【1000万円台で家をつくる!】という広告はよく見かけますが、とても魅力的に感じます。
皆さまも、『1000万円台の家って、、、どんな家が建つのだろう?』『本当に1000万円台で建てられるの??』と思いつつ、気になっている方も多いのではないでしょうか。
はい、という事で、今回から3回に別けて、この1000万円台の家づくりってどうなの?を分析して書いてみたいと思います。
全部で3回に別けて記事を書いていきたいと思いますが、構成としては、
- 1回目:1000万円台の家の注意点とは?【←今回】
- 2回目:実際に理想の家を1000万円台で建てる為のポイント
- 3回目:実際に1000万円台で建てた実例を出して、ポイントを解説
という3回に別けて書いていきます。
目次
1000万円台の家って??
さてさて、話を始めていきます。
最近、ネットや広告で、この“1000万円台~の家づくり”と言う表現はよく見かけます。
また、雑誌などを手に取ってみると、実際の価格が載った住宅情報誌もをよくあり、価格を見ると、1500~2000万円という表記の家も多くあります。
因みに、1000万円で家をつくる、ではなくて“1000万円台で家をつくる”、ですので、1999万円でも1000万円台といえます。
また、こちらは何が1000万円台なのか?を明確に謳っている事も少なく、本体価格が1900万円で1000万円台、その他の経費が400万円かかったとしても1000万円台といえます。
…
という事で、少し定義も必要です。
まずは、少し実例を出しますが、例えば、
家の大きさとしては、1階と2階で合わせて30坪だとして、こんな感じで価格が載っていたら、如何でしょうか。
『そっか、この家、これで出来るんだ~と思われるかもしれません。』、、、勿論価格に関してのウソが入っているわけでもないですし、実際の価格が載っていると思います。
どこまでを1000万円台として謳ってる??
はい、実は上記の例のような表現、個人的な感覚でいうと、
- 建築会社さんの半数近くは同じような表現が可能だったりします💦
つまり、意外と安い!という感覚でもなく、『むしろ、普通!』という感覚だったりします。
もちろん、建築会社さんの中には、もっと安い会社さんもありますが、、、。
どういった事かと言うと、1000万円台=1900万円でもOKという事になり、また、上記の表記(上の写真)は、本体価格の表記しかしていません。
ですので、30坪の家としたら、【63万円/坪】で家をつくればいい!という話になります。
、、、意外とどこでも出来る範囲になったりします^^;
1000万円台で建てるとしたら、それ以外の費用が大切!
『1000万円台といったら、、、、全部コミコミで1000万円台でしょ!!!』と思われる方も多いと思います。
はい、という事で、1000万円台で家を建てる為に大切なのは、それ以外の費用がどれだけかかるか?となってきます。
例えば、
この写真をみた時、その他の工事や費用って何があるの?
ですが、
【写真に入っていない費用①】
- エクステリア費用
:駐車場のコンクリートや境界のブロック工事、門柱ポストなど。 - 地盤改良費用
:地盤が弱い場合に必要となる家の下を補強する工事 - 上下水道の引込工事(浄化槽費用)
:道路から家までの生活水の引込工事や排水工事 - 消費税
:写真には消費税も含まれていない - 設計費用
:家の設計費用は大小の違いはありますが、どの会社さんでも必要になります。 - インテリア費用
:照明やカーテン、その他のデザイン工事
が、この写真の費用には入っていない!となります。
、、、かなりあるのがご理解頂ければと思いますが、例えば消費税を考えても、10%ですので、185万円を足したら、1000万円台ではなくなる話です。
という事で、
上記の写真の写真であれば、半数以上の建築会社が表現できる!という話を最低限覚えておいて頂ければとも思いますし、この“1000万円台~”という表現は少し注意が必要だという話です。
1000万円台で家を建てる時の費用をもう少し。
1000万円台で家を建てる定義って?というのが、皆様と共通の認識づくりを出来ればと思いますが、実は家を建てる為の価格の定義って凄く難しいんです。
例えば、
【写真に入っていない費用②】
- 家具、家電の費用
- 地鎮祭費用
- 引越し費用
- 解体・整地費用
といった費用も入っていませんが、これらの費用は、その人によっては、要らない場合も出てきます。
【諸経費も、、、③】
- 銀行から住宅ローンを借りる為の費用
- 家を登記する為の費用
