注文住宅は、検討する期間が長い為、家の打ち合わせをしていくと、『最終的に気が付いたら、初めの理想と全く違っていた!』という話はよくある話です。
、、、最初から“理想の家”が固まっている人がどれぐらいいるか?
と言えば、皆、何となく“こんな感じ…”はあるものの、明確に決まっている方は少ないと思いますので、良いも、悪いも、それが注文住宅の醍醐味でもあるかとは思います。
例えばそれが、良い意味で理想と変わっていったのであれば最高の結果になりますし、逆のケース、
『、、、本当は、こんな家が建てたかった訳ではない!!!』
となってくると怖い所です。
ただ実情を考えれば、こういった『こんなはずじゃなかった!』という話は、意外と多くあり、最悪のケースは、契約後の打ち合わせで、『もうキャンセルしたい!』となってしまう話もあるんです。
…
という事で!
今回は、今まさに、いろいろな会社さんを検討している方に向けて、ここら辺の振り返りを意識していただければと思っております。
目次
家づくりを振り返る、魔法の質問5つ
ではでは、どのように振り返っていけば良いの?
ですが、簡単に振り返ってもらうことが出来る魔法の質問がありますので、一緒に振り返っていければと思います。
魔法の質問01.予算
先ずは予算を振り返る為の質問です。
注文住宅、家づくりは、当初考えていた予算よりも上振れしてしまう事が大半です。
本当に多くの方が当初の予算(理想)よりも上振れしていたりします💦
その為、予算の歯止めをどこでかけるか?は、家づくりにおいても重要なポイントです。その時に思い出して欲しい質問が、
Q1.『予算はどうやって決めた?』
Q2.『自分たちが支払えるお金は?』
Q3.『家を建てた後に、苦しくならない??』
です。特に、Q3の質問は、是非、契約前に考えてもらいたい質問です。
因みに、家の予算の決め方として、一番安心できるのは、根拠のある数値を出せるFP相談で予算を決める!だと思います。
FP相談:FP相談とは、FP(ファイナンシャルプランナー)の資格を持っている方に人生でかかるお金のシミュレーションをしてもらう相談のことで、住宅購入、教育資金、老後の資金などの3大支出や、普段の生活費などを細かくシミュレーションをして、生涯のお金の計算をしてくれるものになります。
はい、
“公平中立な第三者の専門家が、家に支払えるお金を計算してくれる事”で、安心して家づくりを進める事ができるようになります。
注意点としては、今見ている建築会社さん経由でのFP相談はやめることです。
理由は、怖い話でもありますが、裏で手をまわされてしまうこともしばしば聞くからです^^;
魔法の質問02.家のイメージは大丈夫?
注文住宅を建てる時に知っておきたい話として、“私たちはこんな家が建てたい!”というイメージが固まるまでには、いろいろな経験をしてもらう必要があったりします。
色々な経験というと、数社から、実際に提案を出してもらう事を指しますが、
- “この提案のここは違うな!”
- “この外観提案は良いね!”
という経験を重ねないと、本当に建てたい家のイメージは出てこなかったりします。
また、提案を複数社から出してもらい、その上で実際に現場見学会にいく事で、“あ、こういうの良いね~!”が実感として出てきたりします。
資料請求やインターネット、雑誌を使った情報収集段階を経て、“実際に動くこと”で建てたい家が固まっていく!をベースの考えとして頂くと良いと思います。
- 魔法の質問02:『最低三社から提案を貰った?』
という事で、魔法の質問02は、この質問です。
もし、この話を聞いて、納得できる経験が無かった場合は、一度、踏みとどまって、もう一度会社探しをする所から初めて貰っても良いかと思います。
魔法の質問03:コンセプト
先日お受けした家づくり相談者さんの話をしますが、その方が会社を決めた理由は、
- 『空間提案ができる会社(人)だったから!』
ということでした。
その方も、何社も建築会社さんを見ていく上で、“あ、自分がつくりたかったのはこういった家、コンセプトなんだ!”が明確になっていった経緯がありました。
家づくりは、
- 予算
- 土地
- やりたい事
などによって、様々な制約が出てきますが、話を聞いたお客様は、土地の建ぺい率が30%と厳しい規制がある土地(第一種低層住宅)だった為に、
- 何となく漠然とした家のイメージがありつつ会社探しをスタート
↓ - 色々な会社さんから提案を受け
↓ - 土地に対して、家の有効活用ができる会社が良い!
↓ - 空間提案が一番のポイントだ!
となっていったようです。
- 魔法の質問03:『本当に作りたかった家はどんな家?』
はい、ということで、3つ目の質問は、これです。
魔法の質問04:価格を下げる方法は??
魔法の質問01でもお伝えしてますが、やはり、一番気になってくる…引っかかるのが価格かと思います。
どうしても当初の予算よりもオーバーしやすいのが家づくりですが、予算UPは契約後に多くおきたりします。
せっかく値引き交渉で頑張って予算ギリギリにまで抑えられたとしても、契約後にトントントンと予算UPしていってしまったら元も子もありません。
と言う事で、
- 魔法の質問04:『価格を下げる方法はどれぐらいある?』
という所を、建築会社さんに再度聞いておきましょう!
因みに、この質問ですが、『契約後の予算UPはどれぐらいある?』という表裏一体の質問でもありますので、一緒に聞いていただくと良いかと思います。
…
因みに、家の価格を下げる為の工夫って、意外といろいろとあったりします。
例えば、一例として子供部屋を考えてみると、今はつかわないけど、将来的につかうであろう子供部屋がある場合、
- クロスなどを貼らずに大きくなった時に、子供にクロスを選んでもらって、今は何もしない。
- 自分たちで塗り壁材を買って塗る。
- 収納の建具をつけずにカーテンなどで代用する。
なども予算に合わせる工夫になりますが、建築会社さんが独自にもつ予算の下げ方も出てきますし、対応できない場合も出てきます。
例えば、予算を下げる為の方法で、分離発注という選択肢も当然にあるのですが、こういった所に対応できない会社さんも出てきます。
- 解体や外構
は比較的に分離発注もしやすい項目ではありますが、対応できるできないも含めて、予算を削れるポイントを探っておく事も必要な要因ですね。
魔法の質問05:今住んでる家の不満は?
最後の質問は、せっかく家をつくるなら、今の住まいで感じている不満は、解消させるという一番根本の話です。
- 魔法の質問05:『今住んでる(もしくは実家)の家の不満を解消してる?』
です。ここはよっぽど大丈夫な場合も多いですが、例えば、
『リビングが狭いから新しい家は大きくしたい!』
となっていた方が、最終的に、今の家よりも、少しだけ大きくなったことに満足してしまう方もいらっしゃって、これだと『、、、本当に大丈夫?』ともなったりします。
そういった今の家の不満を解消出来ているか?は契約前の最後に再度考えておきたい所でもあります。
…因みに、少し当たり前の話をしますと、
例えば、新しい家になる事で家の温かさや涼しさ(断熱性、気密性)、耐震性能は、どこで建てようがある程度の解決はできます。
もし、そこら辺が根本の家づくりだった場合は、
『どこまで暖かさを求めるか?』
『その会社じゃないとダメなのか?』
も一緒に考えるべきポイントになってくるかと思います。
まとめ
今回は、自分たちの家づくりを振り返ってもらう為に、5つの質問をしてみましたが、如何でしたでしょうか。
- 【魔法の5つの質問】
- 01:『家を建てた後に、苦しくならない??』
- 02:『最低三社から提案を貰った?』
- 03:『本当に作りたかった家はどんな家?』
- 04:『価格を下げる方法はどれぐらいある?』
- 05:『今住んでる(もしくは実家)の家の不満を解消してる?』
を改めて考えてみて頂ければと思います。
もしかすると、“ん?ここで建てる必要ないかも??”となるかもしれませんし、“あ、やっぱりここだな!”となるかもしれません^^
参考記事1:注文住宅で最初に知っておきたい!費用を減らす5つの方法
参考記事2:純粋な提案力
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