今回は、価格、面積、考え方、家づくりの統計データをご紹介していきたいと思います。
住宅金融支援機構さんの統計データで、直近の3年間のデータを元にデータの推移などを見ていきたいと思います。
元データの情報はこちら(参考資料:住宅金融支援機構HP、統計データ)
- 平均価格
- 平均床面積
- 家づくりで重視するポイント
- 2016年は買い時か??
などのデータのご紹介をしていきたいと思います。
…
目次
住宅価格は増加、床面積は減少
先ずは、こちらのデータのご紹介です。
住宅金融支援機構のフラット利用者の平均値という事もある為、住宅ローンを組まなった方や、民間の住宅ローンを組まれた方のデータは入っておりませんが、それでも、調査数としては、3万5千件ぐらいの平均値になりますので、ある程度偏りのないデータになっているように思います。
平均床面積は年々、減少傾向
2014年度の平均価格になりますが、
- 注文住宅(対前年)
2012年:133.6㎡
2013年:132.9㎡(▲0.7㎡)
→2014年は、130.8㎡(▲2.1㎡) - 土地付き注文住宅
2012年:114.1㎡
2013年:114.1㎡
→2014年は113.3㎡(▲0.8㎡)
一方で、
- マンション
2012年:71.3㎡
2013年:71.7㎡(+0.4㎡)
2014年は、昨年と同じ
という数値になっています。
マンションはどちらかと言うと、面積は増加傾向にありつつも、一戸建ては、年々減少傾向にあるようです。
全体的な、床面積の減少傾向は、国土交通省の建築着工統計データを見ても、平成6年をピークに2015年まで続いており、よりシンプルな家づくりの傾向となっているように思います。
…
平均購入価格はどれも年々増加傾向!
- 注文住宅(対前年)
2012年:2968万円
2013年:3015万円(+47万円)
→2014年:3109万円(+94万円) - 土地付き注文住宅
2012年:3562万円
2013年:3673万円(+111万円)
→2014年:3743万円(+70万円) - マンション
2012年:3758万円
2013年:3862万円(+104万円)
→2014年:3968万円(+106万円)
床面積が年々減少傾向にある一方で、
建築費に関しては、逆に上昇傾向が続いている事を考え、
様々な価格上昇要因があるとは思いますが、物価上昇がハイペースで上がっているようにも感じます。
以前、年5%ぐらいづつはともお伝えしましたが、今でも、それぐらいのペースとなっているかもしれません。
*2015年のデータはまだ無かったので、現状の細かい数値は解りませんが、イメージとしては、同じ程度の価格UPがあるようにも感じています。
今、家づくりは買い時か??
という事で、気になるのが、いつ家づくりをするのが良いのか??ですが、
買い時を考える時の要素は、色々とあると思いますが、
あえて、物差しを一つにするとしたら、“価格的な判断”が一番解り易いようにも思います。
そう考えると、上の価格の図を考えれば、当然に早いに越したことはないようにも思います。
一方で、価格的な要素の大きなポイントとして、
“住宅ローンの金利”
も忘れてはいけません。
ここら辺は、専門家(FP:ファイナンシャルプランナー)の統計データ(50人ほど)をみると、
2016年は2015年よりも、買い時!
と判断される専門家が多く、建築価格の高沸といった要素よりも、住宅ローン金利の減少というのが一番大きなポイントとなっているようです。
買い時の判断要因として
- 1位:住宅ローン金利の低下(100%)
- 2位:消費税増税前の駆け込み(51.4%)
- 3位:すまい給付金や住宅ローン減税など(42.9%)
の上位3位が最も多くの回答を出している中で、住宅ローン金利に関しては、どの専門家も皆、買い時の判断材料として見ている事が言えるようです。
逆に、買い時ではない判断要因として
- 1位:住宅価格の高沸(84.7%)
- 2位:景気の先行き不透明感(71.4%)
- 3位:その他(28.6%)
となっており、具体的な買い時ではない要素として、建物の価格の高沸があげられていますね。
*参照:住宅金融支援機構HP
家づくりのニーズの変化
次に、一般消費者から見た家づくりに関して
住宅業者選びで重視するポイントは??
のデータを見ていきましょう!
となっており、平成27年よりも重要視されているのが、立地と住宅価格や手数料といったデータとなっております。
全体的にみて、今年は価格的な要素が大きいとも言えますが…
特に立地に関しては、建築業界全体で、良い土地が買えていない(建売住宅用の土地や建築条件付きの土地、マンション用地など)と言われており、土地の仕入れが生命線と言われている会社さんの業績の見込みはそこまで良くないようです。
ここからは、少し憶測となってしまいますが、
家の性能やデザイン性の建築業界の全体的なボトムUPが出来てきているようにも思いますので、意識として立地重視にもなってきているようにも思います。
過去の統計データの記事を参考にして頂ければ解りますが、H26年度のデータと今回のH27、H28年のデータの相違が意外とありますので、そういった変化も見て頂くと面白いかと思います。
*住宅の統計データをまとめてチェックPart2
建物の性能に対しての考え方
こちらも先ずは、データを見て頂ければと思いますが(参照:住宅金融支援機構)
家づくりにおいて、もっとも重視される建物の性能の中身は??
と言うと、
となっており、省エネルギー性よりも、高耐久性や耐震性を求める方が多いという結果となっております。
逆に、調査対象を一般消費者から、建築会社さんにすると、
- 1位:省エネルギー性(92%)
- 2位:耐震性(49.6%)
- 3位:高耐久性(43.8%)
となっている事からもわかりますが、ハウスメーカーさんも工務店さんも、ZEHや2020年に向けた省エネ基準に合わせて、家の省エネ性能のUPが課題とされていて、そういった意識も高いように思います。
まとめ
- 家づくりを考える一般消費者のニーズの変化
- 市場の変化
- 建築会社として考えの変化
などは、家づくりをする上で、予め知っておきたい項目かとも思います。
↓↓↓参考記事はこちら↓↓↓
参考記事1:統計データをチェック01
参考記事2:統計データをチェック02
参考記事3:統計データをチェック03
…
【絶対!素敵な“家”にする!vol2】-間取り-
↓↓↓【電子書籍vol.01】も好評発売中^^↓↓↓
—
↓↓↓【理想がみつかる!】家づくり無料相談はこちらから↓↓↓
*気軽にお問合わせください^^
[…] 前の記事:価格、面積、考え方、家づくりの統計データ […]
[…] 参考記事3:価格、面積、考え方、家づくりの統計データ […]