これからの家づくり ハウスデザイン

リビングの窓を考える【イラスト付き】

投稿日:2017/12/08 更新日:

リビングの窓01

今回は間取りのデザインの話で、リビングの窓をイラストをつかって、考えてみたいと思います。

また、最後に少しだけですが、

  • ハウスメーカー
  • 工務店
  • 建築家

の違いも合わせてしてみたいと思います。

今回は、リビングの窓をピックアップしていて、それを一つ考えても、色々な会社の違いがあるという事を理解して頂きたいのと、それぞれの会社さんで、対応(価格も含めて)が変わってくる事をお伝え出来ればと思います。

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①.最も多いリビングの窓

という事で、話を進めます。

先ずは、ベーシックな間取りとリビングの窓のパースをご紹介いたしますね。

【↓↓↓一般的なリビングの窓配置(南)↓↓↓】

イラスト①

リビングの窓01

*写真左が平面図、右は立体パース

【解説】:建築会社さんの提案の中でも最も多いリビングの窓配置になります。

  • 窓:1800㎜の幅、2100㎜の高さの窓
  • 窓の配置:両脇に壁(耐力壁)が来るように真ん中に配置
  • 壁:ビニールクロス

になります。

先ずは、上図の間取りとイラストが、ベーシックなリビングの窓の提案になります。

もし、まだ、建築会社さんを周っていない方であれば、“リビングと窓の感覚”として覚えておいて頂くと良いかもしれません。

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②.リビング周りのインテリアを考える。

次に、イラスト①の状態で、契約後のインテリアの打合せになった場合の話もしておきます^^

こちらもベーシックなインテリアの提案になりますが…(すみません、かなり感覚的には古い感じもありつつです^^;)

【↓↓↓よくあるリビング周りのインテリア↓↓↓】

イラスト②

リビング周りのインテリア②

【解説】:この窓配置で良くあるインテリアとして、

  • エコカラットやタイルなどを貼る
  • テレビボードの造作

などがインテリアとしては、一般的な提案、、、?、、、かと思います。

すみません、最近の大手メーカーのインテリア提案を全て把握していませんので、もしかすると、ちょっと古い感じかもですが、ご容赦下さい…^^;

そして絵のようなインテリアを考えると、

  • 価格UPが10~50万円ぐらい出てきます。

【知識:A,B,Cの会社による価格UPの違い】―――

この価格UPの違いを見てみると

【イラスト①→イラスト②の価格UP】

  • A社:タイル費用8万円、テレビボード費用…無料?
  • B社:タイル費用10万円、テレビボード費用30万円
  • C社:タイル費用15万円、テレビボード費用20万円

という違いが会社さんによって出てきます。

A社さんはテレビボードの造作が無料。

これは、大工さんが造作でパパっと作れる内容のテレビボードであれば、殆ど費用もかけずに(かかっても材料費用で3万円ぐらい??)出来る会社さんもあります。

B社さんやC社さんのように、普通にいけば、20~30万円程度の費用になってくるかと思います。

*中には、その建築会社さんの利益がのって、40~50万円ぐらいの造作費用がかかる会社も、、、、

―――――

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③.リビングの窓を大きくして、もっと開放的に

はい、話を戻しますが、次に、『リビングは明るく開放的にしたい!』というご要望も多いかと思いますので、もう少しリビングの窓を大きくしたものを考えてみましょう。

少しテンポよく話をしていきますね。

【↓↓↓リビングの窓を大きくする(南)↓↓↓】

イラスト③

リビングの窓③

はい、イラスト①の図面から、窓を、左右に45㎝づつ大きくしました。

【解説】:例えば、イラスト①からお客様の要望として、『窓を大きくしたい!』となれば、先ず、こういった提案になってきます。

  • 窓:2700㎜の幅、2100㎜の高さの窓
  • 窓の配置:両脇に壁(耐力壁)が来るように真ん中に配置
  • 壁:ビニールクロス

ですね。

イラスト①→③であれば、殆ど、どこの会社も対応できますし、会社さんによる価格の違いは、窓の価格差になってきますので、1~5万円前後かと思います。(窓の断熱仕様によります。)

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④.リビングの窓の取り方とちょっとした工夫

次に、もう少しデザイン的な要素を入れて考えてみたいと思います。

ここら辺から、対応できない会社さんが出てきたりもしますので、意識していただければと思います。

窓配置を考えた時に、同じ2700幅の窓をつかったとしても、こういった感じでも出来ます。

【↓↓↓リビングの窓配置(南)の色々↓↓↓】

イラスト④

リビングの窓④

【解説】:同じ平面図でも、3つの窓の配置パターン

  • 窓:2700㎜の幅
  • 窓の配置:両脇に壁(耐力壁)が来るように真ん中に配置

例えば、

同じ窓配置だったとしても

  • 天井までの窓をつかう(高さ:2400㎜)
  • 真ん中に窓配置をして、ステップを設ける
  • 天井を下げて工夫する

などが出来ますね。

こういった対応に関しては、出来ない会社さんも少ないですが、出てきてしまいますし、価格の対応も違ってくる場合が多いです。

ここら辺の詳しい解説は、以前のブログ(家のデザインを考える:価格UPの応用編)でしましたので、ご参考下さい。

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⑤.もっとコダワる!!

