これからの家づくり 家づくりの注意点

欠陥住宅を無くすための3つの注意点

投稿日:2016/01/27 更新日:

Rebroathome03

せっかく高いお金を出して家づくりをしたとしても、それが欠陥住宅だったら!

を考えると、怖くて、家づくりを進めれない、と思う方もいると思います。

その時に、

欠陥住宅を無くす為にはどうすれば良いのか??

を少しでも知っておくことが大切だと思います。

家のつくり方を考えてみると、

  • 一部のハウスメーカーさんのように、工場生産率80%の家をつくる会社さんもあります。
  • 建築家さんに家づくりをお願いすることで解消できることもあります。
    *建築家さんが施工監理を行うため、第三者チェックとして機能するため

というやり方もありますので、

そういった会社さんを選ぶのも欠陥住宅を無くすために出来る事でもあります。

ただ、その一方で、

  • 工場生産80%の家=規格型の形にはまった家
  • 建築家さんの家=デザイン性を追求してしまう家

などになることも考えられます。

長期優良住宅=高品質な家??

例えば、

長期優良住宅を取れれば高品質。

と思われる方もいるかもしれません。

*長期優良住宅をとるためには、細かい部材指定がありますので、そういった事から上記の話が言えない訳でもないかと思います。

ですが、今の家づくり、建築業界は、ローコスト系の建売現場でも簡単に長期優良住宅の申請をとれるようになってきていることもあり。

大雑把な話をすれば、“どこでもとれる!”という話にもなってきますので、これだけでは、大丈夫とは言えない話です。

はい、

欠陥住宅を無くすためには、

  • 部材の指定
  • 現場の施工品質

が大切です。

今回の記事は、こういった欠陥住宅を無くすため、高い施工品質をまもって建築会社さんに建ててもらう為には???

という話をしていきたいと思います。

欠陥住宅を無くす

欠陥住宅を無くすための3つのポイント

欠陥住宅を無くすために、現場の施工品質を高める為には??

を考えた時に、何が重要か??ですが、一般的な話をするのであれば、

  • 施工時期
  • 大工さんに支払う賃金
  • 大工さんの腕

が重要になってきます。

ですが、

例えばこの3つは、

一般の方が判断するのが難しかったりします。

ということで、上記は少しおいておいて、この記事では、一般の方でも判断できる3つのポイントを解説してみたいと思います。

ポイント①:つかう部材を少なくし、施工を単純化する

先ず、冒頭でもお伝えしましたが、家づくりは工場でつくって持ってくるようなものではありません。

*一部のハウスメーカーさんは、工場生産化率80%以上として(ユニット工法)家づくりを一般ユーザーに提供している会社さんもあります。

一般的には、大手ハウスメーカーさんでも、地元の工務店さんでも

  • 木材(鉄骨)のプレカット
  • 各種製品の製造

を除いて、現地で家を組み立てていく事になります。

また、全ての品質を左右すると言われる基礎工事も現地での作業です。

因みにですが、今の家づくり状況は、ハウスメーカーさんでも工務店さんでもそこまで工事工程は変わりません。

となると、

大前提の話として、

欠陥住宅を無くす為にを考えると

  • つかう部材を少なくする!(種類を増やさない)
  • 組み立て方を単純化する!

という二つをして、欠陥が出にくい状況を考えてもらう必要があるのです。

つかう部材を少なくするは、例えば、【標準仕様】という言葉で当てはまめる事が出来ます。

カタログの中で、その会社が慣れた部材だけで家をつくるというのは、施工者さん(現場の大工さん)としても、現場での扱い方が慣れていくという話ですね。

施工の単純化を考える!!

組み立て方を単純化する!

に関しては、例えば、

木造住宅において話をすれば、

在来工法(手刻み):大工さんが一本の柱から継ぎ手を掘っていくような工法

プレカット工法:今まで職人さんがやっていた継ぎ手を掘っていく作業を工場で家に合わせてカットしていく工法です。

金物工法:つなぎ目を金物にする事で、木材のプレカットをより簡略化でき、さらに材木の欠損も少なくなる工法

ラーメン工法:金物工法の進化版で、単純な話をすれば、金物工法よりも、使う木材を大きくし、柱や梁の数を少なくする工法です。*ラーメン構法(高層ビルなどでよくみられる柱と梁だけの工法)で家づくりをする。

といった順番で

木材の単純化を測ることも可能です。こうすることで、現場の腕に左右されない品質の安定した家づくりがし易くなっていきます。

*在来工法→ラーメン構法に変えていくにしたがって、予算は少しづつ上がっていくのが一般的です。

ポイント②:施工期間に比例する

この話も単純です。

つまり、同じ家を同じ部材を使って作るとして、施工期間を2ヶ月で仕上げるか?4ヶ月で仕上げるか?

