ハウスメーカー

大手ハウスメーカーの木質系の真実

投稿日:2013/11/13 更新日:

先回のハウスメーカーの鉄骨系の真実の続きです。

そもそも、大手ハウスメーカーさんの木質系ってなに?

と思われるかもしれませんが、基本的には、木造のプレハブ住宅の事を、木質系とよんでいるようです。

ハウスメーカーの分布

こちらは、木造軸組工法(ラーメン工法も含め)と2×4工法(ツーバイシックス工法含め)の二つに別ける事が出来ます。

先ずは、この二つのタイプを代表するハウスメーカーさんをあげてみます。

木造軸組工法は、

  • 積水ハウス(シャーウッド)
  • 住友林業
  • ミサワホーム
  • 一条工務店(夢の家)
  • 東日本ハウス
  • ヤマダS×L

ツーバイフォー工法は、

  • 三井ホーム
  • スウェーデンハウス
  • セキスイツーユーホーム
  • 一条工務店(ゼロキューブ)

が、あげられます。

因みに、

  • 住友林業さん
  • 一条工務店さん
  • 住友不動産さん

は、どちらの工法も取扱があります。

木造メーカーさんのそれぞれのメリットデメリットを見て行きましょう。

木造のメリット、デメリット

木造軸組工法のメリット・デメリット

木造軸組工法について詳しい説明はこちらでしてますので、ご参照ください。

今回は、ハウスメーカーで木造軸組工法を建てる場合のメリットデメリットをお伝えします。

メリットは、企画住宅としてのハウスメーカーの中でも、比較的、細部を変更しやすく、デザイン性に優れている所だと思います。

こちらは軽量鉄骨造のプランの自由度とは違います。

逆にデメリットは、価格が高いという所…

木造軸組工法なのに価格が高いというのは何故?

実は、ツーバイフォー工法に関しても言えますが、木造メーカーさんは、一般的な工務店さんの木造住宅と比べて、価格が高い事がデメリットであげられます。

主に3つの点からハウスメーカーの木造は価格が高くなるように思いますので、解説していきたいと思います。

因みに、

“ハウスメーカーさんの中で!”という前提の価格観で言えば、鉄骨も木造も価格的にはあまり変わらない場合が多いという事も前提として覚えておきましょう。

ハウスメーカーの木造は何故高い?

木造メーカーが高い理由①:経年変化に対する保険

特に大手ハウスメーカーさんの場合、

この経年変化に対する保証の為に通常よりも価格が高く設定している。

ように思います。

  • 『あの柱の傷は、あの時の』
  • 『木造が故の変化を楽しむ』

ような感覚があれば、この考えは必要ないかもしれません。

*もちろんドアなどの建て付けが悪くなるなどの基本的な生活の保護は必要だと思います。

つまり、そこら辺のアフターフォローなどを考えてハウスメーカーの鉄骨の家と比べて一定ではないという考えから、高い価格(利益)を上げておく必要があると考えられているように思います。

実際に、以前の会社さんでは、10%ぐらいの粗利率の違いが鉄骨と木造でありました。

木造メーカーが高い理由②:施工(大工工事)が鉄骨と比べて沢山ある

こちらも大工費用として少し鉄骨系と比べて期間が長くなりがち…と言っても、最近では殆ど変わらない話でもありますが…

こちらはメリットのデザイン性にかかわる所でもありますが、

木造の住宅は、鉄骨造と比べて、

色々と細かくデザイン指定ができる為、工期も長くなりがちです。

これは、逆に鉄骨住宅では施工出来ないメリットにもなる事がありますが、ここら辺の対応も考えておく必要がありそうです。

木造メーカーが高い理由③:ブランド

こちらは言う事もありません。

単純に広告宣伝費や人件費、展示場経費の事ですが、

ハウスメーカーさんの鉄骨造と比べればの話ですが、

木造メーカーさんの方が、1邸当たりにかかるコストは高いと言われています。

2×4工法のメリットデメリット

ツーバイフォー工法のメリット

メリットに関しては2点、こちらもハウスメーカー内で比べた場合!ですが

  • 1点目が断熱性、気密性が良い事。

鉄骨系や木造軸組と比較してこのツーバイフォー工法(特にツーバイシックス)に関して言えば、ハウスメーカーさんの中ではかなり良い数値が出せるようです。

  • 2点目が揺れにくいと言う事。

壁工法ならではですが、揺れにくさに関して言えば、制震装置付きの鉄骨住宅や木造軸組工法よりも揺れにくい工法になります。

ツーバイフォー工法のデメリット

デメリットに関しては、

  • 価格が高い事
  • プランの自由度が低い事

価格は上でお伝えした通りですが、

是非覚えて頂きたい話として、

ツーバイフォー工法を取り扱うハウスメーカーさんの価格は、一般的なツーバイフォー工法に比べて非常に高いです。

ここら辺の価格設定は、本来の2×4工法のメリットを消してしまっているようにも感じますが、とにかく高いです。

また、プランの自由度は、一番低いのが、この工法の特徴です。

ツーバイフォー工法の説明でお伝えしていますが、ハウスメーカーさんの場合、プランの対応力に関しても、かなり低い為、ある程度事前に調べた上で臨む必要がありそうです。

…でも!!!

輸入住宅系の家づくりを考えるなら2×4工法がデザインしやすいのも特徴です。

…もともと海外から来た構法ですので、そこら辺のデザインは、2×4工法の方が合わせやすいという事も覚えておきたい話です。

ユニット工法の木造

木造ユニット工法(工場生産)は、一条工務店のゼロキューブとセキスイツーユーホームがそれにあたります。

この木造ユニット工法は基本的には、ツーバイフォー工法になりますので、知っておきましょう。

こちらに関しては鉄骨のユニット工法とメリットデメリットが全く同じです。

ユニット工法+ツーバイフォーなので、最もプラン対応力は低いです。

その反面、施工品質や完成時の精度は高いようにも思います。

ハウスメーカー構造のまとめ

時間短縮

  • 軽量鉄骨
  • 鉄骨ユニット工法
  • 木造軸組工法
  • ツーバイフォー工法
  • 木造ユニット工法

の順番にメリットデメリットをお伝えしてきました。

あくまでハウスメーカーの選定方法の入りとして知っておいてもらいたい知識として^^;

今回の記事を踏まえつつ、それぞれの営業マンさんから話を聞いて頂くと、より深い話が出来るようになるのではないかと思っております。

また、今回はあくまで構造を中心として、そのメリットデメリットをお伝えしています。

価格や家のデザイン、施工技術、断熱性などはあくまで、ハウスメーカー内での話ですし、少し違う見方も出来る所があります。

特に家のデザインに関しては、もう少し説明がいるのも確かなので、また別機会でお伝え出来ればと思います。

↓↓↓参考記事はこちら↓↓↓

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参考記事1:高気密高断熱の10個の注意点

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