少し前に、中古マンションのリノベーションの極意というのを書かせて頂きましたが、今回は、中古住宅に関する話をしてみたいと思います。
私は、不動産屋さんでもないですし、リノベーションの専門家ではありませんが、色々なタイプの不動産屋さんやリフォーム業者さんとお付き合いしていますし、中古住宅購入に関する書籍も何冊か読んでおります。
また、一戸建てというくくりで言えば、新築と変わらない内容も多くあるかと思いますので、参考にして頂ける所もあるかと思っております。
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中古住宅は、個人的には一番掘り出し物が見つかり易いジャンルだとも思いますので、少し記事としてまとめておきたいと思います。
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目次
中古住宅のメリットデメリットは??
先ずは、全体像を把握する為にも、中古住宅のメリットデメリットを簡単にまとめてみたいと思います。
メリットとしては、
- 資産価値を残しやすい。
- 新築を購入するよりも、安く住居を手に入れる事が出来る。
- 掘り出し物が見つかり易い。
の3つかと思います。
デメリットとしては、
- 家の耐久性や断熱性、保証などが心配
- 希望する条件に合う家が見つかりにくい
- リフォーム費用を考えると、意外と割高な買い物になる事も
などがデメリットとして上げられると思います。
今回は、上記であげた3つのメリット、デメリットの中で、
掘り出し物をどのように見つけるか
を中心に話をしてみたいと思います。
なぜ中古住宅は掘り出し物が見つかり易いのか??
そこで、先ずは、中古住宅で掘り出し物が見つかり易い理由を考えてみたいと思います。
理由としては、簡単で
中古住宅の上物の価値は、築年数だけで決まっている!
からです。
- 新築時、3000万円かけて建てた家でも、
- 新築時、1000万円で建てた家でも、
木造であれば、築年数が20年強も経っていれば、殆ど価値がゼロとして計算されてしまう為です。
勿論、物件の中には大手ハウスメーカーさんの家という事で、多少のプレミアがつく事はありますが、基本的な不動産業界の考え方としては、
築年数がどれぐらい経っているのか?
で、販売価格を査定します。
…これだけ読んで頂いただけでも、中古戸建で掘出物件が見つかり易い理由になるかと思いますが、
その他にも、
例えば、同じ築20年で、新築時に3000万円をかけて建てた家としても、
- 傷みづらい家づくりとなっているか?
- メンテナンスはどのような経緯があったのか?
などを見て頂く事で、実は家の耐久性の違いがかなり出てきます。
例えば、
- 外壁の塗替えを2回している築20年の家
- 全く外壁のメンテナンスをしていない築20年の家
の違いを考えて頂ければ解り易いかと思います。
逆に、中古マンションなどは、修繕積立やリフォーム計画などがある程度しっかりしていますので、あまり考える必要はないのですが…勿論、マンションでも、その組合の方針やお金のかけ方で多少の幅はありますが、住宅ほどの個人差が出ない事も一つです。
…逆の話をすれば、新築を検討する際には、
- プレミアを付ける事ができるようにする
- 傷みずらい家づくりをする
がポイントになってきそうですね^^
掘り出し物の中古住宅見つける為には
話を戻しますが、上記の話をまとめて考えると、中古住宅で掘出物件を見付ける為には、
家の価値を正確に見抜く
が最も重要になってきます。
そういった所を見抜く事が出来れば、掘り出し物を見つける事ができる!
とも言えます。
上記の話からすれば、必然的に、建築関係の方の意見を聞く事!
という事にもなってきますが、例えば、もともと住宅業界にいた不動産屋さんに聞く事も一つです。
*出来れば、しがらみのない建築関係者(構造などが見れる人)と一緒に建物を見に行ってもらう事が良いです。
不動産業界は、上記でもお伝えした通り、基本的に建物の価値を築年数のみでしか判断しませんので…それしか明確な判断基準がないとも言えますが。
- 気になる物件があった
↓ - 専門家に資料で先ずは意見を聞いてみる
↓ - よさそうであれば、実際に一緒に着いてきてもらう
この流れが出来ると、掘り出し物が見つかりやすいように思います。
勿論、ほとんどの場合、無料でついて来てくれる方もいないと思いますので、“リフォームを依頼する”を前提として声かけが必要な事も多いかもしれませんが、
- 技術力のある工務店さん
- デザイン力の高い(家づくりの考え方がしっかりしている)建築家さん
等にお願いして(報酬なども話合って)協力を促す事も一つかと思います。
…
これからの家づくりは中古住宅も検討すべき!?
今回、この中古住宅の話をする理由がもう一つあります。
それが、実は、昔と比べて、
- 中古住宅自体が多く出回ってきている事(出回ってきそうな時代)
*空き家率が年々増加している事 - 新築を考えると、建築条件付きや建売住宅の割合が多くなっている事
*多くの建築会社さんがこの考えにシフトしてきています。
などの理由から、
昔よりも、“新築だから!納得のいく家づくり”が叶いづらい状況になってきている、(…今後、よりなっていく、)ように思います。
また今の時代であれば、DIYなどを上手く使えば、内装などを綺麗にする事も比較的安価で取り組みやすい時代になってきているように思います。
そういった時代だからこそ、
中古住宅も一つの選択肢として検討して頂く事も一つかと思っております。
このブログを読んで頂ければ解りますが、そもそも築20年前後の中古物件であれば、土地を買う感覚で、資産価値としても残しやすいのは確かです。
そういった意味で検討して頂いても良いかもしれません。
中古戸建は時間がかかる
因みに、中古戸建の購入を考える場合、ある程度の時間的なゆとりが必要なようにも思います。
- 周辺環境や近隣住民の状況
- 上記であげた物件ごとの違い
等を検討する事は、新築を考えるよりも時間も労力もかかると思いますし、ブログでお伝えしているような条件の物件がすぐに見つかる事もないかとは思います。
そこは、意識して、
- どういった家づくりをして行きたいか?
- 物件探しをしていくか?
をして行って頂ければと思います。
↓↓↓参考記事はこちら↓↓↓
参考記事1:中古住宅を考えるべき3つの理由
参考記事2:家の売却査定前に自分で査定してみる
参考記事3:土地にお金をかける?それとも家にお金をかける?
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間取りの記事:家の契約前後、本格的な間取り検討は大丈夫??
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