さて、これで終わりか?というとまだまだ考える事が出来るのが、家づくりの面白さです。

『…家づくりって、もっともっと、こだわっても良いんじゃない!?』

と思って頂ければな~という感覚で、イラストを書いてますが、リビングの窓配置、インテリアを考えて、一例を…あくまで一例ですがご紹介いたします。

【↓↓↓リビングの窓やインテリアにコダワル↓↓↓】

イラスト⑤

リビングの窓とインテリア⑤

【解説】

  • 窓:2700㎜の幅、2400㎜の高さの窓
  • 窓の配置:どちらかに窓を寄せる
  • 周りの壁の仕上げ方:壁一面をタイルにして、外と繋げる
  • テレビ:壁掛けを考えてみる

こういった事も考えられます。

このような家に実際に行くと、『わ~、素敵!』となる事は想像して頂けるかと思います^^

ただし、こういった提案は、出来る会社さんと出来ない会社さんが完全に分かれてきます。

最後に、こういった提案ができる会社の3つの条件をお伝えしておきますので、建築会社回りの際に、質問して頂くと面白いかいと思います。

こういった提案が出来る会社の3つの条件

  • 1.構造計算をしている会社か?
  • 2.窓を特注で頼める会社か?
  • 3.センスのある提案者さんか?

の三つです。

是非意識して頂ければと思います。

*ここの詳しい解説は、以前のブログ(家のデザインを考える:価格UPの応用編)でしましたので、ご参考下さい。

今回の話は、リビングの窓を一つ+インテリアの提案考えただけの、(しかもインテリアはあくまで一例としてですが、)ものになります。

  • これまで、イラスト③止まりだった方、
    『家づくりでリビングの窓の大きさはどうしようっか?』
    だけ考えて、そこで考えをストップさせてしまう方もいらっしゃるかと思いました。

“注文住宅=自由に家をつくる事”の楽しさを事前に知って、意識して契約前のタイミングから打合せに参加して頂くと、家づくりがより面白くなるかな?と思っていたりします。

勿論、このイラストで言えば、先回のブログ記事でお伝えしたような、

“カーテンを開けた生活”

が前提になったりしますので、そもそもこういった提案に行く前の段階で検討も必要かとも思います。

先回の記事:リビングの大きな窓…でもカーテンは閉めっぱなしに…

リビングの窓とインテリア⑤

価格UPの違いは!!?

最後の最後に、価格の話もしておきますので、参考にして下さい^^

イラスト⑤のような内装を考える際、ここはあくまでイメージになりますが、価格UPの幅が会社によってかなり違ってきます。

【イラスト①→イラスト⑤への変更】

  • A社:窓とタイルの素材の価格UPで30万円UP
  • B社:構造計算、細かい大工さんの手間賃を考えて、100万円ぐらいのUP
  • C社:そもそも近い感じは出来るけど…、弊社では対応できません。

という3つのタイプの会社さん出てきます。

会社の対応力や提案力、現場施工能力などの様々な要因が重なって、上記のような価格の違いが出てきます。

その為、例えば、今回のようなイラストの違いを知っておいて頂ければ、

お客様『リビングの窓を、端に寄せる事って出来る?』

お客様『本当に端まで寄せる事って出来る?』『いくらぐらいUPになる?』

と事前に聞いて頂く事で、その判断をしてもらえるのではないか?と思います。

今回出したインテリアが好き、嫌いの前提はおいておいてくださいね^^;

また、家の断熱性能などもしっかりと検討して頂ければと思いますし、デザインに拘れる会社さんとの家づくりの打合せは“とっても楽しい”ものにることが多いので、是非、デザインにもこだわっていただければと思います。

↓↓↓参考記事はこちら↓↓↓

関連記事01:その間取り、トキメク間取りになってます?

関連記事02:木造ラーメン構法(工法)徹底比較

関連記事03:家のデザインを考える!価格UPの応用編

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  1. […] 以前、リビングの窓を考える【イラスト付き】という記事と同じシリーズです。 […]

  2. […] 関連記事02:リビングの窓を考える【イラスト付き】 […]

  3. […] 上記の先生の言葉でもわかりますし、例えば、先回の記事(リビングデザイン)で書いたような話です。(先回のブログ:リビングの窓を考える【イラスト付き】) […]

  4. […] 2.リビングの窓を考える【イラスト付き】 […]

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