今回は、家づくり相談事例のご紹介です。
- “ハウスメーカーさんとの仮契約”
に関しての話をしたいと思います。
実際の相談例としては、
相談例1:
土地が決まる前に、ハウスメーカーと話をしてたら、どんどん進んでいって、土地が決まる前に、営業さんから仮契約を勧められた。
この状態で決めても良いんですか??
相談例2:
建てるのは2年後ですが、打合せが進んでいき、○○ハウスさんから“手付金も返すし、いつでも断れるから!”という条件で仮契約を勧められた。
こういった場合は問題ないのでしょうか??
相談例3:
既にとあるホームメーカーと仮契約しているのですが…
けど、本当にこのまま進めても良いのでしょうか??
という相談、、、実は定期的に話があります。
目次
ハウスメーカーさんが仮契約を言ってくる状況
因みに、以前…2年前ぐらい前のブログで、仮契約の怖さの話をしておりますので、そちらもご一読頂ければ幸いです。
(参考リンク:とりあえず契約なんて、ダメ絶対!)
はい、先ずは、どのような状況で、仮契約を言われる事が多いのか??を考えてみたいと思います。
仮契約を言われる状況ですが、
- ①.建築時期が決まっていない
- ②.会社の検討をあまりしていない方
の二つの背景をお持ちの方がこのような話をされる事が多いです。
少し説明をしていきますが、例えば、
- 土地が決まってない
- 直ぐに建築出来ない理由があって、2~3年先に考えている。
といった状況の場合、
ハウスメーカー側からすると、間取りやお金の話もしずらい状況だったりもします。
また、家を考えているお施主様としても同じで、あまり突っ込んで話が出来ない、申し訳ないと思われる方も多かったりします。
これが一般的に多い感覚になりますが、中には、そういった状況でも、親身に話を聞いてくれる営業さんはいて、そういった方とだけ話を進めてしまう場合も出てきたりします。
営業さん:
『弊社の推奨するプランなら、35坪前後で、3000万円ぐらいです。』
と間取りが無くても話ができるハウスメーカーさん、ビルダーさんは実は多くいます。
また、
『今、仮契約を結んで頂ければ、▲300万円を引けます!!』
『まだ、着工は先かもしれませんが、今月は弊社の契約枠が少し残っていて、今、仮でも良いので決めて頂ければ、この条件で話が出来ます』
といったニュアンスの話が出てくる場合があります。
この話は、もちろんハウスメーカーだけの話でもありません。
ですが、ハウスメーカーさんの場合、仮契約をしてもらう為に、値引き額が大きくあって、この話にのらないと損する!という感覚になってしまう場合も多かったりもします。
1つのハウスメーカーだけと話を進めると、そこで契約したくなってしまう怖さ。
例えば、
- ハウスメーカーA社さん:
3カ月間ぐらい話をしていて、ある程度図面も出来ていて、営業さんとも仲良くなっている。 - ハウスメーカーB社さん:
まだ2回しか会っていなくて、先回の打合せで初めてラフな間取り提案が出てきた。 - ビルダーC社さん:
忙しそうな会社さんで、あまりしっかり相手にしてもらえない。『うちは何でも出来ますから、土地がみつかったら来てください。』と言われた。
といった状況だった場合、
ハウスメーカーA社さんのポイントが気持ち的にも高くなります。
その際、
- 何の損もないような条件(単純に値引きが多く貰える)で仮契約をお願いされたら
お施主様としても『良いかな、、、。』となる事もあります。
ハウスメーカーから仮契約を勧めらた時に考えるべき3つの事
『このままここで契約しても、良いかな、、、。』
となったとしても、先ずは冷静に考えてもらいたい内容が3つあります。
特にハウスメーカーさんとの仮契約は、先ほどお伝えした通り、値引き額が大きく魅力的に感じることも多いと思うので、ここでハウスメーカーさんと仮契約する時の3つの注意点お伝えしてみたいと思います。
01:家づくりを本当に1社だけで決めても良いの??
家づくりは、何社かの建築会社さんから提案を出してもらう事で、お客様のレベルが上がります。
- 本当にこの間取りがベストなのか??
- 内装の提案はこれが一番なの??
- 価格的に納得いけるものなのか??
など、複数社で比較する事で、“良さ”が解ることも多いのが、家づくりですので、それをしなくて良いのか?は考えておきたい内容です。
02:家の好みは検討中に変化していく。
次に、経験的な話をしてしまいますが、家づくりは考える時間の長さの長短はありますが、段階を追って、お施主様としては好みの変化が出てきます。
極端な話をすれば、和モダンが良いと思っていた方が【かわいい洋風の家も良いな】となったりしたこともあります。
また、住まい方自体が変化も出てくることもあります。
例えば、部屋数が増えたり、減ったり。
*住まい方の変化は、永続的に続く変化とも言えますが。
ゼロからスタートする家づくりは、その時間の経過と共に、やりたい事は増えていきます。
ですので、本当にベストな家づくりは、契約は着工直前にする、できるだけ最後にする。
になります。
大きく値引きしてもらったとしても、その後の打合せで、
- 間取り変化。
- デザインの変化。
などがあったとしたら、その追加変更費用のお値打ちさの判断はできません。
もしかすると、他の会社さんでやった方が全然お値打ちだったかもしれませんし、その会社さんと契約せずに打合せを続けて、最後にそういった変更も含めて価格交渉をした方がお値打ちになることもあったりもします。
ここを意識出来ているか?はとっても大切です。
03:担当者さんのやる気は続く??
三番目の注意点は、そもそも、一度仮契約をする事で、お施主さんにも言える話かもしれませんが、担当者さんとしても、少し気が緩みます。
特に建築時期が先の場合、打合せ期間が長いと言っても、
- 契約後の打合せは2月に1回ぐらいのペースになったり
- 担当者さんとしても、提案に力をいれなくなったり
します^^;
“打合せ期間が延びても、ただ間延びしているだけ”になる可能性があるということで注意が必要です。
もしかすると、担当者さんが
- 自己都合で辞めたり、
- 担当のエリアが変わったり、
する事もあります。
ハウスメーカーとの仮契約はやめときましょう^^;
基本的な話をすると、仮契約はお勧めしません^^;
が、上記のような違いを意識して頂ければ、良いのかもしれません。
↓↓↓参考記事はこちら↓↓↓
参考記事1:とりあえず契約なんて、ダメ絶対!
参考記事2:ハウスメーカーのありえない値引き
参考記事3:新築で3月決算での値引き…その値引き、交渉で4月まで引っ張れる??
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