工務店

建設業許可の閲覧方法

投稿日:2013/12/10 更新日:

建設業許可の閲覧

先回のブログ記事で、建設業許可の閲覧で色々と出来ると書きました。

今回は、その建設業許可の閲覧をする為の具体的な手順をお伝えしていきます。

Rebroathome02

工務店を調べる為の建設業許可書閲覧手順

建設業許可の閲覧手順は以下のSTEP1~STEP6です。

とっても簡単ですが、実際にその建築会社の管轄する建設事務所まで行く必要があります。

↓↓

STEP1.工務店のHPで建設業許可番号を見る

先ずは、事前準備として、その会社の建設業許可番号を調べておきます。

建設業許可番号の調べ方は、

  • HPの会社概要を見るか、
  • 若しくは、建設事務所(後述します)に行き、その場でも調べる

ことが出来ます。

  • 建設業許可:○○県知事(般(特)-24(数値は色々))第○○○○○○○○号

という所で、これを”すべて”書き留めておきます。

  • ()内の”般”や”特”も記載する必要があるので、全て書いておきましょう。*(般)や(特)の違いは、出来る工事内容が異なってきますが、一般住宅として考えると、どちらでも問題ありません。
  • また大きな建築会社さんの場合(2つ以上の県を跨いで営業所がある時)は、○○県知事許可ではなく国土交通大臣許可となり調べる部署が違います。

↓↓

STEP2.調べたい会社も2~3社ピックアップ!

こちらは比較も兼ねてです。

またせっかく建設業許可を調べに建設事務所に行く必要がありますので、同時に何社か調べておけるように、他に気になる工務店の許可番号も調べておきましょう。

特にそういった会社が無い場合は、そのままSTEP3に進みます。

↓↓

STEP3.その会社の本社の住所をチェック

また、本社の住所も忘れずに調べて書き留めておきましょう。

本社によって、建設業許可の提出先が違います。

それぞれの管轄エリアが異なってきますので、本社所在地もチェックしておきましょう。

↓↓

STEP4.それぞれの管轄、閲覧できる場所をチェック!

その会社の本社の住所に基づいて閲覧できる所を知りましょう。

  • 【○○市 建設業許可 閲覧】のキーワードでインターネットで調べてみましょう。

調べて頂くと、“○○建設事務所、建設業不動産課などの名所”が出てくると思います。

*一つの県で5箇所程度あると思います。

*また、閲覧時間などが意外と限られていたり、昼休み休憩があったりしますし、平日での閲覧になりますので、もし必要であれば、時間帯などはその建設事務所に電話などで確認しておきましょう。

↓↓

STEP5.実際に閲覧申請をする

実際にその場所へいって、用意されている申請資料に名前、住所、電話番号を書いて申請する。

解らない場合は、『建設業許可の閲覧をしたいんですが…』と聞いていただければ教えてくれます^^

↓↓

STEP6.気になる数値をチェックしてノートに転記する。

建設業許可は閲覧になりますので、もちかえる事が出来ません。

その為、ノート等に移していく事になります。

*基本的には書類のページの中に印鑑などがないページは、1枚10円でコピーも可能です。

ーーーーー

これだけです。凄く簡単です。

私自身、色々な建築会社さんの調査でよく閲覧に行きますが、一般の方らしき人はなかなかお見受けしません。

とても簡単に出来るし、調べられる内容も多いのですが、なかなかこの許可閲覧が出来るという事が知れていないんだろうという事だと思います。

Rebroathome03

閲覧の際のポイント

決算報告書

【ポイント1】最低過去三年の数値を見ていこう!!

通常閲覧できるのは過去3~5年分の資料があります。

その間の下の項目で、気になる項目を年を追ってチェックしてみて下さい。

  • 毎年の年間施工棟数
  • 受注金額
  • 会社の貸借対照表
  • 損益計算書
  • (決算報告書)
  • 会社の謄本関係

これらの情報を見て、

  • 『その会社の受注が増えているのか、減っているのか?』
  • 『経費はどう変わっているのか?』
  • 『人件費(従業員)は増えているのか?』

等を年毎に追ってみると、面白いかと思います。

最新の一年だけでは流れがわからない事も多いですが、過去から順に見ていく事で色々とつかめる事になります。

【ポイント2】事前に転記できるように用紙を持っていく!

次に、1社だけでもかなりの数値や項目があるので、その場で全て転記しようとすると大変です。

スマホで写メしても良いかもですが^^;

事前に自分達が気になっている項目をピックアップし、用紙を作っておくと転記がしやすく時間短縮になります。

下のリンクから空白の申請書をプリントアウトして持っていってもらっても良いと思います。

転記用ノート

【ポイント3】平均受注金額は予測になる。

最後に平均受注金額、というのは特に記載がないのですが、

建設業許可書の最初のページ、工事履歴書に受注金額と工事内容が10邸ぐらい書いてある為、それを基になんとなくの平均を、こちらで予測する必要があります。

工事価格

どのような記載内容が見られるかは、実際に申請書式を見ていただければと思います。

『これらの項目をすべて見る事が出来るんだ!』という感覚を持ってもらえればと思います。

【転記する為の用紙】―――

愛知県の建設業許可申請書の申請書

15号~17号の欄のPDFをプリントアウトして持っていって頂くとスムーズに転記出来るかと思います。

用紙のPDFはこちらから

―――――

 

【ポイント4】工務店の財務状況を考える

特に数名で運営している工務店さんの場合、経常利益や役員報酬などはあまり当てにならない場合もあります。

*税金対策などももしかすると考えられたりしますので、判断が難しい所でもあります。

そういった事もあり、過去の流れも見ておくと良いと思います。

もし工務店を選ぶ際、このような内容で気になる事があれば、下記お問合わせボタンよりご連絡ください。

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*気軽にお問合わせください^^

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