地震に強い家を建てる為の知識として最後は耐震、制震、免震に関してお伝えしたいと思います。
もし1回目:基本的な構造知識
2回目:構造の知識に関する注意したい3つのポイント
に関してまだお読みでなければ是非読んでみて下さい。
では地震に強い家の最終回、
目次
地震に強い家:耐震、制震、免震
こちらの耐震、制震、免震の基本的な違いはRebroathomeの建築知識でお伝えしていますので、ここでは、省略します。
(参考URL:http://rebroathome.com/knowhow/Knowhowkouzou8.html)
各タイプの実績??と価格、特徴
まず初めに基本的な情報として、
- 耐震住宅が現状でも一番多く年間施工されている事
- 制震装置に関しては、実は装置だけでも多くの種類があり、簡易的な制震装置から、大手ハウスメーカーさんが独自開発している制震装置がある事は知っておきましょう。
- 大手ハウスメーカーは、殆どの会社で、この制震構造を独自で開発しています。(軽量鉄骨メーカーさんと一部木造メーカーさん)
一般的なものとしては、『制震ダンパー』などの文言で、ネットで一度調べてもらうと色々と検索にひっかかると思いますので、見てみるのも面白いかもしれません。
- 逆に免震装置を扱っている会社さんは、かなり少ないです。
全ての免震と呼ばれる住宅施工棟数も年間で300棟ぐらいあればいい所で、それらを考えると取り扱う会社さんの数が少ないのもわかります。
免震装置で一番売っている会社さんは、言わずもがな○条工務店さんで一時期は年間250棟ぐらい売っていたという実績があるようです。現在免震装置自体のリニューアルなどがあったらしく、正確な施工頭数は記載されていません。
また免震に関して言うと、実はエアー免震という装置がニュースやテレビ、雑誌の特集などで組まれており、比較的受注を延ばしているとも聞いています。昨年度が50棟ぐらいだとか。
基本的には耐震はお金がかかりません。
そもそも本体価格に組み込まれているという表現が妥当かもしれませんが、耐震は基本的には標準工事として見られます。
制震装置を新築で入れる場合
家の大きさと、つける制震装置にもよりますが、40坪ぐらいの家をつくるとして、40万円~80万円ぐらいだと思います。
制震は、比較的に施工の上でもつけ易く、既存住宅の耐震補強などでもよくつかわれています。
最後の免震装置は少し別格
- 基本的に基礎と家を離して設計する事。
- 正式な国の認定(*表現は間違ってるかもしれませんが)がない事
図面作成費用や給排水の配管、給湯器など装置以外の様々な対策が必要になってくる為、費用はかかります。
400万円ぐらいは全部含めて最低必要かとも思います。
免震装置に関しては、メンテナンス費用なども実は必要になってくる為、家の価格を圧迫する要因にもなってきます。
しかし、
この免震装置は、入れた後の安全や、地震が来た後の補修費用などで、大幅に軽減させる事が出来る為、ある種の保険のような感覚と安全を買うという感覚で考えた方がいいかもしれません。
耐震は2回目の記事の内容で、基本的には工法によって強さが違うといわれています。
1回目、2回目、3回目の記事の組み合わせで家の強さはかなり変わります。
以上3回にわたり、地震に強い家づくりの基礎知識をまとめさせていただきました。
是非基本的な内容として覚えておいていただければ色々な応用も利く知識だと思いますので、ご参考頂ければと思います。
最後に少しご案内
- 例えば免震装置をつけたい!
- 木造ラーメン工法をつけたい
と思っても、何処でもつけられる訳ではありません。それぞれに加盟料を払ったり、施工技術が伴う為、お願いできる出来ないもあります。
つまり、
つけたいけど、何処にお願いしていいかわからないと思うかもしれません。
もしそんな時、希望する装置や構造で建築会社を紹介して欲しいというお考えが出てきた時は、私の事を思い出して頂ければと思います。
下記のメールフォームで必要事項、ブログの感想(もしよろしければ)を記載の上、私(牧原)宛てに送信頂ければと思います。対応エリア内であれば、一度か二度メールのやり取りをさせて頂いたのち、こだわりの建築会社の紹介もできますし、対応エリア外でも、客観的なアドバイスなど差し上げるようにしています。
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