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地盤改良工事:鋼管パイル5mの工事で60万円違う

投稿日:2015/05/10 更新日:

今回は、“地盤改良工事の費用の違い”に関する話。

先回のブログにつづき、同じ工事が○○万円違う!というタイトルにしてみました^^;

先回の記事:100万円と70万円の外構工事費用の違い

先日あった話です。

  • 土地検討する際
  • 家づくりの価格判断をする際

に、その土地や家に、

  • 地盤改良工事が必要かどうか?
  • 必要だった場合、どれぐらいの工事費がかかるのか?

は、皆様にとっても、結構重要なポイントになっているのではないでしょうか。

契約前の見積りは、ざっくりと予算が計上されているだけなのですが、

とある会社さんからは、

  • 『この地盤改良費用は、地盤の質や強さによって、契約後に決まります。』
  • 『補強方法や判断は、大抵どこの会社も同じですし、価格もそんなに変わりませんよ。』

とか言われる話でもあります。

契約前は、意外と、そのままサラッと流してしまう方も多いのがこの地盤改良費用ですが、

  • 地盤補強が必要な為に、
  • 借入総額が増えてしまい、
  • 本当はやりたかった内容を諦めた!

という後日談の感想って、意外と多くあったりする事を考えると、サラッと流してはダメな大きなポイントだったりします。

地盤改良工事とは

いきなり、多く書いてしまったので、少しまとめます。

因みに、地盤改良とは、

家の基礎の下の土地の地質や柔らかさによって、土地に補強をする必要があり、その補強工事の事で、

  • 土地の柔らかさ
  • その深さ

によって基礎下に、一定以上の補強が必要になってきます。

この補強工事や方法は、

その上に建つ家の重さや加重バランスを考慮して、

建築会社さん(大手ハウスメーカーさんの場合)や地盤補強会社さん(工務店さんや建築家さんの場合)が、

一定基準に基いて改良工事が必要かどうかの判断していく工事になります。

また、

これらの補強工事は、通常、家の契約後に判定される為、(一部事前にしてくれる会社さんもあります)

  • 契約後のUPとなりやすい工事
  • 契約後だから、費用や工法が比較しにくい工事

になります。

地盤改良工事だって価格差がある!

実はこれまで、

地盤改良工事に関しては、私もブログであまりお伝えできていなかった話でした。

簡単な概要はお伝えしてきておりますが…

リンク:地盤調査ってどんなものがある??

この地盤改良費用、

  • お願いする工事会社(建築会社)さんによって、かなりの価格差が出てくるもの

になるんです。

ですが、これまで、比較できるような実例がなく、お伝え出来てこなかった話です。

地盤改良を比較?

上記であげたように、地質が大きく影響するのが地盤改良工事です。

その為、

  • 契約後に正式に工法と費用が決定する事がほとんど
  • 同じ地質や同じ家の形状、時期などが同じ条件としてそろわないとダメなこと

の為、比較が難しい工事だったからです。

今回、

たまたま

隣接する2つの土地で、2社の地盤改良費用を比べる事が出来る状況で、

建築会社さんは違うけど、

  • 建築タイミングが一緒
  • 同じ造成地なので、地質もほぼ同じと考えられる。
  • つくる家の大きさもほぼ同じぐらい(今回は40坪ぐらいの総2階の家)

といった条件で、

とある事がきっかけで、地盤改良費用を比べる事が出来ました。

地盤改良費用が60万円も違う

建築業界の矛盾

その上で、

A社、B社さんの地盤改良工事の費用差が、

会社名は出しませんが

どちらも地中5mぐらいまで鋼管杭(パイル)を埋める工事で

  • A社さん130万円
  • B社さん70万円

でした。

60万円も違う…

…同じ工事で

え~

といった感じになる方も多いのではないでしょうか。

因みに、

価格の安いB社さんに話を聞いたら、

うちはそこで利益とか載せないもん!

と一蹴。

また、価格差が多少出てくるのは、しょうがない話でもありますが…

予断ですが

会社の規模から考えれば、元々の原価は、恐らくですが、A社さんの方が断然お値打ちなはず。

因みに、

60万円の違いがあれば、それこそ色々と出来ますよね。

  • 制震装置を付けたり
  • 太陽光発電を2Kw増やしたり
  • 外構でカーポートとかを増やせたり
  • 全て無垢の床材に出来たり
  • LDKに床暖房をつけたり

これらを、あきらめる事になるのは、勿体ないですよね。

調査会社さんや、建築会社さんによっても改良工事は変わる

またまた、少し余談になりますが、

もう少し前提の話をすると、実は、この地盤改良工事

  • 調査する会社さん(地盤改良工事屋さん)
  • 依頼する建築会社さん

によって、そもそも改良内容

  • 地盤改良の有無
  • 改良が必要な時の工事内容

は変わります。

また、

  • 地盤改良会社のA社:愛知県で改良工事が必要な割合は40%弱
  • 地盤改良会社のB社:60%強は地盤改良が必要

と、実は地盤改良の判断自体も違うのです^^;

簡単に違いを判断するためには、

  • 契約前に地盤改良工事費用がいくらぐらいになるのか?

を聞いていただくことになります。

例えば、今回の例を出すと

  • 『40坪の総2階(うちの家と同じようなタイプで)、5mぐらいの地盤改良が必要だったら、いくらぐらい?』

を検討中の建築会社さんに、今までの実例で聞いていただくのが一番。

そこで、150万円と言われたら、高いなと思って頂ければと思います。

*地盤改良費用を交渉するのは、その建築会社さんの保証も絡んでくる為、難しい話です。

なので、

契約前であれば、それらを考慮して、建築会社さんの決定を判断出来ますよね。

今回の改良工事の話は、正直な所、見分ける事自体が意外と難しいので、知らないまま終わる方も多くいるかと思いますが…

そういった事もあると言う事だけでも知っておいて頂ければと思い、ご紹介させて頂きました。

参考記事1:地盤調査ってどんなものがある??

参考記事2:100万円と70万円の外構工事費用の違い

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