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注文住宅で予算オーバーしたら考えたい7つの方法

投稿日:2015/07/23 更新日:

家づくりをする方にとって最初の疑問は、『家づくり、注文住宅って…いくら費用があれば良いの???』という事だと思います。

こちらに対しては、家づくりの相場観の把握で、03-02:ローコスト系、工務店、ハウスメーカーの価格の違いは??◆◆◆で話をしているので、参考にしてみてください。

ただし、注文住宅ですので、それぞれの家の内容で家の価格が変わってきてしまうのも事実です。

『安いに越した事はない!』ではありますが、意外と『当初思っていたよりも予算がオーバーしてしまった!』という方も少なくないのが注文住宅の怖さでもあります。

という事で、今回の記事は、そんな予算オーバーしてしまった時に検討してみたい予算を下げる7つの方法の話をしていきたいと思います。

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注文住宅の費用を減らす7つの方法

今回は、家づくりの費用に関して、家づくりを考え始めたタイミングで知っておいてもらいたい話をしていきます。

  • 一般的に言われている費用削減のポイント【①.②.④.⑤.⑥】
  • 家を建ててからの出費【③】
  • もし出来たら良いかも?【⑤】

の3つをそれぞれに話をして行きたいと思いますが、今現在、家づくり中!という方もいらっしゃるかと思いますので、ご興味ある所から読んで頂ければと思っております。

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予算オーバーの削減ポイント①:家を小さくする

はい、注文住宅の予算オーバー削減ポイントの一つ目は、家の大きさを小さする!で、この方法が一番一般的な予算削減方法になります。

例えば、核家族(3~4人家族)の世帯であれば、

  • 建売住宅:30~32坪(3~4LDK)
  • 注文住宅:32~35坪(4LDK+s)

ぐらいが一番多い大きさかとも思いますが、その感覚は持ちつつも、むやみに大きくしない。という意識を持っておく事が必要です。

こちらに関しては、理想の間取り20選のページで実例の間取りをご紹介していますので、広さの感覚などを養っていただければと思います。

間取りを小さくすることのメリット

間取りを小さくすることで予算オーバーを抑えられるのですが、その他にも効果はあって、

  • 光熱費がかかりにくい家
  • 固定資産税も安くなる

など、普段の生活での出費も抑えられます。

『小さな家』と言えば、伊礼先生が有名かと思いますが、先生の本などを読んでいただくと解りますが、30坪をきる家づくりでも、工夫次第で色々と出来るという事ですね。

*因みに、伊礼先生の本は、参考になると思いますので、是非読んでみて下さいね。

リンク:エクスナレッジムック伊礼智の「小さな家」70のレシピ/伊礼智【後払いOK】【1000円以上送料無料】

次に家を小さくする具体的なやり方ですが、

①.無駄をなくす(廊下などを極力なくす)
②.子供部屋の大きさを小さくする(DENなどをつくる)
③.一部屋、なくす(予備室を無くす)
④.窓を工夫する。(視線の圧迫感を無くす)
⑤.生活空間をあまり別け過ぎない。(オープンな間取り

などの工夫があり、具体的には、理想の間取り20選のページで個別でいろいろと解説をしていますので、そちらから学んでいただければと思います。

、、、ちなみに、私が行っている間取り診断では、殆どの場合で家を小さくする提案をしています。(というよりも、無駄をなるべく無くすアドバイスをしていて、それが結果的に小さくなる事が多い、という表現が正しく、それぐらい、意外と家は小さくできます!!!

