これからの家づくり 構造・性能

構造って木造が良いの?鉄骨が良いの??

投稿日:2018/02/26 更新日:

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とあるお客様の相談:

『牧原さん、構造って、、、』

鉄骨が良いの?木造が良いの??』

『…あと、この立地状況だと、外からの振動や騒音(線路が近くて)がとっても気になってて…』

『鉄骨メーカーさんは、耐震性能は鉄骨が良いと言うし。』

『木造メーカーさんは、等級は変わらないから変わらないと言われて…』

という相談がありました。

この話はとっても大切なように感じたので、少し皆さまと共有していきたいと思います。

ドット

先ずは耐震性能の基本的な考え方

そもそもの話をしますが、今の時代の家づくりで、2階建てまでの話で、耐震性能は木造が劣る、鉄骨が勝るという事は言えない。

です。

理由としては、

  • 木造がかなり強くなっているから!

が大くあります。

また、家の耐震性能を測る明確な判断基準は、木造でも鉄骨でも、

で判断となります。

それしか公平に測るものはありません。

この耐震等級、今は、最高ランクの等級3を取るのは、鉄骨、木造、両方ともに当たり前のように取れる時代です。

つまり、どちらも良い!という話です^^

因みに、

営業マン:

『弊社は、この構造を採用していて、耐震等級は3以上あります!』

という会話が出てきたりもしますが、【それ以上!】というのは、“言ったもの勝ち”の世界なので、ほどほどに^^;

あくまで、公平に判断する事を考えると、耐震等級3が耐震性能の最高ランクになり、それ以上という話だと判断基準が逆にブレてしまいます。

*例えば、そういった話があっても、実際の家で、最終的には耐震等級2になったりする事もありますので、ここら辺の話は、あまり信憑性もありません^^;

では、これ以外にないのか?

を考えると、

という話は、もう一つの判断基準になりえる!と思います。

耐震等級の詳しい話は、上記リンクを読んで頂ければと思いますが、構造計算をした方が、正確な家の強さを求める事が出来、部材指定なども出来るので、より耐震性能で安心を得ることが出来る。

です。

つまり、

  • 構造計算をした上で、耐震等級3を取る

が耐震を考える時の最も優れた判断とも言えます。

『普通は構造計算しないの??』と思われる方も多いと思いますが、木造(ハウスメーカーさんの軽量鉄骨も含む)の二階建てまでは、通常は構造計算までせずに簡単な耐震の計算で申請をだします。

構造計算の簡易版で、耐震等級は割り出せるのが今の家づくりの仕組みですが、

  • 単純に壁量計算などから耐震等級3を取る

とでは、同じ耐震等級でも安心感は違いますので、この構造計算は、少し意識してもらうと良いかと思います。

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木造か?鉄骨か?で家づくりを考え始めるのはダメ!

という事で、話を戻します。

上記の話からも何となく感じるかもしれませんが、

そもそもの話として、

  • 木造か?鉄骨か?で家づくりをしてはダメ!!

です。

公平な立場から言うと、木造二階建てまでであれば、正直どっちも変わりないので、

  • 1.耐震性能は高いレベルに全体が来ている
  • 2.木造でも耐震等級3は取れて当たり前
  • 3.構造計算をすれば、より正確な強度計算が出来る為、より安心

ぐらいの判断が妥当です。

そして、【構造計算+耐震等級3を取る】は、どの会社さんでも対応はできる状況です。

ドット

家の構造、どうやって決めたら良いの?

では、どのようにして、自分たちの家づくりの構造、耐震性能を考えていけば良いのでしょうか?

はい、先ずは大まかな流れですが、

  • ①.自分たちの納得する間取りを決めた上で
  • ②.耐震性能をどうするか?

を考えます。

この順番を間違えないで下さいね^^;

また、その上で、予算、性能など、色々な要素を含めて、

『こんな提案の家に住みたい!!!』

『でも、耐震は気になる!この間取りだったらどんな構造を採用すれば良いんだろう?』

と決めて行っていきましょう。

ドット

先ずは、素敵な間取りをつくる!

はい、ということで少し例を出して解説をしていきたいと思います。

例えば、

(以前のブログでお伝えした図面)

家のデザイン、窓を変える

こういったコーナーに開口を設けた家づくりの提案が出てきたとします。

提案者:

『このようにすれば、外からの目線を遮りつつ、プライベートな中庭を作れます。』

『これだけ大きくコーナーに窓があれば、家の中もかなり開放感が出てきますよ^^』

というような提案を聞いた時に

お客様:

『これは素敵!!!!』

『こういった間取りがしたいな~』

と感じれば、

この間取りで耐震等級3を取る為に、必要な工法は??

を考える必要があります。

それによって、

  • 予算的に鉄骨はダメ!
  • 木造でも壁が必要な2×4工法はダメ!
  • 木造在来工法でも、金物ピン工法にしないとダメだ!

という選択肢になっていきます。

、、、

はい、こういった話で耐震を考えていく必要があります。

  • 先ずは自分たちがトキメク間取りづくりから考える。

この考えで大丈夫な時代という話です^^

ドット

最初のお客様の質問に答える

話を一番最初に頂いた質問に戻します。

頂いたご質問のように、

  • 『騒音や振動などが気になる』
    →であれば、音の侵入を防ぐ為に、気密・断熱性能にはこだわる必要があります。

気密・断熱性能には音の問題の解消という話も出来るためで、

という事であれば、

  • 断熱材はグラスウールをつかうよりも、
    →発砲系の断熱材。
  • 窓も部分的に、トリプルガラスなどを採用する。
  • 換気は、第一種換気システム。
  • そもそも気密・断熱性を考えるなら、鉄骨は外した方が良いかも…

と言った色々な対策を考える事が出来ます。

はい、是非この流れは覚えていただければと思います。

Rebro at homeからのお知らせ

突然ですが^^;

「Rebroathome」家づくり相談のキャラクターを作りましたので、お披露目です^^笑

キャラクターを作る!は、今年の目標の一つであったのですが(…何を考えてるんだ!と言われそうですが💦)

ようやく出来たので、少しだけご紹介させて下さい^^

KAI君とYUIちゃんです。

KAI君とYUIちゃん

…すみません、まだ実は試作段階ですが💦

また、ご紹介をしていければと思います^^

KAI君とYUIちゃん、よろしくお願い致しますorz

↓↓↓参考記事はこちらから↓↓↓

参考記事1:同じ間取りだけど、耐震等級、A社は2だけど、B社は3

参考記事2:木造二階建てに構造計算は必要??

参考記事3:絶対素敵な家にするvol.1~工務店ファーストであなただけの会社を見つける3つの条件~

ドット

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