住宅価格の上昇といわれてピンとくる方はいるでしょうか。実は、建築価格はここ数年でかなりの上昇をしていたりします。
どれぐらい上がっていくの?今あがってるの??
となるかと思いますが、2年前の住宅と同じ仕様でやっても、2~3割UPしている。という話はよくよく聞く話です。
先ずは少しこの住宅価格に関しての基礎知識を今回はお伝えして、最後に結論として話しをしていきたいと思います。
木材は7割強が輸入
先ずは、この話ですね。
そうなんです。
実は日本の住宅において、木材の7割は輸入に頼っています。
参考リンク:国土交通省の資料pdf
木材比率は、木造住宅においては、7割以上ありますので、建築資材において、木材の価格はそのまま直結して住宅価格に影響をうけると言われています。
その為2014年からの円安の影響が出てきてしまうと言う事ですね。
因みに、参考までにですが、大手ハウスメーカーも同様です。
特に木材の話で行くと、殆どのメーカーさんは、ほぼ100%、輸入材です。また、国有林を多く持っている○○林業さんでも、主要木材以外の多くは輸入で構成されていると聞きます。
…これは、輸入材が悪いという事でもないですからね。
むしろ海外の林業は土地が広大でその生産量も多く、計画的に、植栽⇒伐採⇒加工までが一連している為、環境にも品質も良いと言われていたりします。
建築部材が良品化
後は、こちらの影響も大きいですね。
例えば、以前もブログでお伝えしましたが、窓はシングル窓から二重窓へ、また窓枠もアルミからアルミと樹脂の混合、両方樹脂性の窓に主流は変化しています。
最近では、トリプル窓となっていたりしますね。
窓だけではなく、断熱材や外壁材、各種設備(水周り設備なども含めて)などの住宅部材の良品化は全てにおいて進んでいます。*一部選択肢が増えているといった表現の方があてはまるようにも思いますが。
…ここら辺はいいですね。
建築部材の良品化によって、今まで少しづつ上昇してきてきた住宅価格ですが、特にここ1~2年は、それにプラスして、円安の影響が出ていると言う事ですね。
それこそ2~3年前と比べると、2~3割の価格UPというのも現実的に多くみられるトレンドになっています。
今後の住宅価格は?
ではでは、今後の住宅価格はどうなってくるか?
これ気になりますよね…^^;
さすがに円安の今後はとても話する勇気も知識もありませんので避けますが… 笑
例えば、住宅価格は基本的には、良品化に伴い穏やかに上昇トレンドがあるのは、まだまだ続くと思います。
その中で価格が下がるかも?と考えられる要因の一つに、TPPをお考えの方もいるかと思います。
が、実は、
輸入建材に関しては、昔から関税が殆どかからない状況にしていたりするんです。
日本の政策の一環ですが、こちらにも参考記事がありますので、少し古いですが、ご紹介しておきます。参考記事:TPPで住宅はどうなる?
今後も住宅の良品化は進む??
環境先進国のドイツなどと比べて見ても、断熱性能の上昇はまだまだ続きそうですし、それに伴い窓の性能も上がりそうな気がします。
また、外壁材やその他の住宅部品に関しても良品化は進みそうですね。
その他、今まではなかった商品が新たに採用されるトレンドは多く見られますので、基本的には今後より一層住宅建材は品質を上げていくように思います。
…そうなんです。
住宅の価格って、実は上がる要素が強くて、下がる要素ってあまりなかったりします。
これは、僕がメーカーにいた時の5年半で10万円以上の坪単価が上がった事も踏まえると、ずっと続いているトレンドだったりしますし、そういった価格の上昇基調は今後も同じという事ですね。
…でも…
あまり住宅価格の上昇って言われてもピンとこない!
と言う方もいるのではないでしょうか。
という事で、少しこういったベースの話を踏まえた上で、次回、少し具体的な各社の取り組みをご紹介していきたいと思います。
とりあえず今日はここまでと言う事で。
家づくりは短期間で集中した情報収集がとても大切になってきます。
次のページ:ハウスメーカーさんの価格上昇対策
参考記事1:家の価格はどうなってきている??
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