先日、グノシーの記事で『エアコン嫌いは住宅の性能不足が原因だ』という記事があった。興味のそそられるタイトルだったので拝読。
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/column/20140721/671589/
その際、住宅の断熱性能不足に対して話しがありました。
とても面白い記事でしたので、またご参考下さい。
また、断熱材を指定・希望される家づくり相談者様が、実際に建築会社さんで、
『実際、断熱材ってどうなんですか?』
を聞いた時の各会社さんの返答も、しっかりと
『これが良い!』
という回答は出てこないのが一般的ですね。
*もちろん、断熱材が限定されている会社さんであれば、違う反応だと思います。
なんでも出来る工務店さん、建築家さんの場合、断熱材も選んでもらう感覚の会社さんであれば、『これが良い!』という意見もいわない会社さんも多かったりします。
今回のブログでは、そこら辺の断熱材、断熱性能に関する話を少し深く掘り下げて、皆様と一緒に検討していきたいと思います。
多少の専門的な話はしますが、概要として覚えておいてもらいたい話ですし、出来るだけわかりやすく書いていきますので、是非ご参考下さい。
また、今回の断熱の記事の目的は、
例えば
『うちは、この○○という断熱材を、このような方法でつかっている為、良いんです!』
という営業マンさんの説明に対して、一定の判断を下せるようにとも思っております。
因みに、少し細かく解説していこうかと思っておりますので、今回の断熱材に関しても、3回ぐらいに別けて、知識として覚えて言ってもらえればと思います。
それぞれの断熱材の断熱性能を知る
断熱材に関しては、意外と断熱性能以外のところ、
- 健康に良い!発がん性が低いとか
- 燃えない!
- リフォームが楽!
などの理由を言う事も多いのですが、先ずは、純粋にその断熱性能に関して考えてみたいと思います。
こちらは、純粋な性能比較です。
右側に断熱材の名前、左側にその断熱材の熱伝導率を書いてます。
また、ご覧いただくと解りますが、とにかく、一言に断熱材といってもかなりの種類がありますし、断熱材毎のランクもあります。
なので、建築会社検討の際は、
- 先ず、何をつかうのか?
- +ランクはどれか?
を確認していってもらう作業が必要になってきます。
参照:EPS建材推進協議会|日本ウレタン工業協会|IBEC建築環境・省エネルギー機構
他社の断熱材と比べて、この会社の断熱材は?
上記のグラフを使うと、例えば、
グラスウールでも、普通のものと高性能では、16Kの違いは、断熱性能が22%向上すると考える事が出来ますよね。
計算方法は、100とするグラスウール16Kの数値(0.045)で高性能グラスウール16Kを割っただけです。
もちろん、その後、断熱材の“厚みも掛け算”していく必要がありますが、単純にこれらも計算してあげれば良い話ですね。
例えば、普通のグラスウール16Kと高性能グラスウール16Kで同等の性能を出そうと考えた場合、普通のグラスウール16Kは高性能グラスウール16Kの壁の厚みよりも22%増やす必要があるという事ですね。
*Kという単位は㎥あたりのkgです。つまり、グラスウール10Kというのは、1㎥あたりの重さが10kgのグラスウールという事です。あまり必要のない知識ですが、よく、営業マンさんなどもこの単位を使いますので、覚えておきましょう。
例えば、グラスウールとセルロースを比べた場合、同等のものにしようとすると、グラスウールは高性能グラスウール16Kをつかう必要があるという事ですね。
実は今回の表を使えば、
A社さんの断熱性能とB社さんの断熱性能が簡単に比較が出来てしまったりします。
役に立ちますのでこの表は是非参考にして下さい。
断熱材の初回記事と言う事もある為、今日はこれぐらいで話を終えますが、単純な断熱性能を比較をする場合、この表から比べて頂く事が一番良いのではないかと思います。
この記事を書き出してみて、思うのですが、結構なボリュームがあります…すみません、3回で済むか解らないですが、書いていきますので、お付き合い下さいね。
最後に、良く使われる断熱材に対しての知識を
こちらに関しては、以前このブログで書いてますので、ご参考下さいね。
家づくりは短期間で集中して知識の習得と建築会社の選定が必要です。
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