小さな家を建てる

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予算オーバーの削減ポイント②:木造で考える

こちらに関しては、少し賛否両論をかもし出してしまうかもしれませんが、“2階建て”までであれば、予算を考えてトータルで木造住宅で考える事がオススメで、理由としては、木造以外の工法に比べて、

木造のメリット

  • 固定資産税が安い
  • 断熱性能、気密性能が高く、光熱費が抑えやすい
  • 制震装置をつけなくても良い

などのメリットがあります。(制振装置に関しては、こちらをご参考下さい。(リンク:地震に強い家を建てる))

もちろん、メリットだけではなく、ポイント1で上げたような、家づくりの間取りの自由度の高さもあります。

また、自由度の高さという観点から考えると、

という順番に自由度はより高くなっていきます。また、この順番に価格が高くなっていきますので、単純に木造!という話はできませんが、間取りの自由度、費用対効果を考えれば、木造がオススメかと思っています。

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予算オーバーの削減ポイント③:LCC(ライフサイクルコスト)

ライフサイクルコストは、私のブログの最初のタイミングからお伝えしておりますが、家は建ててからが本当のスタートで、家の維持費と言えるものです。

家の維持費に関しては、大きく3つの項目がありますので、それぞれの削減ポイントを解説していきます。

①:外壁の塗替え(家のメンテナンス費用)

一番目は、家のメンテナンスの話です。メンテナンスというと、よく話に出るのが外壁の塗り替え費用に関する話。こちらは、そこまで説明が要らないかもしれませんが、通常の外壁(サイディング)の塗替え(10~15年に1度)費用が必要です。

それらを削減するためには、

  • メンテナンスのいらないタイルを貼る
  • より耐久性の高いサイディングにする
  • 庇を出して外壁の劣化スピードを遅らせる

を考える事によって、そのメンテナンス期間を長くすることができます。ただ、じゃあタイル外壁で!となると、初期費用が増えることになり、予算オーバーを削減する方法という今回のテーマからはそれてしまいます。

予算を変えずに考えるのであれば、3つ目の“庇を出す”が一番最初に考えるべきポイントになるかと思います。

【塗り替え費用は会社で変わる】

また、少し覚えておきたい話として、塗り替え費用がどれぐらいかかるか、またその期間はどれぐらいか?です。

塗り替え費用:2000円/㎡+足場台(20~30万円)

ぐらいを目安に考えるとよくて、一般的な30坪~35坪ぐらいの二階建てであれば、外壁の量としては、300㎡前後になります。つまり、80万円~90万円ぐらいが一般的な価格になります。

ただし、これが、依頼する会社によっては、150万円になる事もあり比較検討は必要です。塗り替えの期間の目安は10年~15年程度です。

当然の事ですが、家づくりのメンテナンス費用は、外壁以外の部分でも必要になってきて、給湯器などの設備の交換やその他の補修費用なども、最初のタイミングで計画する必要があります。

参考リンク:ライフサイクルコストって?

②:光熱費

ライフサイクルコストを削減するためのポイントの2つ目は、光熱費です。見落としがちなポイントにもなりますが、もし、“毎月かかる光熱費を、毎月1万円でも抑えられたら!”も考えておけると良いかと思います。

方法としては、

  • 太陽光発電を採用する
  • 断熱・気密性能を上げる
  • 第一種換気を採用する(熱交換型の換気システムを採用する)
  • 窓を減らす

などが上げらます。太陽光発電に関しては、創エネですので、逆に、お金を増やす感覚もあり、また、気密・断熱性能を上げようと思うとお金がかかります。

そこでポイントになるのが、“窓を減らす”です。

建築会社さんの中には、窓をとにかくたくさんつけている会社さんもいますが、小さな窓一つで5~8万円ぐらいの単価になりますので、減らす・まとめるは予算削減ポイントとして重要です。

また、窓を減らせば、それだけ断熱性能は上がりますので、自然と光熱費も浮いてきます。

③:住宅ローン

3つ目は、住宅ローンの金利です。3000万円の住宅ローンを35年で組むとして考えた時に、金利が0.1%違えば、1500円/月で変わってきますので、住宅ローンの金利というのもお値打ちなった方が良いですよね。

