先回の続きの話をさせて頂こうかと思います。
先回は土地購入の実例を少し話しをさせていただきましたが、今回は、遠方の方が家づくりをする上で、建築会社さん選びに関して、注意しておきたい話をさせて頂こうかと思います。
建築会社さん決定プロセス
3月初旬にご相談いただいてから、土地探しと並行して建築会社さんのご紹介をさせて頂いております。
私どもからは、3社の建築会社さんをご紹介していますが、その他にも、ハウスメーカーさんで話をされていましたし、別に一社の会社さんと事前見積もりを頂いていた状態でした。
建築会社さんへの紹介した後の打合せ内容は、
- 会社紹介&家づくりのヒアリング⇒
- プラン提案⇒
- 現場見学会⇒
- 資金提案&打合せ
といった一般的な家づくりの流れです。
この一般的な家づくりスケジュールを3社同時並行で、一日の中に詰めて検討していってもらうようにしました。
*同時期に同工程の打合せをそれぞれの会社さんとしてもらう事で、比較検討が非常にしやすい為、一般的な家づくりにおいても、なるべく近いスケジュールで比較検討して頂くと良いように思います。
遠方からの家づくり、建築会社選びで必要な要素
ここで、遠方の方が家づくりをおこなう上で、建築会社さん選びで、通常よりも必要になってくる要素をまとめてみたいと思います。
実際に、家づくりのお手伝いをさせて頂いた時に感じた事でもありますが、参考にして頂けるのではないでしょうか。
スケジュールの調整能力
遠方で家づくりをする時に重要な要素として、スケジュール調整能力が重要になってくるように感じました。
これは、
お客様が複数の建築会社さんとスケジュールを調整する必要があるという話で、
- それぞれの会社さんとの打合せ時間
- 打合せ内容
- 移動の時間
などを考慮しつつ、有効的な時間の使い方をしてもらう必要があります。
電話、メールでの対応力
その他にも、メールや電話での対応能力も必要な要素です。
通常、対面した際に話せば良いことでも、頻繁にあえない為に、事前のやり取りなどが重要になってくるように思います。
事前に質問を投げかけておき、それを考えてもらう時間をつくるという話ですね。
こちらは、
- 建築会社さん側の質問力、対応力
- お客様としても質問力
の二つの要素が必要になってきます。
ご紹介した、建築会社さんの中の1社さんとは、まさにこのやり取りが上手く進められなかったが故に、会社決定をするまでに、判断出来るまでの間取りをつくる事が出来なかった会社さんがありました。
同じような内容の要望をそれぞれの会社さんに出したとしても全く異なる返答が返ってくる。
受け止める側の解釈の違いが結構あります。
- どの会社さんにも同じような提案を出してもらい、金額を比べたい
- 同じ提案ではなく、その解釈の仕方も判断材料として見たい
など、それぞれのお考えに合わせて、要望を伝えていく必要がありそうですね。
建築会社を探す能力
最後にこの話があげられます。
最初にどこの工務店さん、建築家さんに声をかければいいの?
と言う話ですね。
地元に住んでいる方であれば、最初は知らなかったとしても、地域情報誌などを定期的にチェックする事で、『聞いた事がある!』という感覚はつける事が出来るように思いますが、遠方だとそうは行きません。
いきなりぶっつけ本番で、なんとなく建築会社さんに声を掛けてみる!といった事にもなりかねません。
“家づくりの最初の一歩”と言う記事でお伝えしていますが、どのように建築会社さんを探していけば良いのか?はかなり重要です。
何社も何社も声をかける事は、それこそ遠方の方の家づくりでは厳しい話だと思いますので、この建築会社を探す能力は最も大切な能力になってくるかもしれません。
今回の話を聞いて、
ハウスメーカーで考えれば良いのでは?
とお考え頂いた方も多いかと思いますので、そういった方の為に、少し遠方の方がはまり易い注意点を次回に書いてみたいと思います。
次回は、少し実例というよりも、一般知識としてみて頂ければと思います。
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