では、

欠陥住宅として起こりやすいのは、短期間で家をつくる方。という話です。

と言っても、

一般の家づくりにおいて考えれば、

“長ければ長い方が良い!という話ではありません。”

基礎着工から家の複雑さを考えても、長くて8ヶ月ぐらいが最長の期間と考えて頂ければと思っております。

一般的な家づくりであれば、基礎着工から4~6ヶ月もあれば、十分な施工期間と言えるので、それ以上に延ばす施工期間は逆に要注意でもあります。

最近では、

かなりの短工期…

例えば、

基礎着工から2ヶ月~2.5カ月ぐらいで仕上げてしまう家づくりもあります。

こちらは、

よほどの工事の単純化と標準仕様化を行っている

  • ハウスメーカーさん
  • フランチャイズ系の会社さん

以外は、

単純に人件費の削減の為の施工期間ともいえる話かもしれませんので、注意して頂ければと思ったりする項目になります。*当然ながらハウスメーカーさんでも注意が必要で、意外と大手ハウスメーカーさんで建てた方の完成後のクレームもあったりします。

“家は壁をめくってみないと解らない!!”

と昔から言われているように、重要なのは、表面の綺麗さというよりも、壁の中で、出来上がってしまったら、表面的には解らない事も多いという事ですね。

これが短工期だと、

  • 在るべき場所に部材があるか??
  • 手抜のまま壁が閉じられてしまっていないか??

などの注意が必要なんです。

また、短工期の場合は、

  • 熟練した職人さんを使っているか?
  • 施工管理者が非常に優秀か?

もポイントで、短工期でも高い品質でつくられる事もありますので、知識としてだけ、覚えて頂くと良いかと思っております。

第三者のチェックを入れる!

ポイント③:第三者評価

最後は、第三者評価を入れる事で欠陥を事前に防ぐです。

通常の家づくりは、

現場の職人さん(下請け業者さん)を建築会社(元請け)さんが管理します。

施工監理者さんの管理能力が家づくりの品質においては、重要になってくる

と言われていますが、ここら辺の判断は、はっきり言えば、一般のお客様には判断しかねる部分になるかと思います。

その為、

“本当にしっかりと施工してくれているか?欠陥はないかどうか??”

をチェックしようと思った際は、中立な第三者機関を入れて頂く必要があるようにも思います。

第三者機関の定義の中には、建築家さんも入っていますので、建築家と家を建てるという選択肢もありかもしれません。

建築家さんに依頼することで、その設計費用として、通常は家の総額の10%前後の設計費用が発生します。

高いな~と思って選択肢として除外される方もいるかとも思いますが、その10%の設計費用の中には、図面を書くだけではなく、図面通りに施工されているかの第三者の現場チェックをする現場監理業務が入っています。

品質の高い家づくりを考える場合は重要な話となってくるかと思います。

因みに、

第三者機関さんがチェックする項目は、かなり細かくあり、品質が守られる確率は大きく上がりますので、検討して頂くべき項目かもしれません。

*もちろん、その会社さんによって、検査、チェック項目は変わりますが。

因みに少しだけ余談ですが、

建築家さんに関しては、

  • 提案の為の設計だけ
  • 申請図面の設計だけ
  • 現場監理だけ

する!

という方もいますので、最後にご注意を^^;

まとめ

色々な要素が考えられる

“家づくりにおいて、欠陥を無くす。高い品質で家を建てる”

ですが、

  • つかう部材を少なくし、施工を単純化させる
  • 施工期間を考える
  • 第三者チェックを入れる

以上の3つを考えて頂くと、自分たちでもある程度、取捨選択できるようになりますので、是非覚えて頂ければと思っております。

但し、今回の話は、家のデザイン性や価格面に関しては、話として出しておりませんので、そこら辺の考慮も必要だったりしますね。

標準仕様のある会社さんで、標準外の工事ばっかりするのは、

  • 費用
  • 施工品質
  • デザイン性まで

微妙な家づくりになってしまう可能性は十分にありますので、ご注意頂き、あくまで、欠陥住宅を無くす為には!!というくくりでの話とご理解頂ければ幸いです。

↓↓↓参考記事はこちら↓↓↓

参考記事1:地震に強い家を建てる~1回目:色々な工法~

参考記事2:木造ラーメン工法徹底比較

参考記事3:ハウスメーカーさんの工期が気になる点

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