先回(ハウスメーカーのクロージングは凄い!)に続いて、少し注意しておきたい話をしていきたいと思います。
何かというと、
とりあえず契約は絶対ダメ!ですよ!!
という話です。
- 『ん??とりあえず契約??』
と思われるかもしれませんが、最近、結構流行ってるんじゃないか?というぐらいこういった相談を受けます。
とりあえず契約、例えば、営業マンさんから
- 『今月、通常よりも多くの値引きを会社から貰いました!!』
- 『年度末の決裁時期なので、いつも以上の値引きが出ました!!』
- 『キャンペーンに当選しました!!』
という話から、
- 『この金額を押さえる為に、とりあえず、契約という形をとって頂き、値引きを押えちゃいましょう!!』
なんて言われる事が、とりあえず契約です^^;
このとりあえず契約の怖さは、
- 『もし、契約しても、後で違うと思ったらキャンセル出来ます。』
- 『お金も印紙代の15,000円しか頂きません』
- 『契約したからと言って、うちで建てなく大丈夫です。』
なんて言われる事もあって、ご検討者さんも『それなら…』となってしまう所にあります。
目次
とりあえず契約がダメな3つの理由
結論からお伝えすると、
とりあえず契約は、絶対やめておく
です。
その理由を下記で3つお伝えしますので、もし、今、そういった状況に置かれている方がいれば、是非参考にして頂ければと思っております。
理由1:とりあえず契約なんてものはない!
まず、この認識をして貰えればと思います。
家の契約に関しては、工事請負契約と設計契約の2つしかなく、とりあえず契約しましょう!と言われても、どちらかの契約を迫られることになります。
つまり、それがたとえ、“とりあえず”であっても、“本気”であっても、交わす契約書は同じですし、内容も同じ契約書なんです。
例えば、請負契約書に“とりあえず”サインするとして
- 建物規模
- 引渡し時期や条件
- 金額
なども“とりあえず”書く必要が出てきますが、最終的には、この書類には、法的な効力が出てきます。
この事を認識して頂くのが先ずは重要です。
家づくり、注文住宅において、もめる要因の一番は、当事者間の“言った、言わない!”です。
お客様側に、根拠となるものがあれば別ですが、意外と、その内容が証明できない!
例えば、契約書のその他の欄に、この条件で記名押印をしてる!!という所があれば別ですが、通常は何の記載もされないままの契約になることが多く、結果的に『あの時、ああ言ったじゃないか!』と揉めてしまう事も多いということですね。
注意2:会社としては、『とりあえず』の認識を持っていない
これまでのブログでも何度か話をしていますが、担当者とどんな内容で契約したとしても、それを理解しているのは、あくまで当事者間(担当者さんとお客様)です。
つまり、この“とりあえず!”の感覚を会社全体で把握していない事の怖さを認識して頂ければと思います。
特に大きな会社さんになればなる程、細かい内容に関しては、営業マンさんとお客様のみの把握になる事も多く(*営業マンとその上司ぐらいは理解している事もあります)
もし、やっぱりキャンセルしたい!
といっても、営業マン単体で
- 『はい、わかりました、では、キャンセルしますね。』
- 『頂いていた、手付金も全てお返ししますね。』
とは、ならない、会社がそれを許さない事も多いです。
これは、私が経験していた事もあるのでわかるのですが、キャンセルは、一般のお客様が思っているよりも、営業マンにとっては、辛い事です。
会社からは、圧力がかかりますし、下手をすれば、
会社から、
『キャンセルなら、今までかかったお金をキチンと貰って来い!』
とか言われたりします。
注意3:家づくりの考えのベースが崩れる
で、最後に一番伝えたい事なんですが、
そもそもその会社と契約したという認識がお客様にも少なくとも根底としてある為、お客様としても考えのベースが崩れてしまいます。
どういうことかと言うと例えば、
もともとの家づくりの理想が、自然素材の家を建てたい!と思っていた方がいて、出来れば、内装に【塗り壁】や【無垢フローリング】をつかいたい人がいたとします。
だけど、
とりあえず契約した会社は、
- そもそも標準仕様はクロスで、塗り壁の追加予算UPがなかなか出てこない会社さん。
- 選べる無垢のフローリンの種類が少ない会社さんだった。
だけど、値引きが沢山あったので、とりあえず契約した。
↓↓↓
その後、話を詰めていくと、
- 追加費用は、かなり割高になり
- 施工の問題でつかいたい材質がつかえない
- そもそも出来ないかも?と言い出した…
といった事になってきた。
↓↓↓
そこで、少し不信感が出てきたために、他の会社さんに話を聞きに行ったら、他社さんからは、【とりあえず】でも、契約しているからという理由で
- 話を受けて貰えない。
- 間取りも価格も出してもらえない。
という状況になる。
また、話を聞いていると、
- 契約している会社さんで言われている価格よりも、本当はかなり安く出来る事が分った!
となってしまう。
↓↓↓
そうすると、お客様としては、当然今の会社さんに不満に思うことになってきます。
そんな状況で打合せを進めても、かえって営業さんとの関係も崩してしまう結果となり、
- 家づくりの打合せ自体が難しくなってしまう。
という事もあります。
こういった状態になってしまう事も、非常に多いのが“とりあえず契約”をする事です。
- 思うような比較検討が出来なかった
- あの時、値引きに踊らされていなければ、もっと楽しく家づくりができた
- 理想の家づくりができた
となることもあります。
そうなってくると、家づくりの考えのベースが崩れてきてしまう事だってあるんです。
…極論として書いてますが…
まとめ
今回言いたい事は一つだけ!
とりあえず契約で良いことってあまりありませんよ、ということです^^;
因みに、価格、値引き条件が良いと思っていても、一度断った会社さんに、2か月後ぐらいに同じ値引き条件を再度持ち込んでも、その会社で受けてもらえたりする場合も多いです^^;
また、
『とりあえず、契約』を言ってくる会社さんの多くは、他の会社をもう見ないで欲しい!為に言ってくる事を理解して頂ければと思います。
裏を返せば、
- 同じ条件はどの会社でも出せる!
- 他を見られたら、他に行かれる!
- 自社でしか出来ない強みがない!
いう弱い考えのもとで動いている会社さんもあります。…すべてではないですが…
以前、だめなら他を頼めば良い!という記事を書いてますが、まさにそのような感覚で家づくりを考えてもらった方が、よっぽど良い家が出来るといわれていることも再度お伝えできればと思います。
↓↓↓参考記事はこちら↓↓↓
参考記事1:だめなら他を頼めば良い!
参考記事2:ハウスメーカーさんの価格って??
参考記事3:ハウスメーカーさんで出来る家、出来ない家
…
…
↓↓↓【理想がみつかる!】家づくり無料相談はこちらから↓↓↓
*気軽にお問合わせください^^
[…] 因みに、以前…2年前ぐらい前のブログで、仮契約の怖さの話をしておりますので、そちらもご一読頂ければと思います。 (参考リンク:とりあえず契約なんて、ダメ絶対!) […]
[…] とりあえず、契約なんて、ダメ!絶対!! […]
[…] 参考記事2:とりあえず契約なんて絶対だめ!! […]
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