想的な間取りの作り易さ”を求めるのであれば、木造が良いかもしれません。
木造のメリット5:耐久性の進化
- 徹底比較!木造ラーメン工法
- 統計データが面白い!最近の家づくりの動向を知る
などの関連記事を読んで頂くとわかりますが、木造住宅においては、耐久性能は日々上がってきております。
今は、木造でも4階建てが可能な時代です。
特に、メリット1の健康に関しては、昔から言われている話ではありますが、
- 構造
- 内装に仕様する部材
は、是非考えておきたい所かと思います。
また、あくまで今回は“木造の良さ”にフォーカスした話をしましたが、逆に良くない話なども当然あります。そこら辺を次回お伝えしていければと思っております。
↓↓↓参考記事はこちら↓↓↓
参考記事1:統計データが面白い!最近の家づくりの動向を知る
参考記事2:地震に強い家を建てる1回目:色々な工法
参考記事3:家づくりの最初に知っておきたい!費用を抑える5つの方法
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