- 火災(地震)保険の費用
等も色々な状況によってお金は考えないといけない項目になってきますので、定義が非常に難しい所です。
上記で上げた費用①.②.③が
例えば
300万円
500万円
700万円
とかかってくる場合もあって、実際に1000万円台で家を建てようと思った方にとってみれば、本体価格が1850万円では、高すぎる!となってきます。
因みに、このような本体価格以外の費用で、特に①の費用は、家づくりの打合せをしていく中で、簡単に300万円とか上がっていきます。
例えば、
- 設計費用が本体価格の1割だったら、それで185万円
- 外構費用(簡単な駐車場工事とブロック工事)で100万円
- 地盤改良費用で80万円
- インテリア費用(照明費用)で30万円
だとしても、合計で395万円です。
しかも、この単価は必要最低限の費用として上げてみたので、もう少しデザインなどを考えると、追加で100万円などはスッと上がってしまいます。
、、、さらに、消費税が入っていない場合は、本体価格とそれ以外の費用に、10%(消費税分)が追加えかかりますので、
- 本体価格:1850万円
- ①の費用:395万円
- 消費税:224万円
合計で2469万円となります。
【それ以外の費用②.③】はもう考えたくなくなってきてしまう…(^^;)
こうなってくると、とても1000万円台という話でもなくなってきちゃう気もします。
ですから、定義が必要で、このブログでの定義は、
- 【それ以外の費用①】までは、ある程度見込んで1000万円台で建てる
が良いかな^^と思います。
*因みにエクステリア、インテリア、地盤改良工事などかなり幅があるのも事実ですので、そこら辺はご理解頂ければと思います。
その上で、雑誌やネットで調べてたり、建築会社に直接、話を聞きに行くときには、『1000万円台で建てたいけど、ここまでで考えている!』と伝えいきたい所です。
価格のチェックポイントをご紹介
はい、という事で、ここからは、雑誌やインターネットで載っている実際の価格のチェックポイントをご紹介してみたいと思います。
01.坪数(延床面積、施工床面積を見る)をチェック!!
例えば、坪数が30坪の家で1000万円台なのか、40坪の家なのか?でかなり違いが出てきますので、先ずはその家の坪数をチェックしてみましょう。
02.1000万円台の家のタイプは?
また、1000万円台(というよりも、お値打ちな家づくり)となると、基本的にはシンプルモダンの家が多いという事は知っておいて頂ければと思います。
輸入住宅の家やカワイイ家、和風、モダンな家は、部材やその家の性質上お金がかかる場合が多く、1000万円台の家となると、結構難しい場合が多いです。
坪数を小さくするか、家の形を総二階の真四角にする、など方法はあるかとも思います。
03.構造・工法による価格の違いをチェック!!
はい、こちらもブログでもお伝えしていますが、工法によって価格はかなり変わってきます。
木造になるかと思いますが、きになるのは、その構法の安心度だったりもします。
04.価格観を掴む!!
1000万円台の家の詳細を見てみると、意外と高い?と思える本体価格の項目や、これは安い!!と思える項目などがあります。
そういった目利きがある程度出来ればより良いですが、こちらに関しては、出来ればという感じです。
何社かの見積りを見ていくと何となくわかってくるようになると思います。
これらの注意点を先ずは押さえましょう。
それでは、これらの事を踏まえて、二回目、三回目とより掘り下げてみていこうと思います。
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こんにちは 今、築50年の一戸建に住んでいます。主人は障害があり 2級の手帳とガン、重度の糖尿病を患っています。私も
乳がんを患っていますが仕事をしてます。収入源は私の給料と障害年金だけです。
老朽化が進み、雨漏りで天井が腐敗し穴があいてます。かべも
穴があいてます。車イスを使う為のバリヤフリーや耐震補強など考えて、業者に見て頂いたら 部分リフォームは難しいとの事で、全面リフォームを勧められました。1500万ぐらいかかるとのこと。リフォームでこの金額でしたら 建直しで本体と工事費、その他の諸経費合わせて1000万で建直し出来ますか?
土地はあります。詳しい方、色々教えてください。
補足ですがキッチンの と一回の和室の床は、フカフカしてますお風呂の壁、床のタイルはひび割れ、脱衣所の床も一部腐敗で穴があいてます。全てリフォームすると1500万 ほどかかるそうです。