こちらは、銀行選び、金利の交渉、が重要です。

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予算オーバーの削減ポイント④:分離発注

4つ目の予算削減ポイントは、分離発注になります。

  • 家一軒をまるまる分離発注する。
  • DIYできる範囲で分離発注する。
  • 外構などの簡単な所を分離発注する。

などで、DIYも分離発注の一つとして考えます。

  • フローリングを自分ではる
  • 壁を自分たちで貼る、塗る
  • 収納の棚をつくる

など、DIYも様々ですが、そういった家づくりをオススメしている会社さんもあります。

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予算オーバーの削減ポイント⑤:家を総二階に近づける

こちらは、03-01:基礎知識だけど超重要!家づくりでお金の基本を理解する!◆◆◆

で、詳しく解説をしていますので、そちらを読んでいただければと思いますが、とにかく真四角な家で総二階に近い家を意識して間取りをつくつ事で予算削減はできたりします。

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予算オーバーの削減ポイント⑥:仕様や仕入れ先の検討

6つ目は、仕様や仕入れ先の検討です。

例えば、お風呂を選ぶ場合、その仕様はもちろん、メーカー選定もできます。リクシルTOTOクリナップヤマハパナソニックタカラスタンダードハウステックナスラック、、、など沢山のメーカーが出てきます。

さらに各メーカーで商品タイプもそれぞれあり、さらに、建築会社さんによって、このメーカーのこの商品なら安く入る!という状況が必ずあります。

【建築会社さん×メーカー×商品グレード】の組み合わせを考えると、お風呂一つだけでもかなりの金額の違いが出てきます。

こういった設備、お風呂、トイレ、洗面、キッチンの4つはもちろんですが、フローリング材、屋根材、外壁材、窓の仕様なども選ぶことで予算は変わります。

また、見えないところの、構造材の検討断熱材の検討、などでも変わります。

ここに関しては上げだすときりがないですし、それぞれの場面でいろいろな検討ができるので、気になる方は個別でのご相談をいただければと思いますが、とにかく、すべての仕様を検討することで予算オーバーは改善できます。

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家づくりでお金を稼ぐ??

⑦:【番外編】家づくりでお金を稼ぐ

最後は番外編です。家づくりでお金を稼ぐ??と思われる方も多いかと思いますが、例えば、

  • 楽天やアマゾンなどのポイントサイトから部材を買う。
  • ブログを書いてお金を稼ぐ。

などは、比較的簡単にお金を増やすことができます。

特にブログを書くことは、個人的におすすめで、実際にご相談者さんにアドバイスをして、それを実行した方でお金を普通に毎月少しづつ稼いでいる方もいます。

家づくり自体が非日常の為、記事は書きやすいですし、自分たちだけが知ってる情報というのが結構あり、意外と情報としてのニーズも高いです。

例えば

  • 建築会社の選び方
  • 価格
  • 交渉
  • どうやって決めたのか?

等は、他の人も知りたい内容ですので、これから家づくりをされる方たちの為に、自分達の家づくりをブログで紹介して、ついでに、多少のお金を稼いじゃおう!という感じです。

(具体的なお金を稼ぐ方法は、クリック型の公告やアフィリエイト、が一般的だと思います。)

因みに、ここで話をする『お金を稼ぐ』と言っても、よくネット出ているような毎月何百万円と稼ぐ!!というような気合の入り方ではなくて^^;

『毎月1万円ぐらいを稼げる。』『楽しみながら、隙間時間で取り組める』程度の話です。、、、意外と書いてる方も多いです^^

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まとめ

以上の7つです。

家づくりの費用を削減する7つのポイント

  • 家を小さくする
  • 木造で建てる
  • ライフサイクルコストを考えて削減ポイントを探す
  • 分離発注
  • 総二階・真四角の家にする
  • 設備の仕様、メーカー選定
  • お金を稼ぐ

の7つで、家づくりをする方、始められようとしているタイミングで参考にして頂きたい内容かと思います。ぜひご参考ください^^

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参考記事1:地震に強い家を建てる

参考記事2:ライフサイクルコストって?

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