今年も最後の記事となりました。
皆さまは、2016年から家づくりを開始する準備は出来ましたでしょうか。
すみません、先回の記事:お金の不安を解決しよう!みんなどれぐらのお金をかけてる?
でお金の話を二回の記事で書いていきますと言いつつ、恐らく年始も続けて話を書いて行くかもしれませんが、お許し下さいね…^^;スミマセン
書いてると、あれもこれもと…
目次
家づくりに必要なお金…自己資金はいくら必要??
はい、という事で今回は、自己資金はいくら必要??
という疑問に対しての記事です。
自己資金ですが…、当然ながら、多くあった方が良いです。
インターネット等で、検索してもらうと解りますが、
自己資金は2割~3割は必要だ!
と書いてある事が多いです。
で、これはその通りだとは思いますが、もう少し厳密的な言い方をすれば、それぐらいの自己資金があるのが理想的という言い方が良いかもしれません。
今は、自己資金ゼロで家を建てる!などもある為です。
では何故?
自己資金が2~3割あると理想的なのでしょうか?
今回は、そういった話をしていければと思ってます。
…
自己資金として支払う必要がある!?3個の事項
漠然と2~3割の自己資金があると良い!
と言っても、
何となく…、
別になくても大丈夫な会社さんもあるんだから!
となるかと思いますので、
ここで、
家づくりにおいての自己資金の使い方で、具体的にどのようなものがあるか?
を共有していければと思っております。
家の請負契約に必要な手付金
建築会社さんとの請負契約時に手付金として自己資金で支払う必要があります。
多くの場合、
- 手付金(自己資金)
- 残りの費用(住宅ローン)
とする方が多いですね。
一般的に、請負金額の1割ぐらいが、手付金として妥当な額と言われています。
…はい、言われているのですが、
例えば、手付金の話で言えば、1割を切っても、100万円でも大丈夫な会社さんもありますし、建築会社さんによっては、30万円でも、契約時の手付金としてもらえる会社さんもあります。
なので、手付金で全てのお金を入れるのではなく、あくまで、建築会社さんとの打合せの上で、支払っていただければと思います。
家の諸費用に必要なお金
家の諸費用とは、
例えば、
- 銀行さんに支払う事務手数料
- 司法書士に支払う報酬
- 家電製品を買う為の費用
- 家具を買う為の費用
等などで、
特に、
家具や家電などは、自己資金で支払う方が良い場合も多いですね。
エアコンや照明・カーテンなどは、建築会社さん経由で買う事も出来ますが、
家電量販店やその他で買った方がお値打ちに買える事も多い為ですね。
*建築会社さん経由で買う場合は、住宅ローンに組み込める費用にもなります。
…
分離発注をする場合、それぞれの業者さんにキャッシュで払う必要がある
例えば、
解体業者さんを分離発注をする場合は、その業者さんに、着手金や解体完了後1週間ぐらいを目安に残金を自己資金で支払う必要があります。
外構の分離発注に関しても同じですし、
その他の業務を分離発注する場合も、基本的には、それぞれの業者さんにそれぞれのタイミングでお金を支払う必要が出てきます。
現在の状況で言うと、
分離発注の為のローンというのも当然ながらありますが、住宅ローンのような低金利ではない場合も多いかったり、長期間の返済では無い為、ここら辺は、出来れば自己資金でお支払い出来るような段取りがあると良いかと思います。
因みに、外構費用や解体費用などは、
そもそもかかる金額が意外と大きくなる為、
200万円とか300万円とか…
予め“どれぐらいの費用がかかるのか??”
は、算段しておけるといいですね。
自己資金が無い場合は、住宅ローンに組み込む必要も出てくる為、分離発注がしにくかったりします。
…出来ない訳ではないと思いますが、しづらいという表現になります。
土地購入が伴う場合、そちらでも自己資金は必要
はい、それ以外にも、例えば、土地購入が伴う場合は、
土地購入の為の手付金が必要です。
土地の場合は、手付金は解約手付けという意味が非常に強くある為、手付額に関しては、売主さんとの話合いの元で、双方の納得の上の話となりますが、
出来れば、1割ぐらいの手付金があるとより良いかと思います。
まとめ
土地購入に関しての話は、除いたとしても、上記の3つの項目などで、自己資金を上手く分配して行って頂くと良いように思います。
勿論、逆に自己資金でなくても、銀行さんの方で、諸費用ローンなど、本体価格以外の住宅ローンという商品もあります。
*金利や返済年数などのチェックは必要ですね。
具体的な配分は、専門家さんや建築会社さんと相談して頂ければと思っております。
車のローンがあって、住宅ローンが借りれない!??
少しコラム的な話を、住宅ローンの話を最後にご紹介させて頂ければと思っておりますが、
住宅ローンは、
“仮診査→ローン契約”
という手順で進んで行きます。
その際、
“仮診査”に関しては、何社でも同時に出来ますので、覚えておいて頂ければと思います。
で、
この“仮診査”のタイミングで、銀行からNGを貰う事も出てきます。
理由は様々ですが、その一つに
現在の車のローンがある為に、住宅ローンが通らない!
という事も出てきます。
これは返済比率の問題です。
返済比率とは、
返済比率 = 一年間で支払う住宅ローンの合計 ÷ 年収
です。
例えば、
Aさんは、年収500万円で、3000万円(元利均等)の住宅ローンを35年、金利1%で借りるとします。
結果としては、年間の返済額は102万円弱になり、(月々の返済額:84,686円×12ヶ月)
返済比率は、
102万円÷500万円で20%強となる計算ですね。
返済比率の上限は各銀行さんが決めていていますが、多くの場合は
- 年収300万円未満の方は、30%以下
- 年収300万円以上~500万円未満の方は、35%
- 年収500万円以上の方は、40%
ぐらいの感覚で取り決めがとなっています。
細かい%は、各銀行さんのHPを見て頂ければ、
“○○銀行 住宅ローン 返済比率”
などで検索して頂ければ出てくるかと思います。
はい、話を車のローンに戻しますが、
例えば、
“車のローンが毎月3万円”あった場合で、
そこに“住宅ローンが月々の7万円”の返済だったとします。
そうすると、一時的に、返済金額が10万円となります。
この10万円で、返済比率が限界を超えてしまい銀行さんからNGとなる事があるという事ですね。
こうした場合は、車のローンを返しちゃう事で、借り入れが出来る事も出てきます。
因みに、上記のような返済比率の問題以外で、
住宅ローン審査がダメだった場合、
NGが出てくる場合、
その方の信用情報にひっかかっている場合も出てきます。
ここら辺は、CIC等のサイト(http://www.cic.co.jp/)で、自分の信用情報を調べてみる事も必要かもしれませんので、覚えておいて頂ければと思っております。
…
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*私の年末年始は、家族で一泊旅行や、妻の実家に行ったりしつつ、今年もどこかのハウジングセンターに行けたらいいな~と思ってます…パソコンは常備してるので、仕事はしてると思いますが…^^;
今年最後の記事という事で、少し多めに話をしてしまいました。
2015年、この家づくり教室ブログを読んで頂いた方、様々なご意見やご感想を頂いた方、実際にご相談頂いた方、また、文句を言いたいけどぐっとこらえて読んで頂いた方、お付き合い頂きありがとうございました。
2016年も引き続き、家づくり教室ブログは書いていくつもりですし、お役に立てるような情報提供をしていければと思っております。
また、家づくりに関するご意見やご質問などありましたら、お待ちしておりますね。
それでは、皆さま良いお年を!
参考記事1:そろそろ一度、家づくりと消費税増税の話を
参考記事2:家を買う時、必ずすべきお金の相談
参考記事3:お金の不安を解決しよう!!みんな家にどれぐらいのお金をかけたの??
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