ハウスメーカーと工務店の違い【建具1】

ハウスメーカーと工務店の違い、今回は、建具、室内ドアや引き戸の話です。

建具は部屋の出入り口といった部分以外に、部屋の内観をつくる上でかなり重要な要素になってくる話です。

建具に関しても、ハウスメーカーと工務店との違いはあり、正しく理解した上で、家づくりを依頼する会社さんを選定していかなければいけません。

建具に関しては、

• ハウスメーカーにしか出来ない建具
• 工務店で気をつける建具の取り扱い
• またそれぞれの建具の費用UP

の三つの注意点がありますので、順番に見ていきたいと思います。

＊なお少し長くなりそうなので、2回に別けてお伝えしていきたいと思います。
＊それぞれの会社ごとで若干の違いがありますので、必ず確認していきたい内容です。

ハウスメーカーと工務店、建具の違い！

家づくりにおいて、考え初め～建築会社さんを一つに絞るまでの平均期間は3ヶ月ぐらいと言われています。
＊ハウスメーカーさんだけ見る方はもう少し短いとされていますが…

で、その三ヶ月間で、“建具の違い”の話まで、最初の会社選びの段階では出来ない事も多いです。

また、建具の違いに関しては、

• “お客様側から建築会社さんへ”要望として伝える必要がある。
• 通常は、建築会社決定後に細かい打合せ。

となる項目で、建具による部屋の雰囲気の違いを契約前に判るというのも少し難しい話だったりします。

この記事を読んで頂き、事前にどんな違いが出てくるのかを考えれるようにしておきましょう。

ハウスメーカーにしか出来ない建具

まずは、ハウスメーカーさんの話です。

こちらは、あくまで一般的な話です。

最終的には、それぞれのメーカーさんに確認してもらう前提として頂き、ハウスメーカーの建具に関する話をしていきたいと思います。（くどいですね…(^^;)）

建具の高さ：ドアや引き戸の標準高さは、2100～2200

こちらは、言葉だけでは、あまりぴんと来ないかもしれませんが、イメージ写真↓↓↓

つまり、天井までの建具というは標準仕様ではないという事ですね。

…誤解があるかもしれませんが、基本的には工務店さんでも建具の標準は2100～2200です。

で、何が言いたいのかというと、

例えば、あなたが展示場に行って、『なんか素敵な家だな～』と思った家、実は、建具の高さが殆どが2400～2500（天井までの高さのあるドア）の家の場合が多いという事です。

少し注意して展示場なんかを見て頂くと違いがご理解いただけるかもしれませんね…

建具の種類：つけられる物が、それぞれ住宅メーカーで限られている。

実は、この建具（ドアや引き戸）に関しては、ハウスメーカーさん(ローコストメーカーさん)の場合、標準仕様はもちろん、仕様UPで選べる建具も限られます。

高さが2100～2200までの種類はあるけど、天井まで（2400㎜）の建具が無い事もあります。

すみません、長くなってしまうので、工務店さんと費用UPに関する話は次回書こうかと思います。

この記事では、最後に少し建具に関する検討材料を一つお話したいと思います。

引き戸は壁の中に入れちゃう？

• 建具は、ドアか引き戸か？
• 収納は、折れ戸か開き戸か？

で、迷う方も多いと思います。

また、『老後の事も考えると開け閉めが容易な引き戸にしたい』と考える方も多いと思います。

現在の建具を見てみると、引き戸の下のレールがなくなり、部屋のイメージに合ったものが出てきたりしています。

ですが、選ぶ引き戸によっては、

下の写真のように“戸当たりの枠”が出てくるものがあります。

この戸当たりがあるものを選ぶと、

• ホコリが溜まる
• 家具配置が困る
• 枠のデザインが主張してしまったり

と、実際に生活する際にこれは考えてなかった！なんて話もよくよく聞く話です。

解決方法としては、

例えば、

• 上記のようなデザイン引き戸を選ぶという事もあります。
• 下の右絵のように、壁の中に引き戸がしまえるようにしたりするのもひとつの考え方です。

意外と費用UPも少ない場合も多いので、是非検討してみましょう。

家づくりは、一生に一度の買い物だけあって、費用もかかりますが、内容も深く多岐にわたります。

その為、とにかく様々な情報が必要になってきますし、事前に知っておいてもらいたい内容が本当に多くあります。

少しでも、このブログを読んで頂けてる方の家づくりがいい方向に向かえば良いと思いつつ細かい話を書いています。

家づくりの細かな相談もジャンジャン受け付けていますし、建具などに関する相談もこちらから頂ければ幸いです。

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