構造・性能

断熱材に関して、もう一度真剣に考えてみる

投稿日:2014/08/13 更新日:

先日、グノシーの記事で『エアコン嫌いは住宅の性能不足が原因だ』という記事があった。興味のそそられるタイトルだったので拝読。

http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/column/20140721/671589/

その際、住宅の断熱性能不足に対して話しがありました。

とても面白い記事でしたので、またご参考下さい。

また、断熱材を指定・希望される家づくり相談者様が、実際に建築会社さんで、

『実際、断熱材ってどうなんですか?』

を聞いた時の各会社さんの返答も、しっかりと

『これが良い!』

という回答は出てこないのが一般的ですね。

*もちろん、断熱材が限定されている会社さんであれば、違う反応だと思います。

なんでも出来る工務店さん、建築家さんの場合、断熱材も選んでもらう感覚の会社さんであれば、『これが良い!』という意見もいわない会社さんも多かったりします。

今回のブログでは、そこら辺の断熱材、断熱性能に関する話を少し深く掘り下げて、皆様と一緒に検討していきたいと思います。

多少の専門的な話はしますが、概要として覚えておいてもらいたい話ですし、出来るだけわかりやすく書いていきますので、是非ご参考下さい。

また、今回の断熱の記事の目的は、

例えば

『うちは、この○○という断熱材を、このような方法でつかっている為、良いんです!』

という営業マンさんの説明に対して、一定の判断を下せるようにとも思っております。

因みに、少し細かく解説していこうかと思っておりますので、今回の断熱材に関しても、3回ぐらいに別けて、知識として覚えて言ってもらえればと思います。

それぞれの断熱材の断熱性能を知る

断熱材に関しては、意外と断熱性能以外のところ、

  • 健康に良い!発がん性が低いとか
  • 燃えない!
  • リフォームが楽!

などの理由を言う事も多いのですが、先ずは、純粋にその断熱性能に関して考えてみたいと思います。

断熱性能比較の資料①

こちらは、純粋な性能比較です。

右側に断熱材の名前、左側にその断熱材の熱伝導率を書いてます。

また、ご覧いただくと解りますが、とにかく、一言に断熱材といってもかなりの種類がありますし、断熱材毎のランクもあります。

なので、建築会社検討の際は、

  • 先ず、何をつかうのか?
  • +ランクはどれか?

を確認していってもらう作業が必要になってきます。

参照:EPS建材推進協議会日本ウレタン工業協会IBEC建築環境・省エネルギー機構

他社の断熱材と比べて、この会社の断熱材は?

上記のグラフを使うと、例えば、

グラスウールでも、普通のものと高性能では、16Kの違いは、断熱性能が22%向上すると考える事が出来ますよね。

計算方法は、100とするグラスウール16Kの数値(0.045)で高性能グラスウール16Kを割っただけです。

もちろん、その後、断熱材の“厚みも掛け算”していく必要がありますが、単純にこれらも計算してあげれば良い話ですね。

例えば、普通のグラスウール16Kと高性能グラスウール16Kで同等の性能を出そうと考えた場合、普通のグラスウール16Kは高性能グラスウール16Kの壁の厚みよりも22%増やす必要があるという事ですね。

*Kという単位は㎥あたりのkgです。つまり、グラスウール10Kというのは、1㎥あたりの重さが10kgのグラスウールという事です。あまり必要のない知識ですが、よく、営業マンさんなどもこの単位を使いますので、覚えておきましょう。

例えば、グラスウールとセルロースを比べた場合、同等のものにしようとすると、グラスウールは高性能グラスウール16Kをつかう必要があるという事ですね。

断熱材

実は今回の表を使えば、

A社さんの断熱性能とB社さんの断熱性能が簡単に比較が出来てしまったりします。

役に立ちますのでこの表は是非参考にして下さい。

断熱材の初回記事と言う事もある為、今日はこれぐらいで話を終えますが、単純な断熱性能を比較をする場合、この表から比べて頂く事が一番良いのではないかと思います。

この記事を書き出してみて、思うのですが、結構なボリュームがあります…すみません、3回で済むか解らないですが、書いていきますので、お付き合い下さいね。

最後に、良く使われる断熱材に対しての知識を

こちらに関しては、以前このブログで書いてますので、ご参考下さいね。

高気密・高断熱の10個の注意点

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