不動産を買う 土地

物件を隠す大手、情報が届かない地場

投稿日:2014/08/29 更新日:

少し不動産業界に関する話をしたいと思います。

不動産業界は、大手と呼ばれる不動産仲介屋さんが全国をみれば、多分20社ぐらいあり、その一方で、地元を中心に活動しているいわゆる地場の不動産屋さんというのが、無数にあるような構造として成り立っています。

今回の話は、建築業界でも同じ事が言えるように思いますが、不動産業界でも、大手と地場では、それぞれに問題を抱えていると言われています。

この記事では、良い悪いではなく、不動産業界の今までの傾向や問題を知ってもらう事で、効果的な土地探しの参考にして頂ければと思っています。

情報を隠す大手、情報の届かない地場

不動産の情報公開

先ずは、基本的な話として、不動産情報の公開に関しての知識です。

不動産屋さんは、土地を売主さんから預かった場合(売り側の仲介として入る場合)、基本的には、指定機関に情報を登録します。

一般的に専任媒介、専属専任媒介契約を売主さんと交わした場合、指定流通機構に情報を登録、公開する義務があったりします。
参考:レインズQ&A

また、実際には、

一般媒介で契約した不動産情報も、情報公開の為(売却する為)にも、この流通機構に登録されていきますので、多くの情報は、どの不動産屋さんでも同じように見る事ができるような体制となっています。

つまり、基本的には、大手の不動産屋さんに行こうが、地場の不動産屋さんに行こうが、出される情報は変わらない!というのが大原則の知識として覚えておいて頂くと良いかと思います。

*因みに、今回の話は、媒介物件(一般的な仲介手数料を支払うようなもの)契約に関する話なので、実際には、不動産屋さんが直接、不動産を売却する場合や、媒介契約ではなく、代理などがある為、全てではありませんが、そういった事を除けば、多くの不動産情報に関しては、どこでも同じという事が言えるという事です。

話をもどします。

つまり、どこの不動産屋さんに行っても同じ不動産情報を扱う事が出来る。という事が言えますよね。

ですが、

しかし、

現実は違いますよね。

例えば、ネットなどで自分達で探しても良い物件がない場合

  • いくつかの不動産屋さんを実際に周り、土地探しを依頼すると、何処にも出ていない情報を手に入れる事が出来たり
  • 取り扱えないと思っていた情報が、ある会社さんを通せば取り扱えたりします。

何故でしょうか。

大手不動産は情報を隠す??

例えば、大手不動産屋さんは、コンプライアンスの観点からも、決められた制度はキチンと守ります。

つまり、大手不動産屋さんの情報は、全て情報公開されているという事がいえます。
*営業マンさんの個別で把握している水面下の物件情報などは、もちろんあると思いますが…

つまり、どの不動産屋さんでも大手の不動産屋さんが持つ情報を見る事ができるし、扱う事が出来るというのが原則だったりします。

しかし、現実的な話をすると違ってくるんです。

例えば、お客様が地場の不動産屋さんに行って、その不動産屋さんが指定機関を調べた所、大手不動産屋さんから出ている情報をお客様に提示したとします。

お客様がその情報を気に入って、地場の不動産経由でその不動産を購入しようとした場合、上手く行かない事が多かったりします。

その不動産屋さんが情報基の大手不動産屋さんに問合せてみると、

  • 『商談中です!』と言われて、門前払いになるケースがあったり
    *先約があるから、その話が終わるまで紹介は出来ないといわれるケースですね。
  • 売主さんを上手くコントロールして話をダメにしてしまうケースがあったり
    *今回の買い側のお客様はあまり良いお客様ではないので、やめておきましょう!と言われて話を意図的にまとめないというケース。

します。

実際に商談が入っていない場合でも、起こりうる話だったりします。

因みに、ある不動産屋さんから聞いた話ですが、こういった場合に例えば『今回のお客様、買い側もそちらで仲介に入ってもらっても良いので!』と言うと、『すみません、実は…嘘商談です…』なんて事も何度かあるようです。

こういった話は、大手不動産屋さんに限った事でもありませんが、こういった傾向は大手になればなるほど多いのかな?と思ったりします。

ここら辺の話の真偽は正直な所わからない為、それがダメという話を今回したい訳ではありません。

大手不動産が独自でもっている情報は、大手に行ってもらう方が、現状としては良いのでは?

という話ですね。

因みに、この紹介拒否に関しては、ずっと問題になってきており、現在、改善傾向にあるといわれていますが、当面はこのような状況も続くのではないでしょうか。

野立て看板のみ

情報公開をしない地場の不動産屋さん

インターネットで探しても無かった情報を、地場の不動産屋さんを周っていると出てくる事があります。

これは、何故でしょうか。

  • 売主さんとの契約を一般媒介契約とする事で、登録義務がなくなる事。
  • そもそもインターネット、HP自体を持っていない不動産屋さんもある事。
  • そこまで必死に売ろうしない不動産屋さんもいる事

など、様々な理由があったりしますし、情報を上手く一般ユーザーに届ける事が難しい不動産屋さんもいると言う事です。

その不動産(土地)に野立て看板のみ

でなんとかなる場合も不動産業界では起こりえると言う話です。

つまり、情報がインターネットに公開されない不動産というのもあるという事ですね。
*こちらの話も地場の不動産だからと言う話ではありませんが、傾向として多いという感じです。

ここに関しても、良い悪いではなく、情報として知っておいてもらうと良いかと思います。

不動産を探すなら、これらの現状を考えつつ、効率的に探す事を基本的知識として理解しておきましょう。

私が話しを聞いてるところでの話ですが、地場の不動産屋さん同士は仲がよく、逆に大手不動産屋さんは敵対視。

そんな関係は昔からあるようです。

ここら辺の影響もあるのかもしれませんね。

因みに、これによるメリット、デメリットもありますので、そちらは次回お伝えしていこうかと思います。

参考記事:知っておきたい土地の探し方10

家づくりがぎゅ~っと詰まった7日間の家づくりメルマガセミナーもお勧めですので、土地探しと同時並行で家づくりに関しても学んでいきましょう。

メルマガセミナーリンク

↓↓↓【理想がみつかる!】家づくり無料相談はこちらから↓↓↓

家づくりサイト

*気軽にお問合わせください^^

アドセンス広告(記事下)




アドセンス広告(記事下)




-不動産を買う, 土地

執筆者:


  1. […] 先回、情報を隠す大手、情報が届かない地場という話をしましたが、今回はそのメリットデメリットをお伝えしてみたいと思います。 